2022年11月07日 アーカイブ

冬の気配が感じられます

ritttl 暦の上ではこの日から冬の始まりとなりますが、肌感覚としては秋たけなわといった印象が強い時季です。ところが、日の光は一段と弱くなり、北国の山では初冠雪が見られ、冬の気配をうかがうことができます。「立冬」は次の「小雪」までの間の11月7日から11月21日頃までの期間です。

skehai kogarasi 木枯らし1号:冬型の気圧配置で強く吹く冷たい北風が木枯らしです。その年の冬、最初に吹く木枯らしのことを木枯らし1号といいます。身震いするような冷たい風に、ついに冬がやってきたことを実感できます。

■七十二候の区分

syokou sosyokou 山茶始開(つばき、ひらきはじむ) 11月7日から11月11日頃まで。 「つばき」と読むが実際は山茶花の花が咲き始めるころ。枯れの景色の中、鮮やかに咲き誇る様子が華やかです。
sjikou rijikou 地始凍(ち、はじめてこおる) 11月12日から11月16日頃まで。 冬の冷たさがいっそう増し、大地は凍り始め、朝は霜や霜柱が見られることも。季節はいよいよ冬を迎えます。
smakkou rimakkou 金盞香(きんせんか、こうばし) 11月17日から11月21日頃まで。 水仙の花が咲き、上品な香りが漂い始めるころです。「金盞」とは金の杯を意味し、金色の冠を付けた水仙の花の別名です。

■旬のもの

syokuzai

syako しゃこ: エビやカニと同じ甲殻類。岡山・香川などの瀬戸内海では10月~11月上旬の頃が最も身が詰まっています。
kegani 毛ガニ: 脱皮するたびに大きくなり、生後1年間で約6回、2年目には2回、以降毎年1回は脱皮するそうです。ミソの旨味が強い上、上品な甘味の身を持つので人気が高い。
hokke ほっけ: 脂の乗っ煮付けや照り焼き、フライなどにもいい。干物にすることで美味しさを長く保てるため、いちばん優れた保存法だと言えます。
namagaki 生ガキ: 11月ごろから見が詰まり、味が乗ってきます。生ガキはもちろん、土手鍋にしても美味です。
春菊: 食用のほ、漢方でも古くから使用されきた栄養素を豊富に含む野菜です。独特の香り成分・リモネンは、食欲増進、せきを抑えるので、風邪対策にも効果的です。冬の鍋には重宝し、おひたしにすること多い。
タケノコ芋: 地上に頭を出した姿がタケノコに似ていることから命名されました煮崩れしにくいので煮物には最適の芋です。
satoimo 里芋: 秋の新里芋に比べると大きく、みっちりとした食感です。芋類の中ではカロリー控えめです。

smikaku

skorokke 里芋コロッケ: 旬の里芋でコロッケを♪油で揚げるのではなくフライパンで焼くので、油の量を減らせてヘルシー。外はサクサク、中は里芋のねっとり感が美味しいです。調理時間は25分程です。

■材料2人分 里芋      :500g 豚ひき肉:200g 玉ねぎ   :1/2個 卵         :1個 薄力粉   :適量 パン粉   :適量 しょうゆ:小さじ2 みりん   :小さじ2 サラダ油:適量■作り方 ①里芋は洗って皮付きのまま縦半分に切る。耐熱容器に入れラップを軽くかけ、600wのレンジで柔らかくなるまで10分ほど加熱する。粗熱が取れたら手で皮をむく。 ②玉ねぎはみじん切りにして、サラダ油をひいたフライパンで透明になるまで炒める。豚ひき肉を加え色が変わるまで炒めたら、しょうゆとみりんで味付けする。③ボウルに1の里芋を入れ、ヘラで潰す。2を加えて混ぜる。 ④3のタネを6等分して平たい楕円形に丸め、薄力粉、とき卵、パン粉をつける。 ⑤フライパンに多めのサラダ油をひき、焦げ目がつくまで両面焼く。コロッケを箸でつかみ、向きを変えながら軽く側面も焼く。キッチンペーパーの上にのせ、余分な油をおとす。

■ポイント タネを成形するときは、立体感のある丸い形よりも平たい形の方がフライパンで焼きやすいのでオススメです。お好みでソースやケチャップをつけてお召し上がりください。

syachou

mahiwa まひわ: 大陸から冬鳥として日本全国に飛来する黄緑色の小さな鳥で、しばしば大群を作って飛びます。春先には木の枝に多く集まり、さえずりがざわめくように聞こえてきます。

skusa

sazanka 山茶花: 「山茶花、山茶花咲いた道、たき火だたき火だ落ち葉焚き~」と歌われるように、枯れた季節に華やかさを添える冬の花です。ツバキ科の常緑樹で晩秋から冬にかけて花を咲かせます。
suisen 水仙: 早いものでは11月中旬から春にかけて、白や黄色の花を日常的に見ることができます。放おっておいても勝手に増えてくれます。 なお、葉や球根には毒があり、口にした場合、腹痛や嘔吐を引き起こすので注意しましょう。

sgyouji

hichigo 七五三:
平安時代、それまで剃っていた髪を伸ばし始める3歳の男女がおこなう、「髪置きの儀(かみおきのぎ)」そして5~7歳になると初めて袴を身につける「袴着の儀(はかまぎのぎ)」着物を着る際に紐ではなく帯を結ぶようになることをお祝いする「帯解の儀(おびときのぎ)」という儀式がありました。 そして江戸時代になると、「髪置きの儀」が男女における3歳のお祝いとなり、「袴着の儀」が男の子のみの風習として制定されました。江戸時代末期から「帯時の儀」は男の子は5歳、女の子は7歳になるとおこなうように変わりました。 明治時代にはこれらの3つの儀式をまとめて「七五三」と呼ぶようになりました。七五三は何をするのかというと、3歳の時には男女ともに、5歳では男の子のみ、また、7歳では女の子のみが11月に神社にお参りに行きます。 お参りに行く神社は自宅近くの神社でも、自宅から離れたところにある大きな神社に足を運んでも構いません。
また、日にちも11月15日だけでなく、祝日や日曜日など、10月末~11月中の都合の良い日にお参りに行っても問題ありません。 子供は着物を着てお参りし、場合によっては御祈祷をしてもらう方もいます。 また、お参りが終わったら親戚や近所の方に挨拶回りをしたり、食事会を開くことも多いようです。