今日11月7日から新しい季節に入ります。
一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「木枯らしに落ち葉が舞、里山は冬枯れの景色へと移り変わり、暦の上でも冬が始まる時期です」。2017年は11月7日から11月21日ごろまでを「立冬」といいます。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。
■初候:山椿開(つばき、はじめてひらく) -11月7日から11日頃まで。 「つばき」と読むが実際は山茶花の花が咲き始めるころ。枯れの景色の中、鮮やかに咲き誇るようすが華やかだ。 |
■次候:地始凍(ち、はじめてこおる) -11月12日から16日頃まで。 冬の冷たさがいっそう増し、大地は凍り始め、朝は霜や霜柱が見られることも。季節はいよいよ冬を迎えます。 |
■末候:金盞香(きんせんか、さくむ) -11月17日から21日頃まで。 水仙の花が咲き、上品な香りが漂い始めるころ。「金盞」とは金の杯を意味し、黄色の冠を付けた水仙の別名です。 |
■野菜1 れんこん 穴が多く見通しが良いことから縁起物とされます。夏に高温で晴れが多い年は豊作になるといわれます。 |
■野菜2 サトイモ 秋の新サトイモに比べると大きく、みっちりとした食感です。芋類の中ではカロリー控えめです。 |
■魚1 マグロ クロマグロは脂がのる冬が旬。春~初夏に獲れる小ぶりのものは「メジ」と呼ばれますが、これも美味です。 |
■魚2 牡蠣 この時期の11月ごろから身が詰まり、味がのってくる。生ガキはもちろん、土手鍋も美味です。上質の日本酒があればなお美味しい。 |
■果物 リンゴ 寒い季節の果物と言えばミカンと並び、リンゴの季節の果物と言えばみかんと並び、リンゴのイメージが強いですね。現在主に栽培されている品種は日本では約半分が「ふじ」です。それに次いで「つがる」、「王林」、「ジョナゴールド」などがあります。収穫される時期は各品種とも1ヶ月から2ヶ月間程度のようです。品種にもよりますが、おおむねリンゴの旬は秋から冬と言えます。 |
■花1 茶の花 椿や山茶花の仲間で10~11月に白くて愛らしい花をやや下向き加減でさかせます。 |
■花2 山茶花 枯れた季節に華やかさを添える冬の花。「山茶花、山茶花咲いた道、たき火だたき火だ落ち葉炊き~」と歌われる。 |
■鳥 マヒワ 冬を告げる鳥と言われています。立冬のころに北から渡ってきます。黄緑と黒の模様が印象的です。 |