暑さ寒さも彼岸まで

keittl春分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の時間がほぼ同じ長さになることから大きな節目の日なのです。春分の日を中日に、前後3日間を含めた7日間が春のお彼岸です。
また、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉もあるように、過ごしやすく活動しやすい季節なのです。
「春分」は次の「清明」までの間の3月20日から4月3日頃までの期間です。

skehai kanmodo 寒の戻り:3月も後半になると雨と晴れの日が繰り返し一雨降るごとに暖かくなりますが、急に真冬の寒さになることがあります。これを寒の戻りと呼びます。

■七十二候の区分

syokou syusyokou 雀始巣(すずめ、はじめてすくう) 3月20日から3月24日頃まで。
スズメが枯れ葉を集めて巣作りを始めるころ。民家の屋根の隙間などからひょっこりと顔をのぞかせたら、巣作りの最中かもしれません。
sjikou syujikou 桜始開(さくら、はじめてひらく) 3月25日から3月29日頃まで。
全国各地から桜の開花が知らされれば、本格的な春の到来です。つぼみ姿、満開の桜、移りゆく姿は風情があります。
smakkou syumakkou 雷乃発声(かみなり、すなわちこえをはっす) 3月30日から4月3日頃まで。
春の雷は恵みの雨を呼ぶ兆しとして、喜ばれるといいます。ただし、大気が不安定で時には雪やヒョウを降らせることもあります。

■旬のもの
syokuzai

taranome タラの芽: 桜の咲くころがちょうどタラの芽が採れる時季です。揚げたての天ぷらは、ほろ苦さと香りが絶品です。
kinusaya 絹サヤ: なめらかで繊細、軟らかい食感のやわらかい食感の絹サヤは春ならではの味覚です。路地物の旬は短いので逃さず味わいたいものです。
sirauo 白魚: 身はほぼ透明であり、死ぬと真っ白に変わってしまう。江戸時代、隅田川下流の佃島で白魚を醤油で煮たものが佃煮の始まりとされています。寿司ネタ、酢の物、かき揚げなどと相性がよい。
iidako いいだこ: 北海道以南の浅海に広く分布し、全長は30センチあまり。卵が飯粒のような形をしていることから「飯(いい)だこ」と呼ばれます。冬から春が産卵期で、卵も味が濃厚です。
sayori さより: 細長い下顎とスマートな銀色の体が特徴。大きな群れを作り、春から初夏にかけて産卵のために沿岸部にやってきます。上品な白身は見た目にも美しく、刺身や寿司ネタとして用いられます。
sirasu シラス:湘南、相模湾では3月にシラス漁が解禁になります。獲れたての釜揚げはふっくらやわらか。干しシラスも旨味タップリです。

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sirasudon シラスの丼:  簡単美味しい しらす丼の作り方

■しらす丼の材料を準備する
しらすはスーパーでも手に入る“釜揚げしらす”を使います(分量は一人あたり30gくらい準備できると、美味しいしらす丼に!)。 その他しらす丼の材料は、薬味ねぎの刻んだもの、大葉の千切り、切り海苔、炒りごま、かつお節、卵の黄身。

■しらす丼の材料 (1人分)
ごはん … どんぶり1杯
釜揚げしらす … 一人30gほど
卵の黄身 … 一人1個
薬味ねぎ、大葉の千切り、炒りごま、切り海苔、 鰹節など。
濃口醤油 … 適量
■しらす丼の作り方
しらす丼の作り方は非常に簡単。ごはんの上にそれぞれの具材を盛り付けるだけです。
① 丼にご飯を盛る。
② ご飯の上に、かつお節と切り海苔をまんべんなく広げ入れる。
③ ②のご飯の上に、ドーナツ状に釜揚げしらすを盛り付ける。その真ん中に卵の黄身をそっと入れる。
④ 釜揚げしらすをのせた丼ぶり全体に、薬味ねぎと炒りごまをたっぷり散らす。
⑤ 大葉の千切りを丼ぶりの隅に添えて、しらす丼の完成。
⑥ 食べるときは醤油を少しだけ垂らして、黄身をつぶして混ぜながら食べてください!

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hibari ひばり: おしゃべりをするように鳴きながら空高く舞い上がる。姿は見えないが鳴き声だけが聞こえてくることもあります。

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tanpop たんぽぽ: 田んぼで咲かせた花は、そのまま肥料にされるほか、ハチミツの原料としてもなじみが深い。
mokuren モクレン: 花は閉じたような状態で、上向きに咲き、満開になると白い鳥たちが木に止まっているように見えます。

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hanami 花見:桜は、日本全国に広く見られる樹木です。桜は開花から散るまで2週間足らずであり、「花吹雪」となって散り行くその姿は、人の命の儚さになぞらえられたり、または古来、「桜は人を狂わせる」と言われたりしてきました。独りで花を眺めるだけでなく、多人数で花見弁当や酒を愉しむ宴を開くことが伝統的である。花を見ながら飲む花見酒は風流なものです。花見は、訪日外国人旅行の来日目的になったりします。

夜に花見をすることは夜桜(よざくら)または夜桜見物(よざくらけんぶつ)と呼ばれる。東京では上野公園や靖国神社など一部の桜の名所では夜桜のために、ぼんぼりを設置することがある。

東京国立博物館などのように普段は一般公開されていないが花見の季節に特別公開されたり、六義園などのように幻想的にライトアップし夜間特別公開されます。

syahi 春の社日:社⽇は、⼋⼗⼋夜や半夏⽣と同じで、雑節の1つです。
社⽇の「社」は、その⼟地の守護神である祀る産⼟神を意味しています。社⽇とはその産⼟神を祀る⽇で、春と秋の年に2回訪れます。ちょうど、春は種まきの時期で、秋は収穫期に重なる事から農業を⾏う⼈々にとって、⼤切な節⽬の⽇となっていました。
春の社⽇には五穀を供えて豊作を祈り、秋の社⽇は稲穂を供えて収穫に感謝をあらわしていました。
社⽇は、春分の⽇と秋分の⽇に最も近い、戊(つちのえ)の⽇となります。
春の社⽇を「春社(はるしゃ・しゅんしゃ)」といい、
秋の社⽇を「秋社(あきしゃ・しゅうしゃ)」と呼びます。
戊は「⼟の兄(つちのえ)」にあたり、⼟の神を祀る⽇として選ばれたと⾔われています。
2020年の社⽇の⽇は、
春社が3⽉16⽇(⽉)
秋社が9⽉18⽇(⽕)です。
そして、この⽇は農作業を休みんでおはぎを作り、⽶を⼀升枡に⼊れ、お酒をお銚⼦に⼊れてお供えします。

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