電力の自由化始まる

今年の4月から一般家庭でも電気の契約先を選べるようになりました。これが電力の自由化なのです。
従来の東京電力や中部電力、関西電力などの電力会社に加わること多くの業者が参入しています。そして、多くの電気を使って頂けるお客を自陣営に囲い込もうと必死になっています。

このような業者からの勧誘に注意すべき点を消費者庁が「五つの誤解」を取り上げて注意を促しています。
この五つの注意点を整理してみましょう。

■その1-「3 月中の契約が必要」というトークで勧誘されますが、
"契約先を変更しない場合は現在の電力会社から電力が供給されます"。だから"あわてることはありません"という注意です。

■その2-「3月中に契約しないと停電が起こる」という説明も、
上記その1で触れたように、現在の電力会社から電気が供給されますので停電しません。

■その3-「新に電線が必要」という説明もありますが、
現在供給している電力会社(東電とか関電とか)の電力線をそのまま利用するので新しく電線を引くことはありません。

■その4-「クーリングオフはできない」という説明もありますが、
訪問販売や電話勧誘を受けて契約をした場合、8日以内は無条件で解約できます。

■その5-「スマートメータ(通信機能付き電力計)を設置しなければならないが、有料となる」という説明もあるでしょうが、
スマートメータの取り付けは原則として無料なのです。

上記の注意事項の他に、契約先を選ぶ際には
▽事業者が国に登録されているか
▽料金メニューは今の使用量との比較になっているか
▽途中解約や割引に条件はあるか、
といった点にも確認するよう呼びかけています。

上でも触れたように自社にお客を囲い込もうと必死になって、勧誘を続ける業者もあると思いますが十分注意をしてください。
契約トラブルなどがあったときの相談は消費者ホットライン(188)で受け付けていることも知っておいてください。

オッサンの場合は電力供給先は東京電力です。東京電力もいろいろなプランを提供していますが、使用料が月300Kw以下の場合は現在の契約形態のままの方がお得です、というアドバイスもあります。

十分慎重になって検討して頂くことを願っています。

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