今日11月22日から新しい季節に入ります。一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「寒さが増し、雨がそろそろ雪に変わり始め、冬がいっそう深まる、とはいえ冬本番にはまだ及ばず、平地に雪が降り積もるのもう少し先、という時期です」。2017年は11月22日から12月6日ごろまでを「小雪」といいます。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。
■初候:虹蔵不見(にじ、かくれてみえず) -11月22日から26日頃まで。 空気が乾燥し、日差しが弱くなると虹があまり見えなくなる。北陸では「冬季雷」という雲が増えてきます。 |
■次候:朔風払葉(きたかぜ、このはをちらす) -11月27日から12月1日頃まで。 冷たい風が吹いて木の葉が払い落とされ、落ち葉が積もるころ。「朔風」とは木枯らしのことを言います。 |
■末候:橘始黄(たちばな、はじめてきばむ) -12月2日から6日頃まで。 日本に自生する唯一の柑橘。葉は周年青々としているが、このころになると実が黄色く色づき始めます。 |
■野菜1 大根 冬大根はじんわりとした甘みが魅力です。おでん、風呂ふき大根、漬物を仕込むのも冬が最適だそうです。大根の産地である静岡県三島では、この時期には大根星野櫓が建ちます。 |
■野菜2 白菜 秋鍋料理、煮物、漬け物に大活躍です。11月以降、霜に当たった白菜は甘みが増すといわれます。 |
■魚 かに 寒い時期にぴったりな蟹すき鍋。蟹の種類は、タンパクで食べごたえのあるタラバガニが向いています。うま味をじっくり味わうにはズワイガニが向いています。 |
■果物 みかん ビタミンC以外にも多くの栄養素が含まれ、骨粗しょう症の予防に効果的です。冬はこたつに入りながら蜜柑を食べるというスタイルが定着していますが、食べ過ぎると身体が冷えてしまい逆効果です。 |
■花1 千両 夏に小花を咲かせ、冬に実が赤く色づく。万両と似ているが、実が葉の上になるのが千両です。 |
■花2 万両 葉の下にぶら下がるように実を付けるのが万両です。千両とともにおめでたい席に用いられます。 |
■鳥 カワセミ 「清流の宝石」と呼ばれるほど美しい野鳥です。繁殖期にはオスがメスにエサをささげる姿も見られます。 我が家の近くを流れる川にもカワセミの姿を見ることができます。 |