暑い夏の始まりです

syosyo一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「太陽が顔を出せば、気温はぐんぐん上昇。あちこちでセミの鳴き声が響き始め、暑い夏の始まりのころです」。
2017年は7月7日から7月21日ごろまでを「小暑」といいます。
そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。

fuen ■初候:温風至(あつかぜ、いたる) -7月7日から11日頃まで。
風が熱気を運んでくるころ。梅雨明け時の南風を「白南風」と風に色を付けて呼んでいたそうです。
hasu ■次候:蓮始開(はす、はじめてひらく) -7月12日から16日頃まで。 夜明けとともに、ゆっくりとつぼみをほどくハスの花。水面からスッと伸びる幾重もの花びらを開く様子はとても幻想的です。
taka ■末候:鷹乃学習(たか、すなわちわざをならう) -7月17日から21日頃まで。
5~6月ごろに生まれた鷹のヒナが、巣立ちの準備を始めるころ。飛び方を覚え、獲物の捕りかたを練習し、一人前になっていく。

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daikon ■野菜1 大根
古名は「おおね」で大根の字が当てられていましたが、後に音読みの「だいこん」になったそうです。
生のまますりおろせば、自然の辛みが味わえ、コトコト煮れば甘みが増す、和食においてなくてはならない食材です。 煮物やおでんなどに向いています。
ingen ■野菜2 インゲン
1年に3回収穫できることから関西では「三度豆」とも呼ばれます。6~9月がもっとも美味しいといわれます。
myouga ■野菜3 ミョウガ
スッキリとした香りのミョウガは、夏の食欲増進にぴったりの野菜なのです。
そうめんの薬味、天ぷらや漬物にも最適な野菜です。オッサンは苦手な野菜の一つですが。
karei ■魚1 カレイ
冬場の子持ちカレイも美味ですが、夏のカレイは身が肥えていて特に美味しいのです。
ほどよく脂がのった白身は刺身で食べるとえも言われぬ美味しさで絶品です。
anago ■魚2 アナゴ
江戸前寿司の人気のネタ。焼きアナゴはもちろん、白焼きも今が旬の味です。
momo ■果物 桃
季語では秋に分類されていますが、食べごろとしては夏です。
ちょうどお盆のころから出回り始めます。
新鮮なものは洗って皮ごと食べられます。
sarusuberi ■植物 サルスベリ
約100日間花を咲かせることから「百日紅」と呼ばれます。鮮やかなピンクや白の花は真夏の青空によく映えます。
ageha ■生き物 アゲハチョウ
チョウの中では最も大型の分類にはいります。成虫は大きな翅を持っていて速く飛びまわります。翅の鱗粉は種類によって黒・白・赤・黄・青・緑など様々に彩られています。
成虫はほぼ全ての種類が花に飛来しますが、地面の水たまりや海岸などで水分を吸う習性がある種類もあります。大きな翅をはばたかせて飛び、吸水・吸蜜や産卵もはばたきながら行うのだそうです。
tanabata ■風物詩1 七夕
五節句の一つで、旧暦の7月7日に、織り姫と彦星が一年に一度だけ会うことを許されたという七夕伝説に由来するといわれています。現在では新暦の7月7日に行われる夏の行事として定着していますが、旧暦の頃は8月に行われる行事でした。
七夕のお祝いの始まりは子どもの成長を願う「節句」の一つです。子どもが生まれてからお祝いをする桃の節句や端午の節句などと同じ行事なのです。
日本国内で古くから行われる七夕祭りも旧暦に合わせて行われるものや現在の七夕の日から一ヶ月遅れで行われる「月遅れの行事」として行われるものまであります。
8月7日に行われる「仙台七夕祭り」など、各地で豪華な七夕飾りが行われています。
doyou ■風物詩2 土用の入り
土用とは、五行に由来する暦の雑節で、1年のうち4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつなのです。土いじりを慎み、衣類や書物を干したり、食養生をする習わしがあったのですが・・・。
一般的には、夏の土用(立秋直前)を指すことが多く、夏の土用の丑の日には鰻を食べる習慣がありますね。
2017年の夏の土用は、土用の入りが7/19、土用明けが8/6で、丑の日は7/25と8/6の2回あります

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