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田植えの準備が始まります

syottl 小満とは、あらゆる命が満ちていく時期。太陽を浴び、万物がすくすくと育つ時期です。梅雨を前に麦は金色の穂を揺らし、田植えの準備に追われ、育ち盛りの蚕には常に桑の葉を与えなければならず、農家にとっては忙しい時期なのです。「小満」は5月21日から6月5日頃までの期間です。

skehai tenkiame 天気雨:晴天なのに小雨が降る「日照り雨」のことです。「狐の嫁入り」とも呼ばれ、夏の季語になっています。

■七十二候の候の区分

ssyokou kaiko 蚕起食桑(かいこおきて、くわをはむ) 5月21日から25日頃まで。
蚕が元気に桑の葉を食べ、成長するころ。美しい絹糸を紡ぐ蚕は「おかいこさま」とも呼ばれ、人々の誠克を支えていた。
sjikou benihana 紅花栄(べにはな、さく) 5月26日から30日頃まで。
古くから染料として利用されていた紅花。あたり一面に紅花が咲くと、化粧の紅を採るための花摘みが始まる。
smatukou mugi 麦秋至(むぎのとき、いたる) 5月31日から6月5日頃まで。
黄金色に色づいた麦の穂が実るころ。麦にとっての実りの季節を「麦の秋」と名づけられている。

■旬のもの

sgyokai

kisu0 キス: 「海のアユ」と呼ばれる美しい魚です。脂が少ないうえに、柔らかで上品な味の白身は、塩焼きや刺身、天ぷらやフライなどに適しています。
dojo どじょう: 栄養価の高さは「うなぎ一匹、どじょう一匹」とされ、うなぎ一匹分に匹敵するといわれています。国内産では関東が本場であり、養殖も盛んに行われています。
kurodai 黒鯛: 体長は最大70cmを超えるが、よく漁獲されるのは30cm前までのものです。
背側と鰭膜は和名通り黒、ないし灰色で、腹側は白い。体側は銀色に光る灰色だが、不明瞭な縦縞があるものも多い。鰓蓋上端・目の後方やや上に、目と同程度の黒斑が1つある。体型は左右から押しつぶされたように平たい楕円形で、典型的な鯛の体型だが、マダイに比べると口が前に突き出す。顎の前方には3対の犬歯、側面には3列以上の臼歯があります。
成長によって性転換する魚としても知られ,、オス→メスに性転換します。

sryori

dnabe どじょう鍋: ドジョウを開かず丸ごと調理した鍋で、生きたドジョウを酒に入れてすぐ蓋をする。最初は大変に暴れるが、やがておとなしくなったところで小さな薄い鉄鍋に並べる。甘辛い割下を注ぎ、炭火で煮込む。ネギを大量に載せ、山椒や七味唐辛子をかけて食べます。東京下町の名物となっています。普通「どぜう鍋」と言われるものは、開いたドジョウを割下で煮込んだものを、ゴボウと共に卵とじにしたもののことです。
isuten キスの天ぷら: うろこを取り、頭を落とした後、はらわたを出して水洗いする。背開きにして骨を取り、腹骨をすいて下処理は完了。てんぷら粉を付けて中温の油でからっと揚げ、仕上げに塩を振って完成。残った骨は骨せんべいとして食べられる。

syasai

tamanegi たまねぎ: 日本では辛みが強い黄たまねぎが主流です。切ると涙が出ますが、料理をする前に冷蔵庫で冷やしておくと押さえることができます。辛味成分は成人病の予防に効果的だそうです。
rakyo らっきょう: 多くの薬効をもち、平安時代から薬として用いられてきました。甘酢浸けが定番だが、天ぷらにするとほっくり甘い。
saya さやいんげん: いんげん豆を若どりしてさやごと食べるのがさやいんげん。関西地方では3度収穫できることから「さんど豆」とも呼ばれ、塩ゆでやおひたしなどに使用されます。

syacho

siju しじゅうがら: 胸から腹の黒いネクタイ模様が特徴。細い声で「ツーピー、ツツピン」と鳴きます。初夏は子育ての時期です。

smusi

kaiko1 蚕: 養蚕は5000年という長い歴史を持ち、クワゴという蛾に交配を重ねて改良して生み出されました。
tentou てんとう虫: 星の数が色はさまざまで、コロンとした姿が愛らしい。アブラ虫などの害虫を食べてくれます。

skusa

wasure 勿忘草: ヨーロッパから西アジアにかけて広く分布しています。日本には明治時代に渡来したといわれ、30センチほどの茎の先端に鮮やかな青色の五弁の小花が集まって咲きます。
suzu すずらん: 先端に5~10個、1センチ前後のふさのような花を付けます。花には芳香があり、形が鈴に似ていることから名前がつけられたが、ラン科ではないそうです。
beni 紅花: 園芸においても人気があり、生垣や道路など様々な場所で見ることができる身近な花です。元々は渓流沿いの岩上に群生していた。名前の由来は5月頃に一斉に咲き誇ることからきているそうです。
kingyo 金魚草: 1種から改良されてきた園芸品です。花の姿は、ひれの大きな金魚のような姿で、葉は柔らかく多数つきます。花色は白、桃、橙、紫など種類が豊富です。

sgyou

koromo 衣替え:衣替えは、季節の推移に応じて衣服を替えること。また、そのために衣服の収納場所を変更することも指します。
狭義には、季節に応じて学生や企業の制服(夏服、冬服など)を変更することを指し、日本では、多くの地域で、毎年6月1日と10月1日に一斉に衣替えが行われます。多くの場合、2週間から1か月間の移行期間が設けられています。
衣替えは強制的なものではなくあくまで習慣ですが、学校においては、移行期間が終了すると強制的に制服を替える場合が多いようです。
比較的寒冷な北海道では、半月ずつずれた6月15日と9月15日に衣替えをすることが多く、出雲地方では6月初旬の出雲大社「凉殿祭」をもって衣替えとする伝統が残っています。

smaturi

taka 高幡不動尊あじさい祭:初夏を彩るのは高幡不動尊の「あじさい」。高幡不動尊では6月1日から7月初旬に「高幡不動尊あじさいまつり」が開催されます。
約3300株の自生の山あじさいを皮切りに全国から寄せられた約250種、700株にも及ぶ形も色もさまざまな山あじさいに西洋アジサイ、合わせて約7500株が咲き乱れます。
また、期間中は植木市、フリーマーケット、がらくた市など様々な催しが行われる楽しいあじさい祭りです。
高幡不動尊のあじさいの見頃は、6月初旬、最初に山あじさい咲き出します。
6月中旬を過ぎると、大輪のあじさいやあじさいがいっせいに大輪のあじさい、がくあじさいが見ごろになり、五重塔周辺や「あじさいの小径」、大日堂周辺を彩ります。
ですから、6月の中旬からが一番の見頃です。
2018年の高幡不動尊あじさい祭りは、
開催期間:6月1日~7月初旬
開催時間:9:00~17:00
開催場所:高幡不動尊境内
となっています。
kifune 貴船祭:日本全国に約500社の御分霊社が鎮座し、「貴布禰総本宮」と仰がれる貴船神社最大の祭典、それが貴船祭(きふねまつり)です。
貴船神社の氏子は、わずか20世帯。市街地のお祭りのように決して賑やかとはいえないが、新緑の最も美しい時季に貴船川沿いを華やかに巡行する金色の御神輿と軽快なお囃子の調べに人々は感嘆の声をあげます。
かつて、旧暦の4月1日と11月1日におこなわれていた貴布禰御更祭(きふねごこうさい)を起源として、これが「例祭」として執りおこなわれていました。
旧暦4月の頃は貴船神社付近の山間に虎杖(いたどり)が繁茂し、神職らが摘んでその多少を競い合ったことから、俗に「虎杖祭(いたどりまつり)」とも呼ばれていました。
明治4年5月、太政官達をもって神社の社格は「官幣中社」となり、以後、この両祭を併せ、新暦6月1日を例祭日と定められました。

農家の方が忙しくなる時です

shyouman 一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「麦の収穫、田植えの準備、蚕の世話。農家は活気に満ち溢れます」。2017年は5月21日から6月5日ごろまでを「小満」といいます。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。

kaiko ■初候:蚕起食桑(かいこおきて、くわをはむ) -5月21日から26日頃まで。
蚕が元気に桑の葉を食べ、成長する頃。美しい絹糸を紡ぐ蚕は「おかいこさま」と呼ばれます。
benibana ■次候:紅花栄(べにはな、さく) -5月27日から31日頃まで。
古代エジプト時代から染料として利用されていた紅花。あたり一面に紅花が咲くと、化粧の紅を採るための花摘みが始まります。
mugi ■末候:麦秋至(むぎのとき、いたる) -6月1日から5日頃まで。
黄金色に色づいた麦の穂が実るころ。麦にとっての実りの季節を「麦の秋」と名付けられています。

syun

sirogisu ■魚 シロギス
天ぷらや寿司のネタとして江戸っ子に愛されてきた魚。ほどよく脂がのった白身がとても上品です。
nemagari ■野菜1 根曲がり竹
雪の重みで根本が曲がっていることから命名された。別名は「ミメタケ」で、香りがよくアクが少ない。
rakkyou ■野菜2 ラッキョウ
多くの薬効をもち、平安時代から薬として用いられてきたそうです。甘酢浸けが定番ですが、天ぷらにするとほっくりと甘く美味です。
sakuranbo ■果物1 さくらんぼ
語源は桜を擬人化した「桜坊(さくらんぼう)」と言われています。山桜などのサクラ類の果実は多くのものが食べられますが、現在スーパーに並ぶのはヨーロッパ種のもの。実にさまざまな味、色、形のものがあります。
meron ■果物2 メロン
アフリカ原産であり、日本には明治期に入ってきましたが、環境上栽培が難しく高価な果物の代名詞となりました。果肉は赤肉種・青肉種・白肉種の3種類に分類されます。
suzuran ■花 スズラン
開花期は4~5月です。うつむき加減で葉の影に咲くことから「君影草」という奥ゆかしい別名もあります。
sijuukara ■鳥 シジュウカラ
胸から腹の黒いネクタイ模様が特徴。細い声で「ツーピー、ツツピン」と鳴きます。初夏は子育ての時期です。
tentoumusi ■虫 てんとう虫
星の数や色はさまざまで、コロンとした姿が愛らしい。アブラ虫などの害虫を食べてくれます。
kifune ■風物詩1 貴船祭り
京都市左京区にある貴船神社は、雨止め神事が行われていた神社です。
そして年間通して様々な祭事が行われますが、その中でも、最も重要な祭事が貴船祭です。
貴船神社の貴船祭は、6月に行われる例祭で、今年(2017年)の開催日は6月1日で午前11時に本宮での神事から始まります。
午後1時から神輿発輿祭で、安全を祈念した後、神輿が氏子地区を練り歩きます。
そして午後3時から奥宮例祭(神事)が行われ、奥宮例祭の後に行われるのが、古くから行われている神事であるこども千度詣りです。忌み串を手に、本殿脇の船形石のまわりを巡ります。1巡り事に、忌み串を船形石の窪みに投げ入れるのが特徴です。
忌み串を投げ入れる事により、健やかな成長を祈願します。
さらに、八岐大蛇退治の神話を再現した神楽で出雲神楽奉納も行われます。
siohigari ■風物詩2 潮干狩
旧暦の15日頃は潮の干満の差が大きく「大潮」と呼ばれます。この時期は多くの貝が見つかりやすいとされています。熱中症に注意をして、熊手とバケツを持って皆で楽しく取りに行きましょう。

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