「風流踊り」ってご存知ですか

国の文化審議会は、ユネスコの無形文化遺産に登録を目指す国内候補「23都府県37件を一括申請する」そうです。候補の一覧は次の通りです。
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これらの候補に共通するのは「風流踊り」と呼ばれるものです。

「風流踊り」とは、
【太鼓・鼓・笛・鉦などの囃子に合せて歌いながら踊る群舞。広義には平安時代の田楽や疫病神送りの祭りに伴う踊りも含まれるが,一般には念仏踊系の風流が流行して以後,室町時代末期から近世初頭にかけて盛行した集団の踊りをいう。そろいの扮装をし,主として数種の小歌を組合せて歌いながら統一された所作で踊るのが特徴で,伊勢踊,小原木踊,飛騨 (ひんだ) 踊などが知られた。慶長9 (1604) 年8月の豊臣秀吉7回忌の豊国神社祭を描いた屏風絵に,当時の風流踊の様子が詳しくうかがわれる。また,室町時代末に少女が踊ったややこ踊という風流踊は,歌舞伎踊成立の母体となったといわれる。今日,全国各地で行われる盆踊をはじめ,太鼓踊,雨乞踊,臼太鼓,浮立 (ふりゅう) ,ざんざか踊,花笠踊,鹿島踊,綾子舞など数多くの風流踊が伝承されており,扮装も芸態も多様である】
と説明されています。

この候補の中にある「徳島県ー西伊谷の神代踊り」について、私の友人の一人が西伊谷出身なので話を聞いてみました。
【西祖谷の神代踊は、徳島県三好市西祖谷山村に伝わる民俗芸能の風流踊りで、平家の落人伝説を残す西祖谷山村善徳の天満神社で、毎年旧暦6月25日の夏祭りに、豊作と無病息災を祈願して奉納される。この踊りは、雨乞いや、祭の行事として、また娯楽として踊り継がれてきた太鼓踊りであるが、平安初期の発祥ともされる古い形態を伝えているとされ、文化遺産としても貴重なものといわれ重要無形民俗文化財に指定されている】
とのことでした。
たまたま、YOUTUBEに神代踊りが紹介されていたので、「 ここをクリックする 」と動画が見られます。

今日は「風流踊り」について要点だけでしたが、長々とお話してしまいました。
何かの参考になれば幸いですが。

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