うだるような暑さ到来です

taittl 容赦なく太陽が照りつけ、大地からは陽炎がユラユラと立ちのぼり、うだるような暑さが続くころです。つまり、1年間の中かでも最も気温が上がり暑くなる時期なのです。軒下に風鈴を下げて涼を感じ、窓に葦簀をかけて日差しを避けたりして、自然の中に涼を求めようとします。それが大暑です。「大暑」は次の「立秋」までの間の7月23日から8月6日頃までの期間です。

skehai kehai 夕立:昼間の強い日差しで積乱雲が発生し、午後から夕方にかけて雷を伴った大雨を降らせます。打ち水をしたように気温も下がり過ごしやすい夜を迎えられます。

■七十二候の候の区分

ssyokou syokou 桐始結花(きり、はじめてはなをむすぶ) 7月7日から11日頃まで。 桐が天に向かって花を咲かせ、卵形の実をつけるころ。
sjikous jikou 土潤溽暑(つち、うるおうてむしあつし) 7月12日から17日頃まで。 熱気がまとわりつき、蒸し暑さが増すころ。草木は太陽の光を浴びて、濃い緑に色づくころ。
smatukou makkou 大雨時行(たいう、ときどきにふる) 7月18日から8月6日頃まで。 夏は時に激しい雨が降ってくる。入道雲が湧き上がると夕立のサイン。暑さが流され、ひと時の清涼をもたらすころ。

■旬のもの

sgyokai

isaki イサキ: 身が太り、腹には白子や真子を抱えている時期です。特にイサキの真子は初夏限定の味覚として人気が高いのです。
suzuki スズキ: 江成長に合わせてセイゴ、フッコ、スズキと名が変わる出世魚です。引き締まった白身は刺し身、洗いで格別美味です。

syasai

ooba 大葉: 真夏に軟らかな葉を茂らせる。スッキリとした香りでそうめん、寿司、刺し身の薬味に最適です。
edamame 枝豆: ビールのおつまみににはやっぱり枝豆です。私は日本酒の冷酒にも枝豆だと思いますが。代謝を上げるビタミンB1が多いので、夏バテ予防にも最適と言われています。

smusi

kagerou うすばかげろう: 幼虫は縁の下にすり鉢状の巣を作る蟻地獄。成虫はとんぼに似ており、昼間は葉の陰などにじっと止まっていて、夜になると活発に動き始めます。夏の朝方、網戸にとまっている姿が見られます。
kabuto カブトムシ: ツヤツヤとした身体に立派な角。凛々しいオスのカブトムシは夏の虫の王様です。
abura アブラゼミ: 「ジリジリジリジリ・・・」という鳴き声は、まるで油が煮えたぎる音のようです。
アブラゼミの鳴き声を聞くと、暑さが一層増してくるような感じになります。

syacho

yotaka 夜鷹: 夏鳥として飛来する。ふくろうと同様に羽毛が柔らかく、ふわふわと羽ばたき羽音建てずに飛びます。全身が枯れ葉模様であり、それがカムフラージュとなって身を守っています。

skusa

ajisai 紫陽花: 6月から7月にかけて開花し、白、青、紫または赤色の萼が大きく発達した装飾花とよばれます。ガクアジサイではこれが花序の周辺部を縁取るように並び、園芸では「額咲き」と呼ばれる。ガクアジサイから変化し、花序が球形ですべて装飾花となったアジサイは、「手まり咲き」と呼ばれます。
なお、本種は有毒植物であるため、園芸や切り花として利用する際には取り扱いに注意が必要です。

skajitu

suika スイカ: 漢方や民間療法では、むくみ解消、解毒に活用されてきたようです。よく冷やして食べるのはさらに良し!です。
約90%が水分で残り10%が糖分です。

sgyou

hanabi 花火大会:旧隅田川の花火大会が有名です。
徳川吉宗のころ、隅田川で行われた水神祭りの際に両国橋付近の料理屋が幕府の許可を得て花火を打ち上げたことに由来します。浮世絵にもよく描かれ、伝統・格式ともに日本一の花火大会と言えます。
全国各地で大小さまざまな花火大会が催されています。普段着でもよいのですが、浴衣で出かければ夏の風情をもっと楽しめます。
浴衣はもともとは身体を清めるときの衣だったので、汗を吸うという機能面でも優れている、ということをご存知でしたか。

smaturi

tenjin 天神祭: 日本三大祭りの一つ。祭神である菅原道真の命日にちなんだ縁日で、7月24、25日に行われます。日本各地の天満宮で催されますが、大阪天満宮が有名です。
nebuta ねぶた祭り: 青森のねぶた祭が有名です。青森ねぶた祭は、青森県青森市で8月2日から7日に開催される夏祭りであり、毎年、多くの観光客が訪れまる。1980年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
起源としてよく知られていたのはのちに征夷大将軍となる坂上田村麻呂が陸奥国の蝦夷征討の戦場において敵を油断させておびき寄せるために大燈籠・笛・太鼓ではやし立てたことを由来とするものと言われています。このため、青森ねぶた祭りの最優秀団体に与えられる賞として1962年に「田村麿賞」(現在では「ねぶた大賞」)が制定されました。

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