節分の翌日に向かえる立春は、冬から春に移る時期。厳しい寒さも立春までで、少しずつ日足が伸び、気温が上がり始め、木々は芽吹き、生き物たちの目覚めも間近かです。
旧暦では、立春が一年の始まりと考えられていたため、「正月節」とか「歳首月」とも呼ばれます。「立春」は次の「雨水」までの間の2月4日から2月18日頃までの期間です。
雪解け:南北に長い日本列島では雪解けの時季は、ばらばらです。北国ではまだ雪解けは先の話でしょうね。春を告げる美しい言葉ですが、雪崩や屋根に積もった雪の落下の事故が頻発します。注意が必要です。 |
■七十二候の区分
■旬のもの
伊勢海老: 熱帯域の浅い海に生息し、かって伊勢湾で多くとれたのでこの名前が付けられました。刺身や焼き物など和食に多く用いられますが、グラタンなどの洋風の料理にも合います。 岩井の料理や正月飾りなど、慶事に欠かせない食材です。 |
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トラフグ: 天然トラフグが美味しいのは冬から産卵期にあたらる2月ごろです。このころになると白子もふっくらとして美味しものです。 |
あさつき: ネギの一種ですが、「浅葱」と書くように、ねぎよりも色が薄いのが特徴です。古くから葉と球根を食用としていて、色や香り、辛味を生かし、汁物薬味、和食全般に使用されています。新潟県庄内地方などが主な産地です。 | |
葉ゴボウ: 関西地方では春を告げる野菜としてお馴染みです。シャキシャキとした食感が心地よい茎は和え物や天ぷらで頂くと美味です。 |
梅: 原産地は中国中部以南であり、日本へ渡来した時期は古いといわれています。当時は薬用にすることが目的だったそうです。現在のように花を観賞するようになったのは、8世紀ごろと言われています。万葉集にも党叙します。 | |
アセビ: 日本原産で日当たりの良い山地に自生します。スズランのような花が咲き誇るさまは万葉集にも登場します。 |
苺: バラ科植物で、「とちおとめ」「あまおう」「女峰」などが有名です。旬は12月から5月頃。へたと反対側の先端が糖度が高いので、へた側から食べると最後まで甘味を楽しめる。 | |
八朔: 収穫後は貯蔵して酸を抜いてから出荷されます。爽やかな酸味と歯ごたえが人気です。 |
めじろ: 目の周りが白いのが特徴で、集まって花の蜜をついばむ姿が愛らしいです。 | |
うぐいす: 美しい鳴き声で春の訪れを知らせてくれます。 やぶを好む小鳥であり、なき初めに高低のある声が特徴で、谷渡りとよばれる「ケキョ、ケキョ」と長く続く声も出します。 |
うぐいす餅: 「春告げ鳥」ともいわれる鶯(うぐいす)のかわいらしい姿を模した和菓子が「うぐいす餅」です。 うぐいす餅は、求肥(ぎゅうひ)餡を包み、青大豆のきな粉をまぶしたものです。 青大豆を炒ったきな粉は「うぐいすきな粉」とも呼ばれ、普通のきな粉より、緑がかった色で独特の甘みと香りがあります。 |