春が忍び寄ってきますが・・・

daikan今日1月20日から新しい季節に入ります。一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、まだ「寒の内」で一年で最も寒い季節ですが、太陽は少しずつ力強さを増し、わずかに春の兆しが見え始めます。2018年は1月20日から2月3日ごろまでを「大寒」といいます。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。

syoko ■初候:款冬華(ふきのはなさく) -1月20日から24日頃まで。芹凍てついた地面に蕗の花が咲き始めるころ。地面には雪が積もり、強い寒さが襲ってくる時期ですが、草花は春ん剥けて着実に動き出しています。
jikou ■次候:水沢腹堅(さわみずこおりつめる) 1月25日から29日頃まで。
沢の水が氷となり、厚く張りつめる頃。この時期に、一年での最低気温の記録がでることが多く、氷点下に達する地域も多くみられます。
makou ■末候:鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく) 1月30日から2月3日頃まで。
鶏が春の気を感じ、たまごを産み始める頃。自然な状態の鶏は、日照時間が長くなるにつれ、産卵率が上がっていくため、春から夏にかけてたくさん卵を産みます。

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gobo ■野菜1 牛蒡
キク科の大形二年草。葉は卵心形で柄が長い。茎は高さ1メートル 以上になり,夏,頂に淡紫または白色の頭花をつけます。根はまっすぐで細長く茶褐色で,食用。種子は漢方で消炎・解熱薬に使います。
komatuna ■野菜2 小松菜
本来の旬は冬なのです。1~2回霜が降りたものが甘くて美味しいとされています。
buri ■魚1 鰤
成魚は通常は全長1m・体重8kg程度までの大きさです。体は前後に細長い紡錘形で、あまり側扁しない。背は暗青色、腹は銀白色で、その境の体側には黄色の縦帯がある。体表には細かい鱗があります。
また大きさによって呼び名が変わる出世魚でもあります。日本各地での地方名と併せて様々な呼び方をされます。
例えば関東では、「モジャコ(稚魚)→ワカシ(35cm以下)→イナダ(35-60cm)→ワラサ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)」と呼び名が変わります。
zuwaigani ■魚2 ずわいがに
北陸の冬の風物詩。メスは常に卵を抱え、比較的安価ですが、旬を迎えたオスは実が詰まり贅沢な味わいです。
setubun ■花 節分草
日本原産の山野草で、節分のころに咲きます。寒い時期に芽を出し、春先の短期間だけに昨可憐な春の花です。
kinkan ■果物 金柑
一番小さなミカン科の果実。皮が甘いので丸ごと食べるのが特徴です。
昔から喉によいといわれています。
kawara ■生き物1 カワラヒラ
澄んだ声で「キリリ、コロロ」「ビィーン」と鳴きます。飛ぶと見える翼の黄色い模様が美しい。
jyou ■生き物2 ジョウビタキ
オスは胸の部分が美しい橙色。冬になると訪れる小さな渡り鳥で「ヒッヒ、カッカ」と鳴きます。
daikannmisogi ■行事1 大寒禊
常陸国(現/茨城県)に位置する鹿島神宮は、関東の東を護る古社。伊勢神宮、香取神宮とともに「日本三大神宮」とされる由緒ある神社です。鹿島神宮では、年間約90もの祭典が執り行われています。その中のひとつ「大寒禊」は、1年で一番寒いとされる大寒(平成30年は1月30日)に行われます。七不思議の残る御手洗池に総勢200人が集い、禊を行う様は圧巻!!寒さを忘れるほどの熱気と神気を体感できます。人生の転換期など意を決する人を後押しするスポットと言えます。
setyu ■行事2 節分
立春の前日のことで、「季節を分ける」という意味があります。季節の変わり目には鬼がでるといわれたことから、「鬼は外、福は内」と豆をまく慣わしや、「柊イワシ」といって柊に鰯の頭を刺したものを玄関に飾る習慣ができました。
柊のトゲが鬼の目を刺し、イワシの臭いが鬼を追い払うといわれています。
また、「福茶」といって、お湯に梅干しを1個、塩昆布をひとつまみ、豆を3粒入れたものを飲む習慣があります。

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