かんずりって?

昨日は予報通りに雪が降り積雪が見られました。
降りはじめて1時間足らずで下の写真のような状態でした。

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同じように雪景色の写真が新聞に掲載されていました。
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「かんずり」の作業がはじまったという説明がついていました。
はて、かんずりとは一体何者?とオッサンも首をかしげました。(蛇足ですが、決してサ行で始めないように!)
いろいろ探して「かんずりの店ホームページ」を見つけました。そこでの説明によると、

「かんずり」とは塩漬けのトウガラシを雪の上にさらしてあくを抜き、柚子や糀(こうじ)などと混ぜて発酵させたもの。唐辛子に体を温める効果があることから、妙高市をはじめとする上越地域では、昔から冬になると各農家で「手前味噌」ならぬ「手前かんずり」がつくられていたそうです。それは唐辛子を鉢ですりつぶして塩を混ぜ、各家庭によって味噌を加えたりしただけのものでしたが、鍋物に入れたり、寒さしのぎで舐めたりと、家庭ごとにさまざまな使われ方をしてきました。

とのこと。つまり唐辛子と塩そして味噌で作った調味料のことでした。

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そもそも「かんずり」とは、漢字で「寒造里」と書き、「寒づくり」が由来。冷え込みが厳しい時期に自家製の唐辛子を雪の上で「寒ざらし(雪さらし)」にすることで甘みを引き出す独特の製法でつくられています。
日本百名山のひとつ、標高2,454メートルの妙高山のふもとに広がる妙高市が「かんずり」の故郷。
雪の上で唐辛子をさらす独特の製法が「かんずり」の特徴のひとつ、という説明も記載されていました。
ということで、最初の写真は雪の上で唐辛子をさらす作業中の写真なのです。この作業は2月末まで続き、さらされる唐辛子は10tにもなるそうです。

調味料一つをとっても、全国各地に独特な調味料があるものですネ。

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