2025年03月 アーカイブ

3月26日はカチューシャの唄の日

カチューシャの唄の日(3月26日 記念日)

1914年(大正3年)のこの日、島村抱月(しまむら ほうげつ、1871~1918年)と松井須磨子(まつい すまこ、1886~1919年)が起こした劇団「芸術座」が、トルストイの『復活』の初演を行った。この中で歌われた『カチューシャの唄』が大流行した。

『復活』は、帝政ロシアの小説家レフ・トルストイ(Lev Tolstoy、1828~1910年)の代表作である。1899年(明治32年)に雑誌への連載で発表され、若い貴族とかつて恋人だった女の、贖罪(しょくざい:罪滅ぼし)と魂の救済を描き、それを通じて社会の偽善を告発した作品である。

『カチューシャの唄』の作詞は島村抱月と相馬御風(そうま ぎょふう、1883~1950年)、作曲は中山晋平(なかやま しんぺい、1887~1952年)。『復活』の劇中歌として、主演女優の松井須磨子などが歌唱した。また、1914年5月に『復活唱歌』の題名で、松井の歌唱によるレコードが発売された。歌詞の「カチューシャかわいや わかれのつらさ」は爆発的な流行語となった。

松井須磨子
リンク:YouTube

このYouTubeの音楽は当時のレコードが音源と思われる。また、この音源の歌詞は以下の通りであると思われる。当時は歴史的仮名遣いが用いられていたが、これは現代仮名遣いで表記されたものである。

  1. カチューシャかわいや わかれのつらさ
    せめて淡雪 とけぬ間と
    神に願いを(ララ)かけましょうか
  2. カチューシャかわいや わかれのつらさ
    今宵ひと夜に 降る雪の
    あすは野山の(ララ)路かくせ
  3. カチューシャかわいや わかれのつらさ
    せめて又逢う それまでは
    同じ姿で(ララ)いてたもれ
  4. カチューシャかわいや わかれのつらさ
    つらいわかれの 涙のひまに
    風は野を吹く(ララ)日はくれる
  5. カチューシャかわいや わかれのつらさ
    ひろい野原を とぼとぼと
    独り出て行く(ララ)あすの旅

上演当日に、劇場の廊下に歌詞を大きく書いた紙を貼り出すと、それをメモしようと客が群がり、合唱となったエピソードもある。松井の生誕地である長野県長野市や、中山の生誕地である長野県中野市の「中山晋平記念館」などには、この歌の歌碑がある。

松井須磨子演劇碑(松井生家の裏山)
松井須磨子演劇碑
画像元:歌碑を訪ねて西東

『復活唱歌』(カチューシャの唄)のレコードは、蓄音機自体が高価で普及率が低く、数千枚売れれば大当たりと言われた当時でも2万枚以上を売り上げたという説もある。

記念日「カチューシャの唄の日」は東京都新宿区神楽坂に事務局を置く一般社団法人・松井須磨子協会が制定。同法人は2023年(令和5年)1月26日に設立した団体。大正時代に活躍した日本初の新劇女優・松井須磨子と日本近代演劇の父・島村抱月の功績をたたえる顕彰活動を行っている。

松井須磨子協会

記念日を通して、多くの人に「カチューシャの唄」とともに松井須磨子と島村抱月の功績に関心を持ってもらうことが目的。記念日は2023年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

3月24日は壇ノ浦の戦いの日です

壇ノ浦の戦いの日(3月24日 記念日)

1185年(寿永4年)のこの日、長門国赤間関(現:山口県下関市)の壇ノ浦で源平最後の合戦「壇ノ浦の戦い」が行われた。

序盤は平氏が優勢であったが、やがて劣勢となっていく。最終的に、平氏は源義経を総大将とする源氏の軍に敗れ、安徳天皇と二位尼(平時子)は三種の神器と共に入水、総大将の平宗盛も捕らえられ、栄華を誇った平家は滅亡した。

日本史上、最大規模の海戦の一つであり、この戦いにより6年間に渡る大規模な内乱は一応の幕を閉じた。また、この戦いで平氏政権が崩壊したことにより、同年に源頼朝を創設者とし、北条時政・北条義時らを中心とした坂東武士により鎌倉幕府が設立された。

下関市にある「赤間神宮」は、幼くして亡くなった安徳天皇を祀る神社であり、平家一門を祀る塚があることでも有名である。また、同市の「みもすそ川公園」は、壇ノ浦に面した場所であり、壇ノ浦古戦場址碑や安徳帝御入水之処碑、源義経と平知盛像が設置されている。

壇ノ浦古戦場址碑
壇ノ浦古戦場址碑

8月23日は世界気象デーです

世界気象デー(3月23日 記念日)

世界気象機関(World Meteorological Organization:WMO)が、発足10周年を記念して1960年(昭和35年)に制定。

国際デーの一つ。英語表記は「World Meteorological Day」。日本語では「世界気象の日」とも表記される。

1950年(昭和25年)のこの日、世界気象機関条約が発効し、WMOが発足した。翌年、気象学(気象と気候)およびオペレーショナル水文学など、これらに関連する地球物理学の分野における国際連合の専門機関として登録された。

世界気象機関(WMO)

WMOは、気象事業の国際的な標準化と改善および調整、並びに各加盟国・地域間における気象情報・資料の効率的な交換の奨励を主な業務としている。本部はスイスのジュネーヴにある。

2020年(令和2年)3月時点で、世界の186ヵ国と6地域が参加している。日本は1953年(昭和28年)に加盟した。日本の気象庁は、WMOや各国の気象機関と協力しながら、気候変動対策などの課題に取り組んでいる。

この日には、気象知識の普及や国際的な気象業務への理解を促進するため、毎年キャンペーンテーマを設けてイベントなどが開催される。2018年(平成30年)のテーマは「気象・気候への適切な備え」(Weather-ready, climate-smart)であった。

3月22日は世界水の日記念日です

世界水の日(3月22日 記念日)

1992年(平成4年)6月にブラジルのリオデジャネイロで開催された「地球サミット」(環境と開発に関する国連会議)の21世紀へ向けての行動計画「アジェンダ21」で提案された。そして、同年12月の国連総会で決定し、翌1993年(平成5年)から実施されている。

国際デーの一つ。英語表記は「World Day for Water」または「World Water Day」。水資源の開発・保全やアジェンダ21の勧告の実施に関して普及啓発を行う日。また、水の大切さや、きれいで安全な水を使用できるようにすることの重要性を世界中で考える日である。

世界水の日

国連は加盟国に対して、この日に各国で活動を企画するよう薦めており、水や水資源の持続可能な開発に関連する取り組みを行う国連機関も記念式典など様々な企画を催している。この日には、世界の様々な国で水の大切さを人々に知ってもらうための会議やセミナー、展示会などが開催される。

日本では8月1日が「水の日」、水の日を初日とする8月1日~7日の一週間が「水の週間」となっており、水資源の貴重さ、水資源開発の重要性などについて考える期間となっている。そのため、この「世界水の日」は、世界的な観点からもう一度、水の貴重さ、大切さについて世界中の人々と一緒に見つめ直す「地球と水を考える日」としている。

3月21日は睡眠術の日です

催眠術の日(3月21日 記念日)

日付は催眠術をかける時の掛け声「3、2、1」から。

掛け声に関連した記念日で、12月3日は奇術(手品)を披露する時の掛け声「ワン(1)ツー(2)スリー(3)」から、日本奇術協会が制定した「奇術の日」となっている。

催眠術について

「催眠」とは、暗示を受けやすい変性意識状態の一つ。また、催眠状態に導く技術のことを「催眠法」または「催眠術」と呼ぶ。催眠状態といえば特別な状態に聞こえるが、電車の中でうたた寝をしている状態に近く、誰しもが入る事の出来る現象である。

催眠法は、心理的な悩みを改善する目的で行われる「催眠療法」(ヒプノセラピー)と娯楽を目的に行われる「舞台催眠」(ショー催眠)とに大別される。催眠を医療に用いる試みはアメリカでは積極的に行われているが、日本では積極的な医療機関は限られている。

日本においては、明治末期から大正時代にかけて催眠術が大流行し、催眠術を応用した精神療法や身体鍛練法などを唱える者が多数現れた。それらは医学関係者から霊術師まで多岐にわたり、書物も多数出版された。

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