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鬼やらい神事とは

節分の日の由来や意味はすでにご承知でしょう。

sittoku.xyz 」というサイトで親切に丁寧に紹介されているので、興味のある方はご覧になって下さい。

今日は埼玉県秩父市の秩父神社で行われる「鬼やらい神事」を紹介します。
2月3日の節分祭で、「とうとうたらり、とうたらり、春のはじめの厄払い」として行われます。

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豆まきでおなじみの節分。本殿でおはらいを受けた年男年女らが6回に分けて「福は内、鬼は外」と威勢良く福豆を巻きます。
神楽殿では福神舞が行われ、夜になると恒例の節分追儺祭(ついなさい)の神事行われます。「奉幣(ほうべい)行事」、「散豆(さんとう)行事」、「引目(ひきめ)行事」そして「鬼やらい(鬼払い)」と、古式の形に倣って行われるのです。
鬼やらいは、神社の氏子、神楽氏が赤鬼・青鬼30匹にふんし、神楽の曲にのって「人の苦しみ我等の楽しみ・・・」と人々が苦しむ姿を見て喜び踊っているところに神官が善悪問答を挑み問答に負けた悪鬼達は、年男年女に豆をぶつけられ、逃げ出すという行事なのです。
節分は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで、季節を分けることを意味しています。季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊払い行事が執り行われるのが、豆まきなのだそうです。

なお、この「鬼やらい神事」は秩父神社だけではなく、
石清水八幡宮
吉田神社
静岡浅間神社
鎌倉宮
恩智神社
などでも執り行われているそうです。