1月最後の頭の体操です

早朝の気温が氷点下という日が続いています。
18日に降った雪を道路の両端に積み上げたのですが、その積み上げた雪がまだ溶けきれずに残っています。特に日陰の部分の雪はなかなか溶けず、気温の低さから凍りついてしまい溶けるのに時間が掛かりそうです。

寒い寒いと言っているうちに、あと1週間で1月も終わりです。
と言うことで、週刊漢字のお題提出も1月分は今日が最後となります。
今年は申年なので芸能関係で「さる」に関する漢字3題です。あまり馴染みの無い世界の漢字なので読み方や意味に戸惑うかもしれません。

申楽談儀

猿女

靱猿

オッサンも正しく読めたのは1つだけで、意味は3つともお手上げでした。

答は次でどうぞ→

(さらに…)

今年は申年だから赤い下着を・・・

もう1月も終わりに近づき全く気にしていなかったので、タイトルにあるような話を持ちかけられて戸惑ってしまいました。

「そうなの。猿は顔もお尻も赤いから、それで赤い下着を身につけるのか。でもオッサンは赤い下着なんて持っていない!」

「赤い下着を持っていないことは分かるが、申年と赤い下着の謂われは猿の顔やお尻とは関係ない」

というやりとりがあったのですが、悔しいので調べて見ました。
いろいろな謂われがありますが、それらをまとめると次のようになりました。

"日本では昔から、「申年に赤い下着を身につけると健康に過ごせる」という言い伝えがあります。 申年のサルにかけて、“病が去る”という意味があったり、赤は昔から“病気を防ぐ厄除けの色”という言い伝えもあるので、申年には赤い下着がいいと言われているそうです。
赤とは、さまざまな色のなかでも、とりわけ鮮やかで、印象的で、明るいものです。さらにこの「あかるい」が赤の語源になったのではといわれています。赤信号、商品の広告、消防車……と、人に注意を促す場面でよく使われているのは、このためです。
縁起が良いとされる申年について、日本各地にさまざまな言い伝えがあります。
「申年に赤い服を身に着けると病が去る」
「申年に赤い肌着を贈られると、将来も下の世話にならないですむ」
「申年に赤い下着を4枚贈られると、死(4)が去る」等々。
その鮮明な「赤」には、穢(けが)れを祓(はら)い、厄を落とす、魔よけの効果があるとされてきました。
また「赤ちゃん」という呼び名からもわかる通り、穢れていない、無垢(むく)の象徴、生命力の現れでもあります。
このように、魔よけの効果があるとされる「赤」と「猿=去る」という言葉の組み合わせにより、申年には、赤い衣服で災厄を打ち破るという風習がつくられていったようです。

赤い下着なら何でもいいのですが、中でもおすすめは「パンツ」です。
東洋医学では、「赤い布を保温効果で体が温まる」「活力・気力を補える」と考えられているそうで、特に、おへその下指3本分のところにある「丹田」というツボは、全身のエネルギーの源と言われていて、赤い下着で丹田を覆うと、丹田を刺激するのと同じ効果があると言われているそうです。"

ということなのです。昨日お話しした「六曜」のように迷信のような感じもしますが、「赤いパンツ」は東洋医学でも推奨されているようですから是非穿かなければ、と思います。

六曜を思い出してみましょう

カレンダーをよく見てみると、日付や曜日の他に「大安」や「友引」「仏滅」などの言葉が書かれているのを見たことがありますよね。そうですあれが、「六曜」です。

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この六曜入りのカレンダーを市が作成して住民に配布しようとしたのですが、差別を助長するので配布するのは控えるのがよいなどといった物議を醸し出して、結局配布することを断念したそうなのです。
そんなに古い話ではなく昨年末の九州は大分県の市でのお話しなのです。
しかし、明治時代には政府が六曜は迷信だとして、これを一切禁止した過去があるので昨年末の九州のお話しも突飛なことではないのかもしれませんね。

しかしその後、六曜は必要という世論を受け、結局は完全に廃止されることはなく、現在に至っています。とは言え、最近の特に若い世代においては、六曜はそれほど重要視されていないため、六曜自体を知る人は世代が若くなるにつれて少なくなっていますね。
オッサンもせいぜい「大安」「仏滅」「友引」かといったことを気にする程度ですから。

ということでオッサンも勉強するため「六曜」について簡単に整理してみました。
まずは「大安」からです。

◆大安
大安は、「たいあん」と読み、大いに安し、という意味があります。六曜の中で最も吉の日となっています。特に結婚や結納などを行うには最適とされているので、現代も大安にこだわって挙式の日を選ばれる方は多いようです。もっとも大安にこだわっているのは結婚する若者ではなく、年寄りたちのこだわりなのかもしれませんね。
引越しや地鎮祭、お参りなどを行う際に大安を選ぶというのも多いようです。

◆仏滅
仏滅は「ぶつめつ」と読み、仏も滅するような大凶日という意味があります。何をしても最悪とされます。ただ、仏滅は物滅として、それまでの物(事)が滅び、新しく始まる、という解釈をし、大安よりも結婚や引越しを行うには最適の日だと考える場合もあるようです。

◆先勝
先勝は「せんしょう」「せんかち」「さきかち」などと読み、先んずれば即ち勝つ、という意味があります。
何時でも先んずれば勝というわけではなく、午前中は吉とされているものの、午後2時から6時までは凶ということなのです。

◆友引
友引は「ともびき」と読み、凶事に友を引く、という意味があります。
友引は、大安に続いて吉日と言われていますが、朝は吉、昼は凶、夕方は大吉となっているので、結婚式などは昼に行わないところもあるようです。
また、友引に葬式を行うと「友を冥土に引き寄せる」とされ、昔から火葬場は友引には休業するのが決まりでした。

◆先負
先負は「せんぶ」「せんぷ」「さきまけ」などと読み、先んずれば即ち負ける、という意味があります。
この日は急いで何かを決めたり、外出することを避け、平静に過ごすのがよいとされています。
また、午前中は凶ですが午後からは吉となっているので、何か用事を行う時は午後からの方がよいのだそうです。

◆赤口
赤口は「しゃっこう」「しゃっく」「せきぐち」などと読まれ、赤舌日といって、羅殺神が支配する日で不吉な日となっています。
赤口は、厄日とされ、何をするにも止めた方がよいと言われていますが、午前11時から午後1時まではかろうじて吉とされています。
それ以外の時間帯は凶となっており、特に赤という字から連想させることから、火や刃物に注意する日と言われています。

如何でしたか?知っていましたか?
この六曜が差別を助長する、という主張がオッサンにはよく分かりません。多分六曜が迷信だからということなのでしょうね。

一年でもっとも寒さが厳しいころです

おおよそ今日から2月3日ごろまでは「大寒」といって寒さが厳しいころです。しかし日がしだいに長くなり、春へ向かう時期でもあります。
(注)例年ですと1月20日から「大寒」が始まりますが、2016年は1月21日からだそうです。
寒暖をくり返しながらだんだん春になっていきます。「三寒四温」ですね。

二十四節気や七十二候では最後の候となります。
何時ものように七十二候でお話しを進めます。
大寒も3つの候に分けられています。

・初候-款冬華さく(ふきのとうはなさく)。蕗の花が咲き始めるころです。1月20日~24日ごろです。
・次候-水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)。沢の水が厚く張りつめるころ。この時期に最低気温を記録します。1月25日~29日ごろです。
・末候-鶏始めて乳す。鶏が卵を産みはじめるころ。1月30日~2月3日ごろです。

◆旬の魚介 赤貝、わかさぎ、めひかり

akagai wakasagi

mehikari

下の写真の「めひかり」は、東日本大震災前は小名浜の親戚で食べさせていただいたものです。

◆旬の野菜 小松菜、みずな

komatuna mizuna

◆旬の草花 南天、福寿草

nanten fukujusou

南天は、「難を転じる」という意味に通じることから縁起が良いとされています。
我が家の庭には、どうした訳か金木犀の木の間から南天が顔を覗かせています。
◆旬の野鳥 あおじ、じょうびたき

aoji jiubitaki

◆旬の果物 金柑

kinkan

◆旬の日 初地蔵、晦日正月
・初地蔵

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初地蔵は街の人にとって今年一年を占うほどの縁日です。その年の初めの縁日にあたる1月24日がその日です。
社会の不安やお身体,家庭の不安も一度に取り去る御利益を頂く縁日です。
・晦日正月
1月31日のことで、晦日宵とか晦日節(みそかぜち)などと呼ばれます。正月を締めくくる日なのです。
◆旬の行事 節分

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節分は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで、「季節を分ける」ことをも意味しています。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多いそうです。
一般的には「福は内、鬼は外」と声を出しながら福豆(炒り大豆)を撒いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べて厄除けを行います。また、邪気除けの柊鰯などを飾るところもあります。
最近、節分に「恵方巻」を食べるようになりました。

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恵方巻きの食べ方のルールです。

『ルール1』太巻きをひとりにつき1本準備する。
福を巻き込むことから巻き寿司。縁を切らないよう包丁を入れずに丸ごと1本。七福神にあやかり7種類の具が入った太巻きが望ましい。巻き寿司を鬼の金棒に見立て、それを退治する意味もあるらしい。

『ルール2』恵方を向く
恵方とは、その年の幸福を司る歳徳神(としとくじん。年神様の別称)のいる方角のことで、その年の最も良いとされる方角です。
2016年の恵方は、南南東(正しくは南微東で、南南東やや右)です。

『ルール3』願いごとをしながら、黙々と最後まで食べる
しゃべると運が逃げてしまうので、食べ終わるまでは絶対に口をきいてはいけません。

 

大寒に入ります!!

一番寒い時期といわれる「大寒」は、通常ですと1月20日から始まりますが今年は1月21日からだそうです。

この一番寒い時期に各地の神社では寒稽古が行われます。
都心で有名なのは、鹿島神社の大寒禊です。
1年で最も寒いとされる大寒の日(例年1月20日)から近い土日に大寒禊が執り行われます。ところが今年は大寒に近い土日ということで1月17日に行われたそうです。

鹿嶋神社の長い奥参道を抜け、奥宮から左手奥に坂を下りると御手洗池に突き当たります。決して枯れることがなく、大人が入っても、子供が入っても水面が胸の高さを超えないと言われ、鹿島の七不思議伝説のひとつとなっています。この池で禊をして心身を清めてから参拝します。

池に身を浸す前には、入念な準備体操があります。入水前の準備運動として、神職の掛け声とともに船を漕ぐ動作の鳥船が始まります。

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(入水前の鳥舟の様子)

入水前の準備運動が終わると入水して祝詞を上げます。たくさん着込んでいても寒さが身にしみる真冬。男性はふんどしとハチマキのみ。女性は、白装束姿で池に身を浸し十数分ほど祝詞をあげる荒行です。

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(池に身を浸し祝詞を上げる様子)

寒さが苦手なオッサンには到底我慢出来るものではありません!!
このような荒行なしに参拝できる神社を選びますね。オッサンならば。
だから御利益が少ないのでしょうネ。

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