巣ごもりから姿を現します

keittl土の中で冬ごもりをしていた色々な虫や生き物たちが、穴から地上へと這い出して来る時期です。まだまだ寒い時期だが、日足は長くなり爽やかな風、優しい日差しの中春が近づく気配が感じられる頃です。「啓蟄」は次の「春分」までの間の3月5日から3月20日頃までの期間です。

skehai kaminari 初雷:立春後、初めて鳴る雷を初雷といいます。初雷は別名「虫出しの雷」といわれ、虫たちが雷の音を聞いて驚き、巣穴から出てきたということを表した言葉です。

■七十二候の区分

syokou keisyokou 蟄虫啓戸(すごもりむし、とをひらく) 3月5日から3月9日頃まで。 冬眠していた生き物が、春の日差しのもとに出てくるころです。
sjikou keijikou 桃始笑(もも、はじめてさく) 3月10日から3月14日頃まで。 桃の蕾が膨らみ、花が咲き始める。丸い蕾がまるで微笑むようにふっくらと開いていく桃の花が、なんとも愛らしいころです。
smakkou keimakkou 菜虫化蝶(なむし、ちょうとなる) 3月15日から3月20日頃まで。 厳しい冬を越したさなぎが羽化し、美しい蝶となって羽ばたいていく頃です。菜虫とは、大根やキャベツなどの葉に付く青虫のことです。

■旬のもの

syokuzai

hanawasabi 花わさび: わさびが花を咲かせる前の花芽と葉のことで、葉わさびと同様に食べられます。独特の苦味と食感があり、おひたしや天ぷらとして食されます。
zenmai ぜんまい: 春の山菜ですが、とてもあくが強いので、食べる際はアク抜きが必要です。
sawara さわら: 魚へんに春と書いて鰆。特に関西地方では春を代表する魚として人気です。白身は西京漬けや酢〆で美味しくいただけます。
nisin にしん: 春の訪れとともに沿岸に現れる春の使者とされ、メスの卵巣は高級食材の数の子になります。新鮮なものは塩焼きで、または酢漬けにしても美味しいです。
sayori さより: 下あごが針のように鋭く突き出していることから、「針魚」、「細魚」などと書かれます。身の美しさを活かした糸造りが定番です。
yariika やりいか:冬から春先にかけて大きく成長し、ヤリのように尖った容姿からやりいかと呼ばれます。刺身で美味しいのはもちろん、加熱してもやわらかに食べられます。
iyokan 伊予柑: 愛媛県の旧国名である「伊予」から、名づけられたといわれます。香りがよく、酸味・甘味のバランスも良い。ビタミンCを豊富に含んでいるので、風邪予防にも大きな効果があります。

syachou

monsiro もんしろちょう: 菜の花畑などを中心に日本各地で見ることができる白く小さな蝶です。桜が咲くころから現れるので、春を実感できる蝶です。

skusa

renge レンゲ草: 田んぼで咲かせた花は、そのまま肥料にされるほか、ハチミツの原料としてもなじみが深い。
nekoyana ネコヤナギ: 早春の川辺で、ふわふわの花穂が春の光を受けるようすがとても美しい。ネコヤナギの樹液はカブトムシやクワガタなどの好物です。

sgyouji

higan 春のお彼岸:2022年の春のお彼岸の期間は、春分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間です。 彼岸入り・・・・・3月18日(金) 中日(春分の日)・・3月21日(月) 彼岸明け・・・・・3月24日(木) お彼岸は何をすべきか決まっているわけではありませんが、彼岸入りの日には、まずお仏壇や仏具を清め、お墓をきれいに掃除しましょう。 普段よりも時間をかけて、丁寧に仏壇や仏具の手入れをしましょう。 お彼岸だからお墓参りで特別なことをする必要はありませんが、いつもより手厚く供養できるといいですね。墓石に水をかけたり、磨いたり、故人や先祖を改めて感じられる時間を大切にしましょう。 お彼岸の期間で、いつお墓参りに行くべきか日程が決まっているわけではありません。ただ霊園や納骨堂によってはお彼岸の中日には混雑する可能性がありますので、彼岸入りの早いタイミングでお墓参りを済ませる場合もあります。 また、お彼岸だからお墓参りで特別なことをする必要はありませんが、いつもより手厚く供養できるといいですね。墓石に水をかけたり、磨いたり、故人や先祖を改めて感じられる時間を大切にしましょう。 さらに、お墓参りの方法や手順に決まりはありませんが、春彼岸入りにお供えするお菓子(ぼたもち)など季節に合わせて用意するといいでしょう。 お彼岸は先祖に手を合わせて感謝する機会だけでなく、人生において大切な6つのこと「六波羅蜜」を実践できているかどうか見つめ直す期間でもあります。
nigatudou お水取り:奈良、東大寺二月堂の修二会。通称「お水取り」と呼ばれています。 メインイベントは、暗い回廊を炎が駆け抜けるお松明と、日付が13日に変わった真夜中に、若狭からおくられた水をくむお水取りからなります。特に大人気なのが「お水取り」の日の「お松明」。大混雑で、全部見ることはできないかもしれません。 修二会の期間中(3月1日~14日)はお松明は毎日行われます。そして一番大きな籠松明は、通称「お水取り」の3月12日に行われます。

コメント投稿