投稿タグ ‘立夏’

夏の始まりです

rikkattl 一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「5月上旬になると、自然の色が力強さを増し、心弾む夏の始まり」です。2017年は5月5日から5月19日ごろまでを「立夏」といいます。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。

kaeru ■初候:蛙始鳴(かわずはじめてなく)
-5月5日から9日頃まで。
 春先に冬眠から目覚めた蛙がウォーミングアップを終え、元気に活動し始める頃。オスの蛙の鳴き声は、メスの蛙を恋しがって鳴く声だともいわれています。
mimizu ■次候:蚯蚓出(みみずいずる)
-5月10日から14日頃まで。

冬眠していたミミズが土の中から出てくる頃。他の生き物は「啓蟄」の頃に出てきますが、ミミズはマイペースに活動を始め、土を肥やしてくれる影の努力家です終わり稲の苗が生長する時期です。
take1 ■末候:竹筝生(たけのこしょうず)
5月15日から19日頃まで。

たけのこがひょっこり顔を出す頃。伸びすぎないうちに収穫しなければ、美味しいたけのこは味わえません。種類によって収穫期は異なるので、三月から六月頃まで収穫できます。

syun

take2 ■野菜1 タケノコ
日本原産の真竹の旬は5~6月に旬を迎える。
タケノコご飯、若竹煮、採れたてのタケノコで刺身も美味です。
ninjin ■野菜2 にんじん
にんじんはカロテンがたっぷり含まれており、免疫力を高めてくれる食材です。にんじんはオレンジ色が一般的ですが、白色、黄色、紅紫色、黒紫色のにんじんも栽培されています。
ichigo ■果物1 イチゴ
露地栽培のものは5月からが旬。粒が不揃いでも、自然に育った味わいは格別です。
natukan ■果物2 夏みかん
晩秋に色づくが、酸が強いため初夏まで待って食べるため夏みかんと名付けられた。果肉は弾力があるのが魅力的です。
syaku ■花1 しゃくやく
牡丹に似ているが、牡丹は木、芍薬は草の違いがあります。冬は休眠し、春に芽を出し、初夏に花を咲かせます。
suitopi ■花2 スイトピー
スイートピー(sweet pea)とは「香りのよいエンドウマメ」を意味します。エンドウの花に似ているとされているからです。エンドウも今の時期が旬の食材です。
tango ■風物詩1 端午の節句
端午(たんご)は五節句の一。端午の節句、菖蒲の節句とも呼ばれます。日本では端午の節句に男子の健やかな成長を祈願し各種の行事を行う風習があり、5月5日に行われ、国民の祝日「こどもの日」になっています。
端午の節句は、邪気を祓うために菖蒲を飾ったり菖蒲酒を飲むことから「菖蒲(尚武)の節句」とも言われます。
鯉のぼりは、男の子の出世を願う意味や、どのような劣悪な環境においても生き抜くことができるたくましさを備え、立派に成長して欲しいという意味があるのです。
端午の節句に飾る鎧兜は、男の子が生まれるとその子に身の危険が及ばず安全に暮らせるようにとの願いが込められています。
また、五月人形は主体となる人形のような人物に成長して欲しいという願いが込められています。
柏の木は新芽が出ないと古い葉が落ちないため、子孫繁栄を象徴するものとして縁起がよいとされているので、端午の節句には柏餅が食べられるようになったそうです。なお、あまり知られていないが、「こどもの日」は国民の祝日に関する法律第2条によると「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝すること」が趣旨となっているそうですよ。 
haha ■風物詩2 母の日
1913年に青山学院で、母の日礼拝が行われた。アンナ・ジャービスから青山学院にメッセージが届き、当時青山学院にいた女性宣教師たちの熱心な働きかけで、日本で「母の日」が定着していくきっかけとなったとされています。
1949年(昭和24年)ごろからアメリカに倣って5月の第2日曜日に行われるようになりました。
母の日には、カーネーションなどを贈るのが一般的であることはご承知ですね。

端午の節句です

5月上旬になると、夏の気配が少しずつ濃くなってきます。
そして5月5日は二十四節気の「夏の季節の始まりの日」であり、その夏の期間を表す「立夏」なのです。そして5月20日まで続きます。
さらに5月5日は「こどもの日」(端午の節句とも呼ばれます)なのです。
「立夏」はゴールデンウィークの陰に隠れてしまいがちですが、旧暦の季節の区切りであり、若葉が芽吹き、いろいろな動物も活動してくる時です。
この時期はあまり行事というものは少ないのですが、その年の豊作を祈り「お田植え神事」「御田植祭」と呼ばれるお祭りがあります。
例えば和歌山県の伊作田稲荷神社でおこなわれる御田植神事があります。
稲荷神社の御田植神事は、御田祭ともいわれ、5月5日の午後、行われます。社前の広場を田と見立てて、その四隅に青竹を立てしめ縄を張りめぐらし、そこ で、まず、神主がお祓いをし、巫女が神楽を舞ってから、田植をする様子を再現する神事です。以前は、苗として神事の時に使われた藁は、神事が終わると氏子 がいただいて持ち帰り、水口へ立て自分の田の豊作を祈ったそうです。
top

さて、この立夏も七十二候では3つの候に分けています。
◆初候-蛙始鳴(かわず、はじめてなく)、5月5日から9日ごろまで。冬眠から目覚めたカエルたちも元気に活動し始めるときです。下の写真は少々グロテスクかな?
kawazu

◆次候-蚯蚓出(みみず、いずる)、5月10日から14日ごろまで。他の生きものよりも遅く目覚めます。土を耕す頃です。 下の写真も少々気持ちが悪いかな?


mimizu

◆末候-竹笋生(たけのこ、しょうず)、5月15日から20日頃まで。真竹のタケノコがすくすくと育つ頃です。
madake

image

この時期は山の幸が多いようです。
◆山の幸-イチゴ、タケノコ(真竹)、新ニンジン、新ジャガイモ、アシタバ、夏みかん

ichigo madake
ninjin jagaimo
asitaba natumikan

◆海の幸-ホタテ
hotate

 

image

シャクヤク、ドクダミ、カタクリ
syakuyaku

dokudami katakuri

image

◆三社祭
浅草神社の祭礼で神田祭り、山王祭と並ぶ東京三大祭りの一つです。5月17、18日に近い金・土・日曜日に開催されます。
sanja

◆葵祭
5月15日に行われる京都三大祭りの一つです。平安貴族姿の行列が京都御所→下賀茂神社→賀茂神社へ向かいます。
aoimaturi

◆鵜飼い
ご承知のとおり鵜を使ってアユを獲る日本の伝統漁法です。
ukai

image

「端午の節句」-五節句の一つでもともとは古代中国の菖蒲を用いた邪気祓いの行事が日本に伝わり、田植えの行事と結びつき、その後武士の時代に「尚武」と菖蒲をかけ、男の子の節句として定着したそうです。
端午の節句飾りは、鯉のぼり・武者人形・鎧兜そして菖蒲です。

koinobori musya
yoroi syobuj

「端午の節句」については次に要約として整理しました。興味のある方はご覧下さい。

「端午の節句要約」は次で➡

(さらに…)

夏に向かっています

4月末辺りから熱い日が続いています。5月の連休に入ってからもこの暑さが続きGWたけなわといった様子ですね。

五月晴れの季節とも言われているように、5月になるとしだいに夏めいてきます。
暦の上では「立夏」と呼ばれ、あおあおとした緑、さわやかな風を感じる季節なのです。

七十二候では、新暦の5月5日から5月20日ごろまでを「立夏」と呼んでいます。
5月5日は「端午の節句」ですね。鯉のぼりの季節でもあります。
立夏も初候、次候そして末候に分けられています。
初候は「蛙始めて鳴く」と呼ばれ、野原や田んぼで蛙が賑やかに合唱(?)する時期です。 次候は「蚯蚓(みみず)出ずる」と呼ばれ、土の中からみみずが這い出てくるころです。
末候は「竹笋(たけのこ)生ず」と呼ばれ、たけのこがひょっこりと顔を出してくるころです。

◆旬の動物 カエル
kaeru

カエルの生の写真を見ると顔を背けたくなる方もいると思うのでイラストにしました(これならば我慢出来るでしょう!)。
みみずはオッサンが嫌いなのでパスしました。

◆旬の魚介 金目鯛、いさき、あさり

kinmedai isaki

asarigohan

あさりは「あさり御飯」の写真にしました。オッサンはあまり好きな御飯ではありませんが。
◆旬の野菜 にんじん、たけのこ

ninjin takenoko-gohan

たけのこはオッサンの好きな竹の子ご飯の写真にしました。
◆旬の草花 藤
fuji

◆旬の果物 苺
ichigo

◆旬の野鳥 ほおじろ
hoojiro

◆旬の行事
・端午の節句は有名ですね。柏餅を食べるのは、日本で生まれた習わしだそうですよ。
柏は新芽が出るまで葉が落ちないことから、家系が絶えない縁起物とされたそうです。

・長良川の鵜飼い開きが、5月10日に行われます。夜の川に、かがり火を舳先に焚いた鵜舟が現れて鵜に鮎を捕らえさせます。
ikai

・京都の賀茂御祖神社と賀茂別雷神社の祭礼である「葵祭」が5月15日に行われます。

1 2