「雑草」という植物はない
雑草と呼ばれる草花にもそれぞれ名前があります
身近な場所で見かける草花を総称して雑草と呼びますが、植物にはそれぞれ名前が付いています。代表的な植物の名前を知るだけで、印象が変わるでしょう。雑草と呼ばれる草花の特徴や、主な種類を紹介します。
栽培目的で植えられた植物以外の草を指す
「雑草」はひとつの植物を指す言葉ではありません。花壇や庭などに人間が栽培したものではなく、自然に生えている草花全体を指します。
似た言葉に「野草」がありますが、どちらも意味合いはそれほど変わりません。庭や空き地など人間が管理しているエリアに生えたものを雑草、野山や草原に自生しているものを野草と呼ぶケースが多いでしょう。
名前の分からない草花をまとめて「雑草」と呼びますが、普段見かける雑草にもきちんと名前は付いています。草花の名前を知るだけで、雑草のイメージが変わるはずです。
雑草は「一年草」と「多年草」の2種類に分類される
草花は「一年草」と「多年草」に分かれています。雑草も生育の仕方で同様に分類されます。
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分類
特徴
一年草
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発芽から枯れるまでのサイクルが1年
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翌年は残された種子から新しい株が育つ
多年草
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同じ株が何年も育ち続ける
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翌年も同じ株から発芽する
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基本的に冬も葉は枯れずに残る
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一年草は春または秋に芽を出し、1年の間に枯れる草花です。春に芽を出したものは冬に枯れますが、秋の場合は冬を越して夏頃まで育ちます。枯れる前に種子を作り、新しい命を生み出すのが特徴です。
多年草は冬を越して何年も生きる植物です。冬の間は根が休眠し、春になると同じ株から芽吹きます。見た目は枯れたように見えていても、同じ根から芽吹いている場合は多年草です。
雑草の名前がわからない場合の調べ方
名前が気になる雑草はとりあえず写真を撮っておこう
雑草の名前の調べ方を3つ紹介します。
「外出中に見つけた印象的な花が気になる」「庭に知らない雑草が生えている」という場合、名前がわからないとモヤモヤしてしまいますよね。
雑草の名前がわかれば、特徴や豆知識、除草するべきかどうかなど、雑草との付き合い方がガラっと変わるでしょう。雑草の名前を調べて、外出やガーデニングをめいいっぱい楽しんでみてはいかがでしょうか。
画像検索で調べる
雑草の名前がわからない場合、Googleで画像検索をする方法が効果的です。画像検索は次の手順で行いましょう。
画像検索の手順 (スマートフォンの場合)
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雑草の写真を撮影する
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Googleのトップページにアクセスする
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PC版サイトを開く
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検索窓右側のカメラのアイコンをタップする
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「画像のアップロード」をタップする
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「ファイルを選択」をタップする
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「フォトライブラリ」をタップする
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撮影した写真を選択する
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実際に目の前の雑草の写真を撮影し、Googleのトップページにアクセスします。
画像検索を利用するにはPC版サイトに切り替える必要があるので、iPhoneを使用している場合は画面端の[・・・]ボタンからオプションを開いて選択しましょう。
表示されたカメラのアイコンをタップし、画像のアップロードから順にタップしていきます。撮影した写真を選択すれば、雑草の名前や関連写真など、撮影写真に応じた検索結果が表示されますよ。
iPhoneやAndroidなどのスマートフォンはもちろん、PCでも同様の方法で画像から雑草の名前を調べられます。
植物図鑑アプリで調べる
植物図鑑アプリを使用するのも、雑草の名前を調べる手軽な方法です。
使用方法も簡単で、アプリを使って雑草の写真を撮影するだけ。画像アップロード機能に対応している場合も多いので、後から名前が気になった場合も調べられます。
アプリ内に調べた履歴をコレクションしたり、コミュニティにアクセスしたりできる機能が備わっているものもあるため、これまで以上に植物の興味・関心を深められるのもポイントです。
植物図鑑(本)で調べる
もちろん書籍タイプの植物図鑑を使って調べる方法も効果的です。情報量が多く、興味のある雑草以外にもさまざまな種類の植物を知れるのが、書籍ならではのメリットといえます。
手軽に持ち運べるハンディタイプのものもあるため、外出時に忍ばせておけば散歩が楽しくなるでしょう。