2017年02月12日 アーカイブ

鬼まつり

「鬼まつり」は2月11日午後7時過ぎから、愛知県岡崎市の瀧山寺本堂(国重要文化財)に拍子木の合図で巨大な松明を30数本を持ち込み、半鐘・双盤・太鼓を乱打し、ほら貝が吹き鳴らされる中で祖父、祖母、孫の鬼の面をつけた3人が鏡餅を持って登場し本堂に姿を現し、長さ2・5メートルの大たいまつを手にした白装束の男たちが火の粉を散らしながら追い回すと、回廊全体が炎に包まれるという勇壮な祭りだそうです。この「鬼まつり」も無形民俗文化財です。

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節分の夜には「鬼は外!」と豆を投げつけ、邪鬼を祓うのが慣わしですが、瀧山寺に登場する鬼たちは、逆に邪鬼を祓う役目を負っています。
この「鬼まつり」は本堂で天下太平・五穀豊穣を祈る修正会(しゅしょうえ)が行われ、その最終日の結願の日夕刻に催されます。
その後、観衆は堂内に上がり、消された松明を縁起物として持ち帰ることができるそうです。(「 瀧山寺のホームページ 」の要約です。)

Youtubeにこの「 鬼まつり 」の動画が掲載されています。少し長い時間ですが興味のある方はご覧になってください。
このような「火祭り儀式」は全国に数多くあるようです。

前回「紙風船上げ」を紹介しましたが、やはりいろいろな無形民俗文化財があるものですね。