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秋の日は釣瓶落とし

kanttl秋が深まり、夜はめっきり肌寒く、朝夕の露がいっそう冷たく感じられる頃です。日が短くなり、太陽はあっという間に沈んでしまうことから、「秋の日はつるべ落とし」と言われます。
秋は夕暮れ時の風や虫の声に風情を感じます。野山は秋色に染まり、自然の景色は穏やかに深みを増していく「山装う」季節の到来です。
「寒露」は次の「霜降」までの間の10月8日から10月22日頃までの期間です。

skehai iwasikumoi 鰯雲:季節の移ろいによって雲の形も変わります。秋には鰯雲や巻雲が姿を現します。
秋の雲は高い上空にでき、そのせいで空は高く見えるのです。

■七十二候の区分

syokou kansyokou 鴻雁来(こうがん、きたる)10月8日から10月12日頃まで。 春にやってきたつばめが南へ帰るころ、入れ違いになって雁が隊列を組んでやってきます。渡り鳥の行動が我々に季節の移り変わりを知らせてくれます。
sjikou kanjikou 菊花開(きくのはな、ひらく)10月13日から10月17日頃まで。 秋の花の代表である菊が咲き始めるころです。春に植え、夏に育て、秋に花が咲くというサイクルが稲の栽培に似ているといわれます。
matukou kanmakkou 蟋綷在戸(きりぎりす、とにあり) 10月18日から10月22日頃まで。 秋虫が戸口で鳴き始めるころです。コオロギやキリギリスが鳴き始めます。秋の夜長は寿々のような虫たちの声を楽しみにしては如何でしょう。

■旬のもの

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hokki ほっき貝:北海道が主産地であり、「北に寄った」貝であることから北寄貝と書いたといわれます。成長すると9センチほどにもなる大型貝で、ミネラル成分を豊富に含みます。甘味の強い味で、10月~3月が旬。
hataata はたはた:淡白で身が引き締まっており、歯触りのよい卵も美味です。子持ちのはたはたの旬は10月中旬から2月ごろまで。秋田名物のしょっつる鍋が有名です。
sisya ししゃも:「ししゃも荒れ」という木枯らしが吹くころに漁が始まる。獲りたてが味わえるのは10~11月だけです。
matutake 松茸:万葉集にも香りのよさが歌われるほど古くから慕われてきました。土瓶蒸しや焼き松茸、炊き込みご飯で食べるのが最高です。
siitake 椎茸:天然ものはシイの枯れ木に生える。流通するものの大半は栽培ものだが、全国の山に自生します。
akebi あけび:熟すと自然と皮が割れる「開け実」が転じ、あけびになったという説が有力です。割れた果実の白い部分を食べます。ビタミンCが含まれていて肉詰めやみそ炒め等に利用されます。
ringo リンゴ:国内栽培で最も多いのが「フジ」。カリウム、ペクチン、ビタミンCなどが豊富で「1日1個のりんごは医者を遠ざける」と言われるほどです。
kuri 栗:栗は種子が肥大化したものでナッツの一種です。でんぷんが多いヘルシーな食材です。植物繊維も多く、ゆで・蒸し・焼きなどと、様々に楽しめます。
ginnan ギンナン:硬い殻を割ると現れるムッチリと詰まった実。加熱するとツヤツヤと輝く深い黄色に変わります。

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gan 雁:鋭い隊列を組んで飛ぶ水鳥。つがいの結びつきが強く、一方が死ぬまでつがい関係が維持されます。家族群を単位として合同誌、それが集まって大群を作ります。
昼間は安全な池や沼などで過ごし、早朝などに水田地帯に飛来して稲の落穂などを食べます。
uzura うずら:まだら模様の丸っこい体つきをした小さなキジ類。家禽として卵や肉などをとるために飼育されます。
manaturu マナズル:冬になると北から飛来します。目の周りは赤く、白いほっかむりをしたような模様が印象的です。翼を広げると2mの大きさになります。
koorogi コオロギ:この季節、枯れ草が目立つ草むらや畑に摘まれた草などをよけるといっせいに飛び出してめいめいに走り出します。ほとんどは夜行性であり、よく通る声で鳴く声は、秋の夜長によく響きます。
kirigiri キリギリス:夏には昼も夜も「ギーチョン」という間延びした鳴き声が聞こえてきます。人の気配を感じると隠れてしまうので捕まえにくい。玉ねぎをぶら下げてキリギリスを釣る遊びが昔から知られています。

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kiku 菊:平安時代より薬草や観賞用植物として使われていました。菊花を皇室の御紋としたのは、後鳥羽上皇の頃で、正式に定めたのは明治2年のことです。戦後は誰でも自由に使うことができるようになりました。
nanakama ナナカマド:山に自生するほか街路樹でも見られます。初夏に白い小花が咲き、秋に紅葉、真っ赤な実が房なりに。

sgyouji

juusanya 十三夜:十三夜は13夜とも表記をしますが、日本の古来からある年中行事の一つで、月がきれいな日・夜を意味します。元々旧暦の9月13日に綺麗な月を愛でるお月見の行事でした。十三夜の名前の意味は、新月から数えて13日目のお月さまを意味することから名づけられました。十三夜は日本固有のイベントです。
2019年は10月11日の秋も深まった二十四節気の寒露の時期が十三夜です。
十三夜は元々、収穫を行っている真っ只中である旧暦の9月13日に行うものであることから、秋の収穫のお祭として根付いたのではないかと呼ばれています。
十五夜を中秋の名月や芋名月と呼ぶように、十三夜にも「後の月」という別名があります。
☆十三夜の月へのお供え物等
十五夜のお月見ではお団子をお供えしてお月様を見るというのは昔からの決まりのようになっていますね。
十三夜もお団子をお供えしてお月見をする習慣はあります。
また、この時期旬を迎える栗やブドウと言った果物、名前の由来にもなっている豆を備えることもあるようです。
また、お月見のイラストなんかでよく見る、「ススキ」もお供えをするようです。
ススキは、お米の秋の収穫をお願いするという意味で、穂の出た稲穂に見立て飾るという習慣があります。
また、ススキは茎が空洞なので、神様がいらっしゃる、神様の依り代とも考えられてきました。
そのため、悪霊や禍から収穫物を守り、翌年の豊作も願うという意味を込められています。

秋分です

sybttl昼夜の長さが同じになる秋分を迎えると、季節は少しずつ冬へと向かいます。中秋の名月はこのころで、収穫がひと段落した人々は、虫の音に包まれながら空を眺め、月が出てくるのを待ったのだという。稲刈り後の田の脇には彼岸花が咲き、夜空の月が人々を癒してくれます。「秋分」は次の「寒露」までの間の9月23日から10月7日頃までの期間です。

skehai inekari 稲刈り:実りの秋に一大行事を迎えるのが米農家です。豊かに実った稲を借り入れ、かられた稲は稲木にかけられて天日干しされます。整然と稲木が並ぶ光景も秋の風物詩のひとつです。

■七十二候の区分

syokou sybsyokou 雷乃収声(かみなり、すなわちこえをおさむ)9月23日から9月27日頃まで。 夏の間、夕立のころに鳴っていた雷が収まるころ。降りた露が白く光って見えるころ。入道雲が消え、澄んだ秋空に穏やかなイワシ雲が広がります。
sjikou sybjikou 蟄虫坏戸(むし、かくれてとをふさぐ)9月28日から10月2日頃まで。 寒さが少しずつ増し、元気に飛び回り、鳴いていた虫たちが、巣ごもりの支度を始め、土の中へと潜っていきます。
matukou sybmakkou 水始涸(みず、はじめてかるる) 10月3日から10月7日頃まで。 収穫の秋も最盛期を迎え、どの田んぼからも水が抜かれて涸れる時期です。干した稲藁が風にたなびく風景が美しいときです。

■旬のもの

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magarei まがれい:東シナ海から北日本海の砂底や岩礁地帯に生息し、甲冑類や二枚貝などをエサとします。裏面に目立つ黄色の線があり、黄色が強いほど鮮度が良い。味がよく、刺身や煮付けにすると美味です。
saba さば:日本の沿岸に分布するマサバとゴマサバの2種類があるが、秋に旬を迎えるのがマサバ。塩焼き、竜田揚げ、煮付けなどに最適。
modori 戻りガツオ:秋に太平洋を南下するのが戻りガツオ。初ガツオより脂が取っていて、身はもっちりです。「トロガツオ」とも言われます。
satoimo 里芋:里で採れるのでこの名がついたとされ、稲作より早く縄文時代から食べられていたと言われます。独特のぬめりは植物繊維で便秘予防になると言われます。
syoga しょうが:ヨーロッパでは香辛料や薬用として、中国では漢方にも利用さえ増す。生で食べるのは日本独特の習慣だそうです。殺菌作用や風邪の予防に効果があるといわれます。
budou ぶどう:奈良時代に日本に伝わったとされます。皮の色によって、赤系、黒系、緑系に分けられます。疲労回復やエネルギー補給に適していると言われます。
房の上の軸に近い部分が一番甘いそうです。
ichijiku イチジク:身の中に花が咲き、外から見えないので「無花果」と書かれます。植物繊維が多く古くから薬用とされるほど薬効に富んでいます。
zakuro ザクロ:旧約聖書や古い医学書にも登場し、健康、美容に酔いとされます。
kaki 柿:「柿が色ずくと医者が青くなる」と言われるほど栄養が豊富な果物です。冬の風邪予防にもぴったりです。

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ohagi おはぎ:「普通のご飯で簡単おはぎの作り方」を紹介しましょう。
普通のご飯(うるち米)と片栗粉で作るもち米なしのモチモチおはぎです。麦飯や雑穀米でもOKです。きなこはあんこ玉入り。
■材料 (あんこ6個+きなこ4個)
ご飯    450g(お茶碗3杯、約1.3合)
片栗粉    40g
水        40cc
あんこ    (市販でも手作りでも)    340g
きなこ    適宜
砂糖    きなこの半量~同量
塩        ひとつまみ
■作り方
1    ご飯は白米でも麦飯でも雑穀米でもOKです。うちでは麦2:米8の麦飯を使っています。
2    ご飯に片栗粉と水をふり入れ、しゃもじでよく混ぜる。ラップしてレンジであつあつになるまでチン。鍋の場合は弱火にかけ蒸らす。
3    しゃもじでモチモチ感が出るようによく混ぜる。
4    すりこぎで軽く粒々をつぶす。
5    粗熱が取れたら、手に水をつけ、10個に丸める。1個50gくらい。
6    【きなこ版】きなこと砂糖と塩を器に混ぜておく。砂糖の量はお好みで。
7    あんこ玉を丸める。1個10gくらい。
8    手に水をつけて、ご飯玉の真ん中を深くくぼませ、あんこ玉を入れる。
9    周りのご飯で包む。
10    きなこをよくまぶす。
11    【あんこ版】手を水で濡らし、あんこを手のひらに取り、うすく広げる。1個あたり50g弱。
12    ごはん玉を乗せてあんこを引っ張るようにして包み込む。裏側が足りなければあんこを足す。
13    できあがり。あんこ6個ときなこ4個できました。
■コツ・ポイント
・包むたびに毎回手を濡らすのがポイント。
・あんこは粒あんでもこしあんでも。
・今回はきなこ4個、あんこ6個ですが、お好みで。あんこの量はきなこ版には10g、あんこ版には50gが目安。

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mozu もず:鋭いくちばしをもった小型の鶏です。昆虫やムカデ、蛙などの小動物を見つけると舞い降りてきてくちばしで捕えます。
kitutuki きつつき:一般にきつつきと呼ばれていますが、アカゲラ、コゲラなど「~ゲラ」と呼ばれる鳥の総称です。いずれも木の幹をくちばしで叩いて穴を掘り、中の虫を長い舌で捕えて食べます。
akatonbo 赤とんぼ:涼しくなると山などの高地から降りてきて、丁度収穫を終えた水田などに産卵します。群れを成して飛ぶアキアカネを指すことが多い。鮮やかな赤に変化するのはオスなのだそうです。

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keitou 金木犀:普段は目立たないが、小さなオレンジ色の花が咲くとあたり一面に香りが漂い、存在をアピールします。
higanbana 彼岸花:秋彼岸にに咲き、真っ赤なめしべ、おしべを広げる姿が見られます。別名「曼殊沙華」とも言われます。

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akihigan 秋のお彼岸:秋のお彼岸は「秋分の日」を中日として前後3日間、計7日間が「お彼岸」の期間となります。
2019年の今年は、
9月20日(金) 彼岸入り
9月23日(月・祝) 中日(秋分の日)
9月26日(木) 彼岸明け
となります。
「お彼岸」という言葉に馴染みがないという方でも、春は3月、秋は9月にお墓参りをするのはご存知かも知れません。
それほど日本文化に定着している「お彼岸」ですが、もともとサンスクリット語の「パーラミター」が語源であると言われています。
「パーラミター」は仏教用語ですが仏教にとって重要な概念です。仏教の概念として用いられる場合、欲や煩悩、苦しみに満ちた輪廻の世界から解脱し、迷いのない悟りの境地に達することを表します。
この悟りの境地を、川を挟んだ向こう岸、すなわち「彼岸」に例えたのが私達日本人の伝統行事「お彼岸」なんです。反対に、私達の生きる煩悩の世界はこちら側の岸「此岸(しがん)」と呼ばれています。日本古来の自然観や先祖崇拝の影響から、亡くなった家族やご先祖は迷いのない「彼岸」へと渡り、時々私達の生きる此岸に姿を現すと考えられるようになりました。春分の日と秋分の日には、太陽が真東から上り真西へと沈みますが、それによって彼岸と此岸とが通じやすくなり、これらの時期に先祖供養をすることでご先祖の冥福を祈るとともに、自らもいつか迷いのない此岸に到達できるよう願ったのです。
彼岸と此岸(あの世とこの世、すなわちご先祖と私たち)とが交流する行事なのです。

実りの季節の始まりです

hakttl昼夜の気温差が大きくなると、朝夕に露が降りるようになります。早朝、空が白むころに見られた露は、太陽が昇ると姿を消します。一方田畑や里山では待ちに待った実りの季節が始まります。「白露」は次の「秋分」までの間の9月8日から9月22日頃までの期間です。

skehai taifuu 台風:9月11日立春から220日目に当たる二百二十日は台風の特異日とされています。台風はかっては野分とも呼ばれていました。台風が多く発生する秋の季節です。

■七十二候の区分

syokou haksyokou 草露白(くさのつゆ、しろし)9月8日から9月12日頃まで。

草に降りた露が白く光って見えるころ。朝夕の涼しさがはっきりと感じられるようになり、秋の気配がますます濃くなります。

sjikou hakjikou 鶺鴒鳴(せきれい、なく)9月13日から9月17日頃まで。

セキレイの「チチィ、チチィ」という鳴き声が聞こえてくるころ。尾を上下に振り、地面を叩きながら歩きます。

matukou hakmakkou 玄鳥去(つばめ、さる) 9月18日から9月22日頃まで。

春ごろに日本へやってきたツバメが、暖かい地域へとかえっていくころ。来年の春まで、しばしのお別れです。

■旬のもの

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kanpachi カンパチ:ブリの仲間で、刺身や寿司ネタ」などで珍重される高級魚です。
tachiuo 太刀魚:夏から獲れるが、脂が乗って美味しくなるのは秋から冬にかけてです。刺身ではコリコリと弾力があり、煮付けではほろりと柔らかです。
simeji シメジ:数多いきのこ類の中でもあじの良いことで知られます。植物繊維が豊富でビタミンD、B2を含んでいます。和食にも養殖にも合う粛材です。
matutake 松茸:高級食材のまつたけは、今は収穫量が減り、中国や韓国からの輸入物を多く見かけます。「土瓶蒸し」や「まつたけご飯」など、香りを生かして食べることが多い。
akinasu 秋なす:秋ナスは実が詰まっていて滑らかです。その美味しさから「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがうまれたとか。
kabocha かぼちゃ:夏に収穫して秋から冬まで置くことで甘味が増します。保存がきく栄養源として古くから大事にされてきました。
kuri 栗:丹波地方では、平安時代から栽培され、献上品に用いられました。多くの品種がありますが、日本栗は大きくて美味です。
kuri 巨峰:小粒品種のデラウエアに続いて旬を迎えるのが大粒品種の巨峰です。芳醇な甘みとみずみずしさが贅沢な味わいです。

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kurihan 栗ご飯:甘栗の程よい甘さをお楽しみいただける栗ごはんの作り方を見つけましたので紹介します。

栗を剥く手間も省け、調理時間も短縮できますので、忙しい時にぴったりです。昆布茶を入れていますので、ほんのりだしも効いていて、箸が止まらない美味しさです。■調理時間:5分

■材料(2人前)

米 2合

甘栗 40g

①酒 大さじ1

①塩 小さじ1/2

①昆布茶 小さじ1

水 適量

■作り方

準備. 米は洗って30分程浸水させ、ざるに上げます。

1. 炊飯釜にざる上げした米、①を入れ、水を2合の目盛りまで加えて混ぜ合わせます。

2. 1に栗を乗せ、炊飯スイッチを押します。

3. 炊けたら全体を混ぜ合わせ、器に盛り付けて完成です。

■料理のコツ・ポイント

炊飯器は5合炊きを使用しております。

ガス炊飯器、圧力炊飯器など、使用する炊飯器によってはお作りいただけない事もあります。

詳しくは次のページをご覧ください。

(https://www.kurashiru.com/recipes/a70c137e-0fed-4bd7-af9f-e3614b76bca9?source=yahoo&search_index=3&query&bucket=control)

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sekirei 鶺鴒:主に背黒、白、黄の3種類が見られます。川や湖などの水辺に住み、長い尾を上下に振る特徴があります。

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keitou ケイトウ:鶏のトサカのように真っ赤な花を咲かせることから「鶏頭」と書きます。暖かみのを感じさせる質感が秋らしい。
kosumosu コスモス:メキシコからもたされた品種だが、秋の日本の風景に似合う可愛い草花です。漢字では「秋桜」と書きます。

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chouyou 菊の節句:別名「重陽の節句」とも呼ばれます。元々は中国由来の行事で、日本では平安時代ごろに貴族の宮中行事として取り入れられました。当時は、中国から伝来したばかりの珍しい菊を眺めながら宴を催し、菊を用いて厄祓いや長寿祈願をしていました。これが時代とともに民間にも広がり、江戸時代に五節句のひとつとなって親しまれるようになりました。

五節句とは、江戸時代に定められた5つの式日(今でいう祝日)をいい、1月7日の人日の節句(七草粥)、3月3日の上巳の節句(桃の節句/雛祭り)、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕の節句、9月9日の重陽の節句をさします。
古来、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考え、その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりで、めでたい反面悪いことにも転じやすいと考え、お祝いとともに厄祓いもしていました。中でも一番大きな陽数(9)が重なる9月9日を、陽が重なると書いて「重陽の節句」と定め、不老長寿や繁栄を願う行事をしてきました。

今では五節句の中でも影が薄くなりましたが、五節句を締めくくる行事として、昔は最も盛んだったといわれています。

菊といえば晩秋の花という印象ですが、旧暦の9月9日は新暦の10月中ごろにあたり、まさに菊の美しい季節でした。このころは農繁期であることや、新暦に替わって季節感が合わなくなったことなどから次第に廃れてきましたが、寿命を延ばすと信じられていた菊を使い、さまざまな風習が伝えられています。

また、庶民の間では「お九日(くんち)」と呼ばれて親しまれ、秋の収穫祭と合わせて祝うようにもなりました。有名な「長崎くんち」「唐津くんち」はその名残で、新暦の10月に開催されています。

重陽の節句(菊の節句)の楽しみ方として、菊酒・被せ綿・菊湯・菊枕・菊合わせ・茱萸嚢といったことがあります。

菊にまつわるものを多用した「菊尽くし」が喜ばれます。菊の花はもちろんのこと、菊の食べ物、菊の文様の器、菊の絵など、いろいろなものを組み合わせてみましょう。命を尊び、健やかで幸せな日々が続くことを願うのが重陽の節句の楽しみ方なのです。

朝夕は涼しくなる時節です

syottl8月後半にさしかかると、日中は相変わらずの残暑が続くが、朝夕は暑さが収まり、過ごしやすくなってきます。空は澄んで高く、風は爽やか、濃く短かった影が長く軟らかくなていることに気が付きます。本来の七夕はこのころなのです。「処暑」は次の「白露」までの間の8月23日から9月7日頃までの期間です。

skehai syokehai 行合の空:夏から秋に移り行く中で、夏の暑気と秋の冷気が入り交じるように生き合う空のことです。入道雲がわき上がる空に、はけで空を優しくなでたような巻雲や、魚のうろこのような鰯雲が姿を見せ始めます。

■七十二候の区分

syokou sysyokou 綿柎開(わたのはなべし、ひらく)8月23日から8月27日頃まで。

綿を包む柎(はなしべ)が開き、中からふわふわの綿毛が姿を現すころ。これをほぐし綿の糸を紡ぐ作業が始まります。

sjikou syjikou 天地始粛(てんちはじめて、さむし)8月28日から9月1日頃まで。

日中は厳しい暑さが続くが、朝夕は少しずつ涼しくなり、天気図に秋雨前線が現れて、秋の気配が現れ始めます。

matukou symakkou 禾乃登(こくもの、みのる) 9月2日から9月7日頃まで。

稲穂が膨らんで黄金に色づき、早いところでは稲刈りが始まります。台風が襲来してくる時期でもあるので注意が必要です。

■旬のもの

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sanma サンマ:すべてが国産で天然物という貴重な魚です。8月に獲れる北海道~三陸産は脂が乗っていて美味です。
simaaji しま鯵:高級魚であり、アジの仲間では最もおいしいと言われています。名前の由来は幼魚のときに体に黄色い横縞があることから来ているそうです。岩手県宮古以南の沿岸に生息して、特に八丈島や伊豆七島のものが珍重されます。/span>
iwasi イワシ:暑さが増すにつれて脂が乗って美味しくなります。味噌や薬味を刺身にたたき込んだナメロウは暑い時期にピッタリの食感です。
sinsato 新里芋:冬場の大きな里芋とは一味違う瑞々しさが特徴です。丸ごと茹でて皮をつるりとむいて食べる、衣かつぎがお勧めです。/span>
konasu こなす:V重さ10~20グラムの丸形をした小さいなすで、浅漬けやからし漬けの漬物によく使われます。秋が深まると、果肉が締まってより美味しくなります。山形県産の「民田なす」という品種が有名です。
satumaimo さつまいも:中国から宮古島に渡ったのが始まりで、その後、九州で栽培され「薩摩の芋」として定着しました。干ばつに強くて収穫量が多く、凶作を救う作物として全国に広まりました。植物繊維が豊富なので便秘に効果があると言われます。
nasi 梨:日本原産の日本梨、ヨーロッパの洋梨、中国梨があり、それぞれ品種も豊富です。シャキシャキとした瑞々しい食感がおいしい。「幸水」「豊水」「二十世紀」など様々な品種があります。
sudachi すだち:ゆずに似た似た果実であり、枝にはトゲがあります。さわやかな香りは、焼き魚や土瓶蒸しなど、素材の味わいを引き立たせるような料理に合います。生産量のほとんどが大分県産です。

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kuzukiri くずきり:きな粉と黒蜜をかけて甘味として食べるとおいしいくずきり。くずきりは、京都・祇園の300年ほど続く、老舗和菓子店である「鍵善良房(かぎぜんよしふさ)」というお店が発祥のようです。

■くずきりの原料くずきりのは、くず粉からできています。くず粉は葛という植物の根を砕き、水で洗ってでんぷん質を沈殿させます。水とでんぷん質が別れたら、水を捨ててでんぷん質を乾燥させれば葛粉のできあがり。

葛粉はくずきりの他、水まんじゅうなどにも使われ、料理ではとろみをつける片栗粉と同じような役割としても使用されます。ごま豆腐を固めるのにも葛粉が使用されます。

■くずきりの作り方

葛粉を水に溶き型に流し、加熱して固めます。板状に固まったくずきりを細く切れば、ご存知くずきりのでき上がり。

■食べ方

漆器に入ったくずきりに黒蜜をかけて頂くのがオーソドックスな食べ方。細長い形状なので、まるで麺類かのようにツルッと口の中に入ります。コクのある黒蜜の風味や喉ごしの良さも魅力です。

近年は、フルーツ味や黒ごま味、京都らしい抹茶味など、新しい食べ方も増えています。

スーパーなどでは、水煮のものがパック入りで売られている場合と、乾燥で売られている場合があります。水煮のパックはこんにゃくなどが置いてある売り場に、乾燥の物は乾物コーナーに置かれていることが多いです。

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sasagoi ささごい:夏鳥として飛来し、「キュウ」と鋭い声で鳴く。主に川や池、水田などの水辺で生活します。じっと立ち止まって待ち伏せし、魚を見つけると首をさっとのばして挟み取ります。葉や虫などを疑似餌にし、詰まってきた魚をとらえることもあります。
mozu モズ:いろいろな鳴き方をするうえ、カエルや虫を捕まえて枝に差す「モズのはやにえ」という不思議な習性があります。
suzumebachi すずめばち:攻撃性が高く、毎年刺されることによる死亡例は熊や蛇の被害を上回ります。黒い部分を攻撃する習性があるので、黒っぽい服装をしていると襲われる可能性が高くなります。
matumusi まつむし:立てたハネを震わせて「チンチロリン」と歯切れの良い声で鳴きます。
すずむしに比べて飼育が難しいため、近年では数が減少しており、残念ながら都市部ではその鳴き声を聞く機会が減っています。</strong

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waremo ワレモコウ:赤に見えみえない地味な色合いから「我も紅」と命名されたとか。控えめな姿が愛らしくて人気が高い。

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kazebon おわら風の盆:
おわら風の盆は、富山県富山市八尾地区で、毎年9月1日から3日にかけて行われている富山県を代表する祭です。
越中おわら節の哀切感に満ちた旋律にのって、坂が多い町の道筋で無言の踊り手たちが洗練された踊りを披露します。艶やかで優雅な女踊り、勇壮な男踊り、哀調のある音色を奏でる胡弓の調べなどが来訪者を魅了します。2006年(平成18年)に、「とやまの文化財百選(とやまの祭り百選部門)」に選定されています。おわら風の盆のスケジュールは次のようになっています。
前夜祭並びに本祭の公式スケジュール期間内は、踊り手、地方(じかた)はそれぞれ各町内で決められた衣装であるが、それ以降は地方の多くが各自思い思いの着流しに着替え、草履も履き替え町流しに出る。またOGなどが踊りに加わります。
■前夜祭
本祭前の8月20日から30日まで11日間に渡り前夜祭が行なわれます。なお、31日は本祭前の休みです。前夜祭の期間中は18時30分から20時まで八尾観光会館で風の盆の上映会・踊り方教室・踊りの鑑賞会が行われ、その後、毎夜11町(支部)が交代で20時より自町内にて町流しと輪踊りまた舞台踊りを22時まで行っている。輪踊りには一般観光客も輪に入り踊ることができます。

■本祭 9月1・2日
本祭初日と2日目は、15時から各町で町流し・輪踊りがはじまり、公式スケジュールでは23時までとされています。なお、17時から19時までは夕食のため踊りは休止となります。19時から20時35分ごろまで、八尾小学校グラウンドに特設される演舞場で競演会が行われ、各町内の優美なおわらを鑑賞することができます。
■本祭 9月3日
最終日となるこの日は、19時から各町での町流し・輪踊りがはじまります。1日、2日同様、八尾小学校グウランド、八尾観光会館のほか、何箇所か設けられる特設ステージや、各町の公民館前などでも演舞を見る事ができるほか、上新町での大輪踊り、各町の公民館前、町の辻々などでも輪踊りが行われます。
JR越中八尾駅に最も近い福島支部の踊り手たちは、毎年4日早朝、越中八尾駅ホームにて富山駅行き、猪谷駅行き始発列車の乗客をおわらで見送る「見送りおわら」を行っているそうです。

残暑が厳しい節季です

rittl暦の上では秋ですが、まだまだ厳しい暑さに見舞われます。秋分を過ぎた後の暑さのことを残暑と呼びますが、暑い中にも、吹いてくる風や雲の形などに秋の気配をほのかに感じることができる時季なのです。「秋分」は次の「処暑」までの間の8月7日から8月22日頃までの期間です。

skehai higurasi 秋虫の声:秋のイメージが強いヒグラシですが、夕暮れ時に響き渡るどこか切ない鳴き声が秋のイメージに合っているのかもしれません。コオロギやキリギリスが鳴き始めるのは8月下旬からです。

■七十二候の区分

syokou risyokou 涼風至(すずかぜ、いたる)8月7日から8月12日頃まで。
秋の涼しい風が吹き始めるころという意味ですが、実際にはまだまだ暑さが続き、昼間の気温は、さほど夏と変わらないが、夕暮れ時期になると軽やかな風が吹くのが分かります。
sjikou rijikou 寒蝉鳴(ひぐらし、なく)8月13日から8月17日頃まで。
「カナカナ」と鳴くヒグラシの声が耳に届き、夏の終わりを感じるころです。その鳴き声に、どこか去り行く夏を惜しむかのような気持ちを感じさせてくれます。
matukou rimakkou 蒙霧升降(のうむ、しょうりゅうす) 8月18日から8月22日頃まで。
残暑が厳しい時候だが、朝夕の空気はヒンヤリとしたものになってきます。早朝、守屋水辺などには白く霧が立ち込める様子が見られます。
春にも同じような現象が起きますが、こちらは霞と呼ばれます。

■旬のもの

syokuzai

suzuki すずき:夏を代表する白身の魚であり、別名シーバスと言います。夏は汽水域に生息し、秋から冬にかけて海に戻ります。出世魚であり、60センチ以上のものをスズキと呼びます。
刺身もいいが、洗いにすると身がしまっておいしい。
togan とうがん:利尿効果があるので中国では薬膳料理にも使われます。低カロリーで、95%以上が水分。含め煮をはじめとする煮物や、炒め物にすると美味です。
生のしぼり汁は、発熱時や糖尿病の喉の渇きなどに効果があると言われています。
ichijiku いちじく:いちじくを「無花果」を書くのは花がないからではなく、実の中で白い小さな花を無数につけるが、外から見えない食べです。生食やジャムやシロップ漬けなどにして食べられます。
momo 桃:軟らかくてジューシーな甘さが特徴。桃の葉にはタンニンやマグネシュームなど、消炎・解熱効果がある成分が含まれています。葉を布袋に入れて浴槽に漬けておくと、かぶれ、日焼けなどに効果があると言われています。
kabosu かぼす:ゆずに似た似た果実であり、枝にはトゲがあります。さわやかな香りは、焼き魚や土瓶蒸しなど、素材の味わいを引き立たせるような料理に合います。生産量のほとんどが大分県産です。

syachou

kasasagi かささぎ:けたたましい声で鳴く尾の長い白と黒の鳥。佐賀県の天然記念物であり、同県の県鳥です。エサは地上に降りて取ることが多く、昆虫類などの動物や穀類や、時には柿の実などもたべます。
semi セミ:日本には32種類がいると言われます。夏になると一日中啼いているように聞こえますが、午前中はクマゼミ、アブラゼミやツクツクボウシは午後といったように種類によって鳴く時間帯が異なるそうです。
onbubatta おんぶばった:小さなオスがメスの背中に乗っている時間が長いことからこの名前がついたそうです。生い茂った草原などで見られ、簡単に捕まえられるが、口から黒っぽい汁を出すことがあります。跳ねるのみで飛ぶことは稀です。

skusa

kituri 黄釣船:「きつりふね」と読みます。学名はインパティエンスといいます。ラテン語で「我慢できない、耐えられない」という意味で、果実が触れられると弾けて、種子を勢いよく飛ばす性質からきてるそうです。
sarasi 晒菜升麻:「さらしなしょうま」と読みます。日本中の山地や林内に生育します。高さは1メートル以上にもなり、茎の先端に20センチほどの円柱状の小花を多数つけます。かつて若菜をゆで、水にさらして苦味を取って料理したことからこの名がついたそうです。

sgyouji

awaodori 徳島市阿波踊り:徳島市阿波おどりは、徳島県徳島市で毎年8月12日 – 15日のお盆期間に開催される盆踊りです。江戸時代より約400年続く日本の伝統芸能の一つ。
阿波踊り発祥の地である徳島県(旧阿波国)では8月になると各地で阿波踊りが開催されます。徳島市阿波おどりはその中でも突出した規模と知名度を誇ります。
人口約26万人の徳島市に例年、全国から120万人を超える観光客が集まるそうです。
この期間中は毎日、開演は18:00で徳島駅南側の繁華街一帯が18:00 – 23:00の5時間にわたって歩行者天国となり、全域が阿波踊り一色となります。
また、昼間は市内のホールで公演が行われるほか、夕方になると公園などでリハーサル風景を見ることができる。最終日は、全演舞場の公演が終了した後でも、暫くの間小規模な輪踊りをしている様子も見られ、夜通し街中には鉦と太鼓の音が止むことは無い有様です。
阿波踊りでは踊りのグループを連(れん)と呼び、徳島市阿波おどりの参加連は2010年度で1000組に上ります。街頭での飛び入り参加まで含めると総参加者数は10万人にもなるといわれています。
そのうち踊りの技術のある「有名連」が40 – 45組、企業の社員やその家族で構成された「企業連」、学生による「学生連」、気の合う仲間が集まってできた連などがあります。

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