今日から雨水です

二十四節気の1番目の”春分”が終わり、2番目の”雨水”が今日2月19日から始まり3月5日ごろまで続きます。
雨水は「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也」とされています。
立春から約15日後で、2月19日頃からの啓蟄までの15日間の期間および、特にその初日をさします。雪が溶け、芽吹きの時、農作業の準備が始まるのも間近です。

我が家の梅の花も大きく開きました。

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七十二候では、雨水をさらに3つの候に分けています。
◎初候:土脉潤起(つちのしょう、うるおいおこる)→冷たい雪が温かい春の雨に変わり大地が潤い始める。
◎次候:霞始靆(かすみ、はじめてたなびく)→霞やもやで遠くの山や景色が美しく見える。
◎末候:草木萌動(そうもく、めばえいずる)→やわらかい春の日差しの中、淡い緑に色づく新芽が見られる。
空から降る雪が雨に替わり、積もった雪も少しずつ融け始める時期です。春一番(立春以降に吹く強い南風)が吹く頃、うぐいすの鳴き声が聞こえ始める頃となります。

上でも述べたように、”雨水”の時期は昔から、農業の準備を始める目安とされてきましたがしかし、2月の下旬ということで本州以北は依然寒く、大雪が降ることもあります。
少しずつ春に向かって行く時期ですが、その歩みはゆっくりですね。
なお、以下の画像はWebサイトから借用しました。

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春を迎えたこの時期には、キャベツ、花わさび、島ラッキョウ、菜の花、ハマグリ、イカナゴ、ワカメ、デコポンといった食材が豊富です。
キャベツ、菜の花、ハマグリ、ワカメそしてデコポンはご承知だと思います。花わさび、島ラッキョウ、イカナゴの写真を掲載しておきましょう。

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沈丁花、オオイヌノフグリ、ハコベ
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◎寒天干し
恵那市山岡町の地域の寒天製造は、昭和初期に始まり、そのきっかけは農家の農閑期の副業でした。冬季の日中と夜との寒暖差が大きく雪が少ない気候が寒天の製造に適しており、現在では天然細寒天の全国シェアは約90%となっています。製品の多くは和菓子メーカーに引き取られ、良質で有名な山岡の寒天は和菓子にはかかせない存在となっています。 現在では、冷凍機械の普及により年間操業を営む工場も多くなっています。寒天は健康ブームとともに脚光を浴びています。
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◎イカナゴ漁

・3月になると魚の棚にイカナゴが入荷し、明石の人々は春の訪れを感じます。近年、明石ではこのイカナゴをくぎ煮にすることがすっかり定着しています。イカナゴは自宅用だけではなく、沢山炊いて親戚や友人に送られる方が多く、毎年イカナゴのくぎ煮が届くのを心待ちにされている方とのコミュニケーションに一役かっている、春のメッセンジャーとも言えるでしょう。お客様が行列についてまで欲しい魚・イカナゴは、明石の春の大人気商品です。
いかなご漁(明石沖・神戸沖・淡路東浦沖・淡路西浦沖・姫路沖)は2月後半から3月前半に解禁となり、その後約一ヶ月間行われます。一般的な炊き頃といわれる大きさのものが出回るのは解禁から約2~3週間ほどの間です。
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◎行事
桃の節句
3月3日の「桃の節句」は、もともとは旧暦3月、最初の巳の日に行われ、脱皮をして生まれ変わる巳(ヘビ)にちなんで心身を祓い清める行事だったのが、やがて女の子の健康を祈るひな祭りになった。
行事食:ハマグリのお吸い物、ひなあられ、白酒、ちらし寿司
女の子の成長と将来への思いがたくさんこめられています。

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黄色い花のつぼみとほろ苦さが特徴の”菜の花”が旬の食材の一つです。
今回はこの食材を使った「菜の花の辛子和え」のレシピを紹介します。主婦の方々にはありふれた料理なのでしょうが、オッサンにとっては縁の少ない料理なので。

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なお、このレシピは「Ajinomoto Park」から引用させて頂きました。

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