もしも・・・ならば

5月21日の読売新聞朝刊の「編集手帳」に、5月19日に兵庫県南あわじ市(淡路島)で見つかった銅鐸7個が見つかったことに関しての記事が掲載されていました。

(前略)兵庫県南あわじ市(淡路島)で彌生中期(紀元前2世紀頃)の銅鐸が7個見つかった◆一度に大量に埋められた最古の例だという。そのうち3個には内部につるして銅鐸を鳴らす青銅製の棒「舌」が付いていた。銅鐸の用途や起源はいまなお古代史のミステリーだが、(中略)◆もしも埋められた銅鐸が古代人にとって、いざというときに鳴り響くようにと祈りをこめた緊急地震速報の装置だとしたら・・・

ひょっとしたら古代人のタイムカプセルかもしれないという発想はロマンがあって楽しいし、現実火山の活動などで温泉地や行楽地に被害が及んでいることを考えるとロマンとは言い切れない恐ろしさを含んでいるようでもありますね。

淡路島で見つかった銅鐸7個は次のようなものだそうです(毎日新聞掲載)。

dotaku_0520

左下の3本の棒状のものが「舌」だそうです。なお、左上の女性は現代人で銅鐸ではありませんので念のため(断るほどではありませんね)。
そして舌の付いた銅鐸をイラストにしたのが次のものです。

dotaku

これらの銅鐸が今から23世紀も以前に造られたということも驚きだし、当時の人達はこれらの銅鐸を何の目的でどのようにして使ったのか?、いろいろと考えるだけでも楽しいですね。

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