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万物がすくすくと育つ時期です

smttl小満とは、あらゆる命が満ちていく時期。太陽を浴び、万物がすくすくと育つ時期です。梅雨を前に、麦は金色の穂を揺らし、収穫の時期を待ち、田んぼは田植えの準備に追われます。さらに育ち盛りの蚕には常に桑の葉を与えて世話をせねばならず、農家は「猫の手も借りたい」ほど大忙しの頃なのです。「小満」は次の「芒種」までの間の5月21日から6月5日頃までの期間です。

skehai tenkiame 天気雨:晴天なのに小雨が降る「日照り雨」のことです。「狐の嫁入り」とも呼ばれ、夏の季語になっています。昔は、不可思議なことは何でも狐の仕業と考えられていたのです。

■七十二候の区分

syokou smsyokou 蚕起食桑(かいこおきて、くわをはむ)5月21日から5月25日頃まで。
蚕が元気に桑の葉を食べ、成長するころ。美しい絹糸を紡ぐ蚕は「おかいこさま」と呼ばれ、人々の生活を支えてきました。
sjikou smjikou 紅花栄(べにはな、さく)5月26日から5月30日頃まで。
古代エジプト時代から染料として利用されていた紅花。あたり一面に紅花が咲くと、化粧の紅を採る為の花摘みが始まります。
matukou smmakkou 麦秋至(むぎのとき、いたる) 5月31日から6月5日頃まで。
黄金色に色づいた麦の穂が実る頃です。麦にとっての実りの季節を「麦の秋」と名付けられています。

■旬のもの

syokuzai

tamanegib たまねぎ:日本では辛みが強い黄たまねぎが主流。切ると涙がでるのは、辛味とニオイを出す硫化アリルが揮発するため。料理をする前に冷蔵庫で冷やしておくと押さえることができます。
sayaingen さやいんげん:いんげん豆を若採りしてさやごと食べるのがさやいんげん。関西地方では3度収穫できることから「さんど豆」とも呼ばれ、塩ゆでやおひたしなどに使用されます。
aoume 青梅:生では食べられない青梅は、梅シロップや梅酒に、やさしい梅の香りとほのかな酸味はこの時期ならではの味覚です。
dojou どじょう:古くから江戸の郷土料理として有名です。食べ物としても優等生で、栄養価の高さは「うなぎ一匹、どじょう一匹」とされ、うなぎ一匹に匹敵するといわれています。国内産では関東が本場です。
sirogisu シロキス:天ぷらや寿司のネタとして江戸っ子に愛されてきた魚です。ほどよく脂がのった白身がとても上品なのです。

smikaku

kisuten キスの天ぷら:  白玉粉外サクッ中ふわっの簡単キスの天ぷら
■材料
キス    6匹
油        適量
卵    1個
水    1カップ
小麦粉    1カップ
■作り方
①キスは鱗落としか包丁の背で鱗を落とす。
②頭を落とし、お腹を切って内臓を取り出す。
③背側から包丁を入れ、身を開いて、腹骨をすく。
④キッチンペーパーで水気を取り、小麦粉(分量外)をつけておく。
⑤卵と水を混ぜ、小麦粉を少しずつ加えて混ぜる。天ぷら粉の出来上がり。
⑥3のキスを4の天ぷら粉につけ、高温の油で3分揚げたら出来上がり
★コツ・ポイント
キスはしっかり水気を切り、天ぷら粉は混ぜ過ぎないように。
そうすると食感よくサクッふわっと仕上がります。          

syachou

sijuukara しじゅうがら: 胸から腹の黒いネクタイ模様が特徴です。細い声で「ツーピー、ツツピン」と鳴きます。初夏は子育ての時期なのです。
tentoumusi てんとう虫: 星の数や色はさまざまで、コロンとした姿が愛らしい。アブラ虫などの害虫を食べてくれます。

skusa

benibana 紅花:アザミに似た菊科の花。原産地はエジプト・地中海沿岸からシルクロードを経て渡来したといわれています。鼻を発行・乾燥させたものが染料や着色料の材料として用いられ、生薬や口紅、食用油などにも利用されます。
suzuran スズラン:開花期は4~5月です。うつむき加減で葉の陰に咲くことから「君影草」という奥ゆかしい別名を持っています。
hamanasu 浜茄子:アジア島北部の沿岸沿いに育ち、大きさは1メートルにもなり、枝は多くて太い。枝先にはバラのような6~8センチの赤紫色の花を数個つけます。

sgyouji

kifune 貴船祭: 貴船神社で最も重要な最大の祭典が「貴船祭」です。
本宮での厳粛な神事では雅やかな舞楽が奉納され、新緑が最も美しい時季に金色の御神輿が貴船町内を華やかに巡行します。
奥宮では出雲神楽奉納など賑々しい行事が繰り広げられます。
貴船祭は毎年6月1日に行われています。貴船祭では先ず本宮で神事を行い、次に舞楽(ぶがく)が奉納されます。その後神輿が本宮から奥宮に巡行します。なお奥宮では先ず神事を行い、次に子供が神石・船形石に千度詣りを行います。その後出雲神楽(いずもかぐら)が奉納されます。
2020年(令和2年)6月1日(月曜日)11:00から行われ、13:00頃から神輿の巡行、15:00頃から奥宮で神事が行われます。
ただ、2020年の貴船祭は新型コロナによる実施の有無・内容を確認する必要があります。 
koromo 衣替え:四季があり、季節によって天気や気温が変化する日本では、季節ごとに衣類や持ち物を替えて来ました。特に夏冬の季節の変わり目に衣類を改めることを「衣替え」といいます。
中国の宮廷で、旧暦の4月1日と10月1日に夏服と冬服を入れ替えていたことから始まった習慣です。日本へは、平安時代頃に伝わり、室町時代から江戸時代にかけて、四季に合わせて式服を替える習慣が定着しました。
明治維新で新暦が採用されると、夏服は6月1日~9月30日、冬服が10月1日~5月31日となりました。学校や官公庁、制服のある会社などは、現在もこの日をめどに衣替えを行っています。
和服では、この衣替えのしきたりが今も重要視されています。
着物には袷(あわせ)、単衣(ひとえ)、薄物(うすもの)などがありますが、これらは着る時期が決められています。
一番長く着られるのは袷で、10月から冬を過ぎて5月末までです。6月は単衣、7月8月の暑い時期には薄物、9月には単衣に戻り、10月からはまた袷の季節になります。袷の出番が長いので、最初に着物を作るときは袷にする方が多いようです。
昔から衣類の手入れとして「虫干し」が行われてきました。天気の良い空気の乾いた日に陰干しをして、衣類につく虫やカビを防ぎます。衣類のほか、書画や調度品なども虫干しをして大切に保管されてきました。

菖蒲の季節です

rikttl雨立夏は新緑が青々と萌え、1年で最も行楽に最適な、爽やかな夏の最初の二十四節気です。5月5日は端午の節句。桃の節句に対して、菖蒲の季節ともいわれます。また5月は物忌みの時季ともいわれます。薬草である菖蒲でケガレを祓うというのがその由来です。昔の子どもたちは菖蒲で邪気を祓いながら遊んでいたようです。「立夏」は次の「小満」までの間の5月5日から5月20日頃までの期間です。

skehai kunpuu 風薫る:初夏に新緑の間を抜けてくる心地よう風が薫風です。かっては花の香りを運ぶ春の風のことだったようです。柔らかな緑の香りの誘いに乗って森林浴に出掛けるにも最適な季節です。

■七十二候の区分

syokou riksyokou 蛙始鳴(かわず、はじめてなく)5月5日から5月10日頃まで。
春先に冬眠から目覚め、まだ寝ぼけていたカエルたちもウオーミングアップを終え、元気に活動をℎ締め増す。
sjikou rikjikou 蚯蚓出(みみず、いずる)5月11日から5月15日頃まで。
マイペースなミミズは、他の生き物に比べると少し遅れて目覚めます。土を耕す名人が、いよいよ始動です。
matukou rikmakkou 竹筝生(たけのこ、しょうず) 5月16日から5月20日頃まで。
すくすくと盛著司、立派な若竹になるタケノコは健やかさの象徴です。初夏の味覚としても欠かせません。

■旬のもの

syokuzai

takenokob たけのこ:日本原産の真竹(マダケ)の旬は5~6月です。タケノコご飯、若竹煮、採れたては刺身にもなります。なお、収穫から時間が経ったものはアク抜きが必要です。
asitaba アシタバ:伊豆諸島原産で、今日摘んでも明日伸びるため「明日葉」と名づけられたそうです。天ぷらにするのがおすすめです。
kibinago きびなご:南方系の魚で、千葉県以南に分布します。外海で群れを作って生息していますが、産卵期には内湾に入ってきます。新鮮なものは刺身として食され、上品なうま味があります。天ぷら屋煮付けでも美味しい。
maaji 真あじ:沿岸にいる黄あじと沖合で回遊する黒あじに分けらえますが、なかでも数が少ない黄あじが美味しいとされています。新鮮なものは刺身かタタキがお勧めです。なお、冗談のようですが、味がよいからこの名前がついたといわれます。
hotate ホタテ:産卵を経て再び」栄養を蓄えた5~7月がもっとも美味しい時期です。

smikaku

kasiwa 柏餅:  白玉粉だけで柏餅を作ってみます。いつもと違う食感が楽しめます。
お子さんと一緒に、節句やこどもの日用に。
</span>■材料(6人分)
白玉粉    200g
上白糖    大さじ1
水        200ml
粒あん    300g
柏の葉    6枚
■作り方
①ボウルに白玉粉と上白糖を入れ、水を加える。
1割程度残し、耳たぶの硬さになるように加減し、こねる。硬いようなら水を足す。
②丸くし、中央をつぶす。
③鍋に湯を沸かし、②を入れる。
沸いてきたら、取り出す。
④ボウルに入れ、麺棒で粘りが出るまで、つぶす。
⑤あんこを6等分にし、円形にする。
⑥④のもちを、円形にのばし、あんこを包む。
手に水をつけながら、成形していく。
⑦皿に片栗粉を広げ、⑥をのせる。
⑧柏の葉でつつむ。
★コツ・ポイント
白玉を茹でたら、粘りが出るまで、よくつきます。もちもちの食感に。
生地が柔らかく扱いにくいのですが、その分、何とも言えないもちもちの食感に。
粒あんとの相性もグッド。時間がたっても、硬くなりにくいです。

syachou

hoojiro ほおじろ: 胸を張るような姿勢でさえずるのが特徴。地表に落ちたイネ科の植物などの実をエサとするが、繁殖期には昆虫などを食べるようになります。そして、繁殖期には春早くから澄んだ声でさえずり始めます。
kaeru カエル: 水辺で生活しているが、完全に水中で生活するものは多くない。繁殖期、オスはメスを呼ぶために最も大きく鳴くといわれる。水田が多い地方では夏の夜にたくさんのカエルが一斉に鳴きだすと、季節の風物詩となっている。

skusa

syakunage 芍薬:牡丹に似ているが、牡丹は木、芍薬は草なのです。冬は休眠し、春に芽を出し、初夏に花を咲かせます。
dokudami ドクダミ:日陰を好んで生え、春から夏に白い花が咲きます。なお、白い部分は花ではなく、ガクと呼ばれる部分です。独特の香りの葉は茶葉としても利用されます。
katakuri カタクリ:3~5月上旬に薄紫色の可憐な花を咲かせます。山菜としても人気が高く、天ぷらにすると美味です。根は片栗粉の原料になります。

sgyouji

tango 端午の節句: 男の子の健やかな成長を願うお祭りとして広く親しまれているのが、5月5日の端午の節句です。端午とはその月の最初の午(うま)の日を指していますが、午と五が同じ音であることから、5日のことになり、やがて5月5日になったという説があるようです。
そして古代中国の風習が導入され、日本にあった田植えの時期に薬効のある植物の蓬(よもぎ)や菖蒲(しょうぶ)を飾って厄除けとする風習が交じり合って、日本における端午の節句の風習の原型ができたといわれています。また、菖蒲を浸した酒を飲んだり、粽(ちまき)や柏餅を食べるという風習もできました。こうした端午の節句の風習は、奈良時代にまでさかのぼると考えられています。
■男の子のお祭りになった端午の節句
奈良・平安時代の端午の節句は、軒に蓬や菖蒲を挿し、子供たちが小弓を引いたり、印地(いんじ)と呼ばれた石を投げ合う遊びが行われました。やがて、武家が支配層となり、都市や城下町に集住するようになった江戸時代に入ると、端午の節句は武家の男の子のお祭りとなりました。端午の節句にお約束の菖蒲は、武勇を尊ぶという意味の「尚武」と音が通じることから男の子のお祝いの日になったといわれています。また、町人など庶民が力をつけて豊かになっていったのも江戸時代ですから、男の子の成長を祝う端午の節句は、江戸時代を通じて武家以外にも広まっていきました。そうして、立身出世を願って鯉のぼりを飾り、強くたくましく育つようにと武者人形を飾る風習が新たに生まれました。
■屈原の霊魂を慰めるものだった粽(ちまき)
餅米などの粉を水で練って蒸したものを、熊笹や菖蒲の葉などで包む粽は、古代の中国は戦国時代の楚という国の人、屈原に由来します。国を想って王様を諫めたものの聞き入れられず、やがて追放されて失意の内に端午の節句の日に、川に身を投げたという人で、忠臣として名高い人です。この屈原の霊魂を慰めるため、当時の人々が竹筒に米を入れて川に投げたのが粽(ちまき)の由来とされています。
■子孫の絶えない願いが込められた柏餅
粽(ちまき)に並んで、柏餅も端午の節句の重要な食べ物です。柏の葉は新しい葉の芽が出ないと古い葉が落ちません。そこから、子孫が途絶えることなく代々続くようにという縁起物になりました。
年は5月1日が八十ハ夜です。遅霜が発生する時季で、農家は注意が必要です。米農家にも重要な日とされ、神事が行われたそうです。この頃にできる苗代でその年の米の出来が決まるといわれています。
sannja 三社祭:東京都台東区の浅草寺境内に隣接する浅草神社の例祭。正和1(1312)年に始まったと伝えられ,本来は 3月17,18日の祭りだったが,1872年以降 5月17,18日となり,今日ではこの日に近い金曜日から日曜日にかけて行なわれている。
浅草神社は,浅草寺創建伝承に語られる隅田川から観音菩薩像を引き上げた 3人の漁師を祭神とすることから,江戸時代には三社権現社と呼ばれ,1873年に浅草神社と改称してからも三社明神,三社さまの名で親しまれており,例祭も三社祭と通称される。
祭りの中心行事は,日曜日の 3基の宮神輿の氏子町内渡御だが,江戸時代末までは,祭神の観音像引き上げの故事にちなんだ船祭りが中心で,宮神輿は浅草橋の船着場から駒形橋まで大森の漁師の船に乗って船渡御し,神社にかえっていた。また,船渡御に先立って,各町から出された山車が神輿に参って芸能を奉納していた。今日では,土曜日の例大祭の神事のあと,各町から出された約 100基の神輿が集合し,浅草神社でお祓を受けて各町に向けて渡御する連合渡御が行なわれている。このほか,祭り初日の金曜日には,鷺舞やビンササラ舞(→ささら)の奉納もある。

種まきの時期です

kokuttl雨は人々の生活にとっては重要なものです。春の雨は、作物にとって恵みの雨。穀物の成長に欠かせない雨がたっぷりと降り注ぐこの時期を「穀雨」といいます。種まきの好機なのです。「穀雨」は次の「立夏」までの間の4月19日から5月4日頃までの期間です。

skehai hachijuu 茶摘み:立春から数えて八十八日目の八十八夜。この日に初摘みするのがお茶農家の習わしです。八十八夜に摘まれる新茶は縁起物として珍重されます。

■七十二候の区分

syokou ksyokou 葭始生(あし、はじめてしょうず)4月19日から4月24日頃まで。 水辺の葭が芽吹き始める様子がまるで牙のようであることから「葦牙」(あしかび)と呼ばれます。
sjikou kjikou 霜止出苗(しもやみて、なえいずる)4月25日から4月29日頃まで。 暖かさが増し、霜も降りなくなり、苗が青々と育つころ。田植えの準備が始まって農家は活気に溢れ始めます。
matukou kmakkou 牡丹華(ぼたん、はなさく) 4月30日から5月4日頃まで。 百花の王とされる牡丹が咲くころになると、春もいよいよ本番。大きな花びらを広げるさまは、豪華で存在感タップリです。

■旬のもの

syokuzai

harukyab 春キャベツ:スタミナ野菜の代表格で、カロテン、ビタミンEなどが豊富。疲労回復に役立ちます。根元の白い部分まで食べると良いとされています。虫刺されや切り傷など、外用にも有効です。
singoboul 新ゴボウ:初夏に収穫する若採りの新ゴボウは、柔らかくて香りが上品です。サッとゆでてサラダや和え物でいただくと美味です。
mebaru メバル:その大きな目から「眼張る」と呼ばれたのが名前の由来です。春告魚とも呼ばれるメバル。上品な白身で刺身はもちろん、煮物や焼き物にしても絶品です。
ainame あいなめ:オスは産卵期には橙黄色に変わります。また、鮎のように縄張りを持つことで知られています。
骨が多いので、調理は骨切りをして使わなければなりません。刺身や塩焼き、煮魚や唐揚げなどどんな料理にも向いています。
sazae サザエ:周年採れるが初夏の産卵前が旬とされます。殻ごと焼いたつぼ焼きは磯の風味をたっぷり味わえます。
kegani 毛ガニ:採れる場所によって旬が異なりますが、流氷が明けた春~初夏にオホーツク海で漁獲されるものは特に美味とされます。
sinchal 新茶:その年の最初に育成した新芽を摘み取って製造したお茶のことで、立春から数えて八十八日目前後に茶摘みが盛んに行われれます。摂取すると古くから無病息災で過ごせるという言い伝えがあります。

smikaku

sakemusi アサリの酒蒸し:  ごく普通のあさりの酒蒸しですが、あさりはこの食べ方が1番美味しい!スープまで絶品なんです。
なお、アサリの砂出し方法は末尾の【参考】の項をご覧ください。
■材料
あさり    200〜300g
にんにくみじん切り    1片分
サラダ油    大1
酒    70cc
醤油    小1/2〜1
あさつき(又は長ネギ10cm)    1/3束

■作り方
1 フライパンにサラダ油とにんにくみじん切りを入れ弱火で炒める。香りが出たら砂だししたあさりを入れ強火にして軽く炒める。
2 酒を加え蓋をして蒸し焼きにする(約2分)。あさりの口が開いたら、醤油、小口切りにしたあさつきを加えザッと合わせて完成。【参考】砂だし方法…あさりは塩水(水200ccに塩小1杯位)に入れて暗めの場所に置き、新聞紙を被せて砂だしする。
潮干狩りの貝なら3〜4時間スーパーの貝なら1時間位砂だしした後、水道水で貝と貝を擦り合わせるように洗いザルに上げておく。

skusa

tutuji ツツジ:日本では古くから園芸品種として多くの品種が生み出され、白、ピンク、赤、斑入りなどがあります。
botan 牡丹:中国では「花の王」として愛され、新年を祝う花としても珍重されました。日本に渡来したのは奈良時代で、平安時代にはすでに栽培されていたといわれます。
「立てば芍薬、座れば牡丹」などといって、女性の美しさの例えに用いられています。
sibasakura 芝桜:地面を覆い尽くすように密生し、咲き誇るようすはまるで花のじゅうたんを敷き詰めたようです。

sgyouji

chatumi 八十八夜: 2020年は5月1日が八十ハ夜です。遅霜が発生する時季で、農家は注意が必要です。米農家にも重要な日とされ、神事が行われたそうです。この頃にできる苗代でその年の米の出来が決まるといわれています。
dontaku 博多どんたく:「博多どんたく」は、治承3年(1179年)に始まったと筑前国続風土記に記されている「松ばやし」をその起源とする凡そ830年余の伝統行事である。
今から400年前、筑前の領主となった小早川秀秋の居城へ博多の町人が松囃子を仕立て年賀のお祝いに行ったと記されている。その後、黒田藩の城下町となった「福岡」と博多町人の町「博多」との二つの町が270年間、博多松囃子を通じて交流している。
明治12年に「博多どんたく」と呼ばれるようになった。オランダ語のZondag(ゾンターク、休日の意)がその語源と言われている。
戦時中、一時中断されたが、戦後の昭和21年5月、「松ばやし」と「どんたく」が8年ぶりに復活。肩衣を紙で作り、馬はハリボテを首から胸に下げ、三味線、太鼓などは戦災を免れたところから借り集めて、“博多どんたく”のおはやしを瓦礫の町に響かせながら練り歩いたことが、復興へ大きな勇気を与え、翌年22年には福岡商工会議所が中心となって、戦後初めてのどんたくを開催した。その後、年に一度の無礼講の行事として年々盛んになっていった。
昭和37年、「どんたく」は、市民総参加の『福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」』となり、現在に至る。毎年5月2日が前夜祭、5月3・4日の2日間、老若男女が思い思いの仮装でシャモジを叩いて町を練り歩き、町に作られた舞台、広場で踊りを披露し、町中がどんたく一色で湧き返る。
参加どんたく隊のべ約650団体、出場者約3万3千人、見物客約200万人、春のゴールデンウィーク期間中、日本で一番の祭りといわれるようになっています。
ただ、今年は新型コロナ対策のため実施されるかどうか不明です。

暑さ寒さも彼岸まで

keittl春分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の時間がほぼ同じ長さになることから大きな節目の日なのです。春分の日を中日に、前後3日間を含めた7日間が春のお彼岸です。
また、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉もあるように、過ごしやすく活動しやすい季節なのです。
「春分」は次の「清明」までの間の3月20日から4月3日頃までの期間です。

skehai kanmodo 寒の戻り:3月も後半になると雨と晴れの日が繰り返し一雨降るごとに暖かくなりますが、急に真冬の寒さになることがあります。これを寒の戻りと呼びます。

■七十二候の区分

syokou syusyokou 雀始巣(すずめ、はじめてすくう) 3月20日から3月24日頃まで。
スズメが枯れ葉を集めて巣作りを始めるころ。民家の屋根の隙間などからひょっこりと顔をのぞかせたら、巣作りの最中かもしれません。
sjikou syujikou 桜始開(さくら、はじめてひらく) 3月25日から3月29日頃まで。
全国各地から桜の開花が知らされれば、本格的な春の到来です。つぼみ姿、満開の桜、移りゆく姿は風情があります。
smakkou syumakkou 雷乃発声(かみなり、すなわちこえをはっす) 3月30日から4月3日頃まで。
春の雷は恵みの雨を呼ぶ兆しとして、喜ばれるといいます。ただし、大気が不安定で時には雪やヒョウを降らせることもあります。

■旬のもの
syokuzai

taranome タラの芽: 桜の咲くころがちょうどタラの芽が採れる時季です。揚げたての天ぷらは、ほろ苦さと香りが絶品です。
kinusaya 絹サヤ: なめらかで繊細、軟らかい食感のやわらかい食感の絹サヤは春ならではの味覚です。路地物の旬は短いので逃さず味わいたいものです。
sirauo 白魚: 身はほぼ透明であり、死ぬと真っ白に変わってしまう。江戸時代、隅田川下流の佃島で白魚を醤油で煮たものが佃煮の始まりとされています。寿司ネタ、酢の物、かき揚げなどと相性がよい。
iidako いいだこ: 北海道以南の浅海に広く分布し、全長は30センチあまり。卵が飯粒のような形をしていることから「飯(いい)だこ」と呼ばれます。冬から春が産卵期で、卵も味が濃厚です。
sayori さより: 細長い下顎とスマートな銀色の体が特徴。大きな群れを作り、春から初夏にかけて産卵のために沿岸部にやってきます。上品な白身は見た目にも美しく、刺身や寿司ネタとして用いられます。
sirasu シラス:湘南、相模湾では3月にシラス漁が解禁になります。獲れたての釜揚げはふっくらやわらか。干しシラスも旨味タップリです。

smikaku

sirasudon シラスの丼:  簡単美味しい しらす丼の作り方

■しらす丼の材料を準備する
しらすはスーパーでも手に入る“釜揚げしらす”を使います(分量は一人あたり30gくらい準備できると、美味しいしらす丼に!)。 その他しらす丼の材料は、薬味ねぎの刻んだもの、大葉の千切り、切り海苔、炒りごま、かつお節、卵の黄身。

■しらす丼の材料 (1人分)
ごはん … どんぶり1杯
釜揚げしらす … 一人30gほど
卵の黄身 … 一人1個
薬味ねぎ、大葉の千切り、炒りごま、切り海苔、 鰹節など。
濃口醤油 … 適量
■しらす丼の作り方
しらす丼の作り方は非常に簡単。ごはんの上にそれぞれの具材を盛り付けるだけです。
① 丼にご飯を盛る。
② ご飯の上に、かつお節と切り海苔をまんべんなく広げ入れる。
③ ②のご飯の上に、ドーナツ状に釜揚げしらすを盛り付ける。その真ん中に卵の黄身をそっと入れる。
④ 釜揚げしらすをのせた丼ぶり全体に、薬味ねぎと炒りごまをたっぷり散らす。
⑤ 大葉の千切りを丼ぶりの隅に添えて、しらす丼の完成。
⑥ 食べるときは醤油を少しだけ垂らして、黄身をつぶして混ぜながら食べてください!

syachou

hibari ひばり: おしゃべりをするように鳴きながら空高く舞い上がる。姿は見えないが鳴き声だけが聞こえてくることもあります。

skusa

tanpop たんぽぽ: 田んぼで咲かせた花は、そのまま肥料にされるほか、ハチミツの原料としてもなじみが深い。
mokuren モクレン: 花は閉じたような状態で、上向きに咲き、満開になると白い鳥たちが木に止まっているように見えます。

sgyouji

hanami 花見:桜は、日本全国に広く見られる樹木です。桜は開花から散るまで2週間足らずであり、「花吹雪」となって散り行くその姿は、人の命の儚さになぞらえられたり、または古来、「桜は人を狂わせる」と言われたりしてきました。独りで花を眺めるだけでなく、多人数で花見弁当や酒を愉しむ宴を開くことが伝統的である。花を見ながら飲む花見酒は風流なものです。花見は、訪日外国人旅行の来日目的になったりします。

夜に花見をすることは夜桜(よざくら)または夜桜見物(よざくらけんぶつ)と呼ばれる。東京では上野公園や靖国神社など一部の桜の名所では夜桜のために、ぼんぼりを設置することがある。

東京国立博物館などのように普段は一般公開されていないが花見の季節に特別公開されたり、六義園などのように幻想的にライトアップし夜間特別公開されます。

syahi 春の社日:社⽇は、⼋⼗⼋夜や半夏⽣と同じで、雑節の1つです。
社⽇の「社」は、その⼟地の守護神である祀る産⼟神を意味しています。社⽇とはその産⼟神を祀る⽇で、春と秋の年に2回訪れます。ちょうど、春は種まきの時期で、秋は収穫期に重なる事から農業を⾏う⼈々にとって、⼤切な節⽬の⽇となっていました。
春の社⽇には五穀を供えて豊作を祈り、秋の社⽇は稲穂を供えて収穫に感謝をあらわしていました。
社⽇は、春分の⽇と秋分の⽇に最も近い、戊(つちのえ)の⽇となります。
春の社⽇を「春社(はるしゃ・しゅんしゃ)」といい、
秋の社⽇を「秋社(あきしゃ・しゅうしゃ)」と呼びます。
戊は「⼟の兄(つちのえ)」にあたり、⼟の神を祀る⽇として選ばれたと⾔われています。
2020年の社⽇の⽇は、
春社が3⽉16⽇(⽉)
秋社が9⽉18⽇(⽕)です。
そして、この⽇は農作業を休みんでおはぎを作り、⽶を⼀升枡に⼊れ、お酒をお銚⼦に⼊れてお供えします。

虫たちの活動開始です

keittl土の中で冬ごもりをしていた色々な虫や生き物たちが、穴から地上へと這い出して来る時期です。まだまだ寒い時期だが、日足は長くなり爽やかな風、優しい日差しの中春が近づく気配が感じられる頃です。「啓蟄」は次の「春分」までの間の3月5日から3月19日頃までの期間です。

skehai kaminari 初雷:立春後、初めて鳴る雷を初雷といいます。初雷は別名「虫出しの雷」といわれ、虫たちが雷の音を聞いて驚き、巣穴から出てきたということを表した言葉です。

■七十二候の区分

syokou keisyokou 蟄虫啓戸(すごもりむし、とをひらく) 3月5日から3月9日頃まで。
冬眠していた生き物が、春の日差しのもとに出てくるころです。
sjikou keijikou 桃始笑(もも、はじめてさく) 3月10日から3月14日頃まで。
桃の蕾が膨らみ、花が咲き始める。丸い蕾がまるで微笑むようにふっくらと開いていく桃の花が、なんとも愛らしいころです。
smakkou keimakkou 菜虫化蝶(なむし、ちょうとなる) 3月15日から3月19日頃まで。
厳しい冬を越したさなぎが羽化し、美しい蝶となって羽ばたいていく頃です。菜虫とは、大根やキャベツなどの葉に付く青虫のことです。

■旬のもの

syokuzai

hanawasabi 花わさび: わさびが花を咲かせる前の花芽と葉のことで、葉わさびと同様に食べられます。独特の苦味と食感があり、おひたしや天ぷらとして食されます。
zenmai ぜんまい: 春の山菜ですが、とてもあくが強いので、食べる際はアク抜きが必要です。
sawara さわら: 魚へんに春と書いて鰆。特に関西地方では春を代表する魚として人気です。白身は西京漬けや酢〆で美味しくいただけます。
nisin にしん: 春の訪れとともに沿岸に現れる春の使者とされ、メスの卵巣は高級食材の数の子になります。新鮮なものは塩焼きで、または酢漬けにしても美味しいです。
sayori さより: 下あごが針のように鋭く突き出していることから、「針魚」、「細魚」などと書かれます。身の美しさを活かした糸造りが定番です。
yariika やりいか:冬から春先にかけて大きく成長し、ヤリのように尖った容姿からやりいかと呼ばれます。刺身で美味しいのはもちろん、加熱してもやわらかに食べられます。
iyokan 伊予柑: 愛媛県の旧国名である「伊予」から、名づけられたといわれます。香りがよく、酸味・甘味のバランスも良い。ビタミンCを豊富に含んでいるので、風邪予防にも大きな効果があります。

syachou

monsiro もんしろちょう: 菜の花畑などを中心に日本各地で見ることができる白く小さな蝶です。桜が咲くころから現れるので、春を実感できる蝶です。

skusa

renge レンゲ草: 田んぼで咲かせた花は、そのまま肥料にされるほか、ハチミツの原料としてもなじみが深い。
nekoyana ネコヤナギ: 早春の川辺で、ふわふわの花穂が春の光を受けるようすがとても美しい。ネコヤナギの樹液はカブトムシやクワガタなどの好物です。

sgyouji

higan 春のお彼岸:2020年の春のお彼岸の期間は、春分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間です。
彼岸入り・・・・・3月17日(火)
中日(春分の日)・・3月20日(金)
彼岸明け・・・・・3月23日(月)
お彼岸は何をすべきか決まっているわけではありませんが、彼岸入りの日には、まずお仏壇や仏具を清め、お墓をきれいに掃除しましょう。
普段よりも時間をかけて、丁寧に仏壇や仏具の手入れをしましょう。
お彼岸だからお墓参りで特別なことをする必要はありませんが、いつもより手厚く供養できるといいですね。墓石に水をかけたり、磨いたり、故人や先祖を改めて感じられる時間を大切にしましょう。
お彼岸の期間で、いつお墓参りに行くべきか日程が決まっているわけではありません。ただ霊園や納骨堂によってはお彼岸の中日には混雑する可能性がありますので、彼岸入りの早いタイミングでお墓参りを済ませる場合もあります。
また、お彼岸だからお墓参りで特別なことをする必要はありませんが、いつもより手厚く供養できるといいですね。墓石に水をかけたり、磨いたり、故人や先祖を改めて感じられる時間を大切にしましょう。
さらに、お墓参りの方法や手順に決まりはありませんが、
春彼岸入りにお供えするお菓子(ぼたもち)など季節に合わせて用意するといいでしょう。
お彼岸は先祖に手を合わせて感謝する機会だけでなく、人生において大切な6つのこと「六波羅蜜」を実践できているかどうか見つめ直す期間でもあります。
nigatudou お水取り:奈良、東大寺二月堂の修二会。通称「お水取り」と呼ばれています。
メインイベントは、暗い回廊を炎が駆け抜けるお松明と、日付が13日に変わった真夜中に、若狭からおくられた水をくむお水取りからなります。
特に大人気なのが「お水取り」の日の「お松明」。大混雑で、全部見ることはできないかもしれません。
修二会の期間中(3月1日~14日)はお松明は毎日行われます。そして一番大きな籠松明は、通称「お水取り」の3月12日に行われます。

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