生き物が元気に動き回る時期です

seittl清明とは「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」という言葉を略したもので、全てのものが明るく清らかで生き生きとしている頃という意味です。読み方は「せいめい」です。丁度、草木が生命力にあふれ、生き物が元気に動き回るという時期です。 二十四節気の一つである「清明」は4月上旬、毎年だいたい4月5日頃を指しますが、2021年は4月4日(日)です。 清明の数え方は、春分の日から数えて15日の日にあたります。丁度、本州で桜が咲き始める時期にあたります。 「清明」は次の「穀雨」までの間の4月4日から4月19日頃までの期間です。

skehai harusigure 春しぐれ:春に降るにわか雨のことを春しぐれといいます。ほんらい、「しぐれ」とは、晩秋から冬にかけて降る雨のことです。それに「春」という一語が付くだけで、暖かい言葉に変わりますね。

■七十二候の区分

syokou seisyokou 玄鳥至(つばめ、きたる) 4月4日から4月8日頃まで。 冬の間、暖かい地方で過ごしていたツバメが海を渡って日本にやってくる頃です。ツバメがやってくると農作業の開始時期です。
sjikou seijikou 鴻雁北(がん、きたえかえる) 4月9日から4月13日頃まで。 ツバメが訪れるころ、日本で冬を過ごした雁がシベリアへと帰っていきます。秋から冬に再来するまでのお別れです。
smakkou seimakkou 虹始見(にじ、はじめてみる) 4月14日から4月19日頃まで。 春が深まると空気が潤い、美しい虹がみられるようになります。月明かりに浮かぶ淡い虹は「月虹」と呼ばれます。

■旬のもの

syokuzai

yomogi よもぎ: おひたしや草餅、天ぷらなどのほか、お灸やよもぎ蒸しなど、民間療法としても使われます。新芽の香りは邪気を祓うとされ、「魔除け草」とも呼ばれます。
nira にら: スタミナ野菜の代表格で、カロテン、ビタミンEなどが豊富です。代謝・免疫機能を高め、疲労回復に役立ちます。虫刺されや切り傷など、外用にも有効です。
warabi ワラビ: 里山で採れる身近な山菜です。先がまだ丸く、開いていないものを選んで摘み取るのが、ワサビ採りのコツだそうです。
kogomi こごみ: 春になると出てくる渦巻き状の新芽で、伸びると涼しげな葉を広げます。新鮮なものは生食可能で、独特の香りが楽しめます。
katuo 初ガツオ: 江戸っ子の好物として知られます。脂が少なくサッパリとした味わいは、タタキで絶品です。
hotaruika ホタルイカ:身が青白く光ることからこの名前が付けられました。丸ごと醤油漬けにした沖漬けや捕り立てをゆでた浜ゆでが定番です。

smikaku

yomogimochi よもぎ餅: 子供が学校で「よもぎもち」の作り方を教わってきましたので、自宅で作ってみました。 【材料の準備(8個を作る時の目安です)】 材料の準備 よもぎ    適量 白玉粉    30g 上新粉    150g 砂糖    大さじ3 あんこ(缶詰)100g(1缶) 塩    適量 重曹    適量/strong> 【使う器具】 ボウル30cm/ 鍋/ すり鉢・すりこ木/ 竹ざる 菜ばし /蒸し器 /布巾 /中華包丁 /スプーン /ラップフィルム ■作り方 【よもぎを洗う】 よもぎは枯れ草やゴミを取り除き、水できれいに洗います。 葉だけを摘み取ると、柔らかく口当たりが良くなります。 【よもぎを茹でる】 吹きこぼれないよう大きめの鍋にお湯を沸かし重曹少々を加え、よもぎが柔らかくなる程度に茹でます。 水に取り水を何回か替え、充分にさらしてアクを抜き、軽く絞って水気を取ります。 【よもぎを刻む】 すりつぶしやすいように、細かく刻み水気を絞ります。 中華包丁があれば細かく刻むのが楽にできます。 【よもぎをする】 もちとなじみやすくする為に、すり鉢でさらに細かくすり潰します。 すこしづつ分けて、すり潰すと作業が楽に出来ます。 よもぎをする時にフードプロセッサなどの機械を使えば、作業が格段に速くなります。大量に作る時は使ってみると良いのでは? 【もちの生地を作る】 上新粉と白玉粉をボウルに入れて、ぬるま湯を加えながら耳たぶくらいの硬さになるまでこねます。 熱が通りやすいように、生地をちぎって平らにします。 蒸し器にぬれ布巾を敷いた上に生地を並べます。強火で20分くらい蒸します。 【もちとよもぎを混ぜる】 蒸し上がったもちに、よもぎを混ぜます。 一度によもぎを加えると滑って混ぜ難いので、少しずつ加えるのが良いと思います。 色のばらつきが無いように良く練り込んで下さい。 やけどに注意して、硬く絞ったぬれ布巾を使うなど工夫して下さい。 【あんこを入れる】 全体が緑色になったら8等分します。 手に水をつけたり、ラップで包むとべと付かずに広げる事が出来ます。 あんこを入れて包み込みます。 【完成】 よもぎもちをお皿に並べて完成です。

syachou

tubame つばめ: 日本には夏鳥として飛来します。エサは空中を飛ぶ昆虫です。農村部では害虫を食べてくれる益鳥として、商家ではつばめの巣は商売繁盛の印とされています。
mitubachi ミツバチ: 花から花へと飛び交うミツバチは植物の受粉に役立っています。はちみつはビタミン、ミネラルなどの栄養素が含まれています。

skusa

mizubasyou 水芭蕉: 葉が芭蕉の葉に似ているためこの名が付いたそうです。白い部分は花ではなく、花を包む「仏炎包」で、花は中心部の黄色い部分についています。
murasaki 紫蘭: 花は栽培が比較的に簡単で庭の花として植えられているが、野生のものは絶滅危惧種です。紫蘭は、花が紫紅色なことが由来になっています。乾燥させた球根は漢方として用いられ、止血や解毒などに利用されます。

sgyouji

takayama 高山祭:高山祭は、岐阜県高山市で毎年開催される、4月14~15日の日枝神社例祭「春の山王祭」と、10月9~10日の櫻山八幡宮例祭「秋の八幡祭」の総称です。今回は「春の山王祭」です。 京都市の祇園祭、埼玉県秩父市の秩父夜祭と並んで日本三大曳山祭の1つに数えられる。また、京都市の祇園祭、埼玉県秩父市の秩父夜祭と並んで日本三大美祭とされる。山王祭は元禄5年(1692年)の記録に40年前から3年ごとに祭礼が行われていたとの記録があることから、その歴史は金森頼直治世下の慶安5年(1652年)まで遡ることができる。山王祭の氏子は安川通り以南の住民で、屋台組の他に神輿組と呼ばれる組織が祭に奉仕しており、獅子舞は神輿組の一つである森下組の担当で、闘鶏楽は片野組が担当している。統括するのは各屋台組が1年ごとに持ち回りで務める宮本で、かつては青龍台組が独占していた。夜に提灯をつけた屋台の曳行は夜祭と呼ばれる。
kanbutue 灌仏会:4月8日をお釈迦さまの誕生日とし、灌仏会(かんぶつえ)を開く寺院が多い。ただし、お釈迦さまを本仏としない宗派では開かれません。 別名は「降誕会(ごうたんえ)」や「仏生会(ぶっしょうえ)」「浴仏会(よくぶつえ)」「龍華会(りゅうげえ)」。桜の花の開くころと重なることから「花祭り」「花会式(はなえしき)」と呼ぶこともあります。 お釈迦さま誕生の際、九頭の龍が天から清らかな水を降り注いで産湯としたとする伝説から、日本の灌仏会では、右手を天に向け、左手を地に向けている釈迦像に甘茶を掛けて祝うならわしがあります。 「灌仏桶」と呼ばれる浅い器に甘茶を満たしてあるので、参詣者は柄杓で甘茶をすくい、真ん中に安置された釈迦像に掛ける。この像が何故右手を天に向け、左手を地に向けているというと、お釈迦さまは母親の摩耶夫人の脇から生まれ、そのすぐ後に七歩進んで、「天上天下唯我独尊」と、天と地を指して唱えたという伝説によるものです。 4月8日に花見をするなら、そばの寺院にも足を延ばして参詣し、灌仏会に参加してみてはいかがでしょうか。

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