インターネット誕生日(10月29日 記念日)
1969年(昭和44年)10月29日、インターネットの元型である「ARPANET」(アーパネット)において初めて通信が行われた。
同日22時30分、アメリカのカルフォルニア大学ロサンゼルス校からスタンフォード研究所(SRI)に接続し、最初のARPANETのリンクが確立した。そして、“LOGIN”の文字列を送信しようと試みた。“L”、“O”と一文字ずつ入力し、送信を確認した後、“G”と打ち込んだ所でシステムがクラッシュした。それでも、これが「インターネット」という革命の始まりだった。
「ARPANET」は「Advanced Research Projects Agency NETwork」の略で、「高等研究計画局ネットワーク」とも呼ばれる。世界で初めて運用されたパケット通信コンピュータネットワークである。
アメリカ国防総省の高等研究計画局(略称ARPA、後にDARPA)が資金を提供し、いくつかの大学と研究機関でプロジェクトが行われた。ARPANETのパケット交換はイギリスの科学者ドナルド・デービス(Donald Davies、1924~2000年)とリンカーン研究所のローレンス・ロバーツ(Lawrence Roberts、1937~2018年)の設計に基づいていた。
関連する記念日として、1月23日は「電子メールの日」、5月17日は「世界電気通信および情報社会の日」、7月の最終金曜日は「システム管理者感謝の日」、9月10日は「クラウドの日」、9月28日は「パソコン記念日」、11月21日は「インターネット記念日」となっている。
今や生活には欠かせないインフラとなったインターネット。10月29日は、そんなインターネットが生まれた誕生日であり、2021年で52歳を迎える。
インターネットの原型とされているのは、「ARPANET」と呼ばれる米国の国防総省の軍事ネットワークだ。ARPANETは、世界初のパケット通信ネットワークとして誕生し、その最初の通信を実施したのが1969年10月29日であるため、この日がインターネットの始まりといわれている。
初めてのインターネット通信は、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)とスタンフォード研究所(現在のSRIインターナショナル)の間で実施した。UCLAからスタンフォード研究所に対し、「LOGIN」という文字を送ろうとしたが、最初の2文字を送った直後にシステムがクラッシュ。そのため、「LO」の2文字がインターネットが初めて表示したメッセージであるという。
この誕生日に際して、Twitter社は「インターネットさん、お誕生日おめでとうございます!! あなたがいないと生きていけません!」と投稿しており、他にもクロス新宿ビジョンにて放映中の「新宿東口の猫」やインターネットを使った事業社たちなど、多くの人が祝福のメッセージを送っている。