一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「1年でいちばん寒さが厳しくなるころ」という意味があります。2017年は1月20日から2月3日ごろまでを「大寒」といいます。立春に向かっていきます。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。
初候:款冬華(ふきのはな、さく)→1月20日から1月24日頃まで 雪解けを待たずに顔を出し始める。春の使者ともいわれる。 |
次候:水沢腹堅(さわみず、こおりつめる)→1月25日から1月29日頃まで 水は冷たさを増し、池には厚い氷が張り詰める。一年で最も寒い時期。 |
末候:鷄始乳(にわとり、はじめてとやにつく)→1月30日から2月3日頃まで 厳しい寒さが続くが、日は少しずつ長くなり、春の気配を感じ始めたニワトリは卵を産み始める。 |
木 |
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南天:「難を転じて福となす」という意味に通じることから縁起が良いとされ、正月飾りなど祝事に使われています。さらに、南天実には咳止めの効果があり、古くから薬用として利用されていました。 |
花 |
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節分草:寒い時期に芽を出し、春先の短期間にだけ咲く、可憐ではかない春の花なのです。 | |
南天:「難を転じる」ということから縁起物として祝い飾りに用いられる。冬景色に赤い実が美しい。 |
魚 |
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ぶり:大きくなるにつれて呼び方が変わる出世魚の鰤。脂の多い魚であることから、「アブラ」が変化し「ブリ」という名前になったと言われています。 | |
ズワイガニ:北陸の冬の風物詩。旬を迎えたオスは身が詰まり贅沢な味わいです。 |
果物 |
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キンカン:実は小さいですが、皮ごと食べれるため、ビタミンCをたくさん取ることができます。赤みが強く、丸くて形の良いものを選ぶとより美味しくいただけます。 |
野菜 |
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ごぼう:ごぼうは身体の毒素を排出してくれるため、血液が浄化され、むくみの解消やお肌の調子を良くしてくれます。毎日の摂取には「ごぼう茶」がおすすめです。 | |
小松菜:旬は冬。1~2回霜が降りたものが甘くて美味しいといわれています。 |
生き物 |
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カワラヒラ:澄んだ声で「キリリ、コロロ」「ピィーン」と鳴き、飛ぶと見える翼の黄色い模様が美しい鳥です。> | |
ジョウビタキ:オスは胸の部分が美しい橙色。冬になると訪れる小さな渡り鳥です。> |