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新・酔いどれ小藤次

ようやく佐伯さんの新刊本が今日発売されました。
待ちに待った本でした!

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出版社が替わってから3冊目です。
以前の出版社で20冊出版されていたので、このシリーズは都合23冊目の出版と言うことになります。
「居眠り磐音江戸双紙」シリーズと同じく、この「酔いどれ小藤次」シリーズもNHKの時代劇シリーズに取り上げられて放映されました。

ここ一両日は暑さを忘れて楽しめそうです。

料理人季蔵捕物控

現在「料理人季蔵捕物控」の第1シリーズ第8巻を読んでいます。

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各巻1冊が4つの話から構成されています。
そして1冊で4種類の料理の料理名・材料・作り方が紹介されています。
事件の方は1話で終わる場合もあるし、連続する場合もあります。
つまり料理のほうが主で事件の方は季蔵の裏の仕事なので從という扱いになっています。

中には勉強になることも記載されています。

さて、第8巻は表題の「へっつい飯」が第1話になっています。そして第3話に「イナお化け」があります。「イナお化け」とは「イナ」という魚を使った料理の名前なのです。

「イナ」とは聞き慣れない魚の名前でした。「鯔」と書けば分かりますか?
これで「イナ」とも「ボラ」とも読むのです。「ボラ」といば魚だと言うことは分かりますが。
この本にはつぎのように記述されています。

「イナの親、鯔って面白い魚よね。一応、出世魚ってことで、ハク、オボコ、イナ、ボラ、トドと呼び名が変わって、大きくなってくんだけど、オボコもイナも、トドまで、良く知られた意味があるんだもの」
オボコにあやかって、世間では若い生娘のことをおぼこと言う。鯔背というのは、勇み肌で粋な若者のことだったが、魚河岸の若者がイナの背のように髪を結んでいて、たいそう格好よく映ったのがはじまりだった。トドは体長二尺(約60センチ)以上の鯔の大魚のことであり、"とどのつまり"という言葉もこれに関わって出来た。

というくだりは江戸時代が背景にあるとは言え、現在でも通用することでもあり、オッサンはこのように詳しいことは全く知らなかったので勉強になりました。
各巻にはこのような勉強になる記述もよく出てきます。

各巻には料理の作り方も書かれていますが、オッサンにはとても手出しが出来るものではありません。
料理に関心がありある程度料理に自信があれば造ってみたいとおもうかもしれませんね。
第1シリーズもあと19巻残っています。
明け方に眠れないから読むとすれば完全に睡眠不足で倒れてしまいそうですね。

 

読書です

毎日猛暑日が続いています。そのせいか夜は風もない熱帯夜!!
オッサンみたいな熟年者("年寄り"と書きたいのですが、見栄をはりました)には身体にこたえます。その結果慢性睡眠不足症に罹ったみたい。

その上お隣のオッサンよりも少し若い熟年者の方が、午前4時頃になると起き上がり畑に行く用意をしているのでしょう賑やかな音や声を張り上げています。奥さんも大変でしょうが、オッサンは目が覚めてしまい引き続き眠ることさえできません。
もっとも後2時間もすれば起床する時間なので眠るわけにも行かず、本を読んで2時間を過ごす毎日なのです。

愛読書(?)である佐伯さんの時代小説シリーズでもあれば良いのですが、1月に1冊の割合でしか新刊を提供してくれません。
そこで、最近は和田はつ子さんの「料理人季蔵捕物控」を読むようになりました。

詳しい物語については省略しますが、一膳飯屋の料理人である季蔵が先代ら受け継いだ店で、先代が料理書き残した料理手帳を参考にしながら新しい料理を作り常連客などに提供して喜ばれる。
一方、これも先代から受け継いだ北町奉行の影の捜査人としても活躍するというストーリーなのです。

第1巻は2004年に出版され、2014年までに27巻が出版され第1シリーズが完結しました。
そして今年7月に第2シリーズの第1巻「夏おにぎり」が出版されました。

オッサンがこのシリーズに興味を示したのは第2シリーズからなのです。
丁度佐伯さんの時代小説にぽっかりと穴が空き、なにか代わりになる小説がないか探していた時でした。
高田郁さんの「澪つくし料理帖」を面白く読んだことを思い出し、この「料理人季蔵捕物控」も面白いのではないのかなあ、と「夏おにぎり」を購入したのが始まりでした。

この第2シリーズは第1シリーズの続編なので、登場人物や人間関係を知っておく必要があると思い、第1シリーズの第1巻から読み始めてみようと思い立ったわけです。

新刊本発売

愛読書である佐伯泰英さんの書き下ろし文庫本が今日発売されました。
予約していたので、雨の中引き取りに行ってきました。

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「居眠り磐音江戸双紙第49巻」なのです。

このシリーズの第1巻は2002年4月に「陽炎の辻」として発売されましたし、このシリーズはNHKの時代劇番組でドラマ化もされました。
13年後に上の写真のように「意次の妄」として第49巻を数えました。
佐伯さんはこのシリーズは50巻で完結したいと常々後書きで触れられていましたので、と言うことは、後1巻で完結になるわけです。

ところが第49巻の後書きには、あと1冊では書き切れないので、2冊に分けて第51巻を完結編にしたい、と述べられています。
発売予定は2016年1月上旬の2巻同時発売されるそうです。
後半年先まで待たなければなりませんが。

「居眠り磐音江戸双紙」シリーズの他に、「鎌倉河岸捕物控」、「交代寄合伊那衆異聞」、「古着屋総兵衛影始末」、「新・古着屋総兵衛」、「密命」、「酔いどれ小藤次留書」、「新・酔いどれ小藤次」そして「吉原裏同心」などのシリーズがあります。
「古着屋総兵衛影始末」、「密命」そして「酔いどれ小藤次留書」は完結編を迎えていますが。

以前は月2冊(シリーズ別に)発売されていましたが、最近は年を召されてお疲れのようで月1冊しか提供して頂けません。

佐伯さんのこれらのシリーズは読みやすいので、新刊本を手にしたら1日で読み終えてしまいます。なんとか2日位はもたせたいと苦労しながら読んでいます。

写真集ですよ

「ダッファーさんの部屋」と「ぼやき爺々録」ブログのデザインを変更しようと専門書と首っ引きで鋭意努力しているのですが、未だにこれだ!といったデザインが出来上がりません。

疲れ休めのため佐伯さんの時代小説を読みたいのですが、月に1冊しか新刊本が出版されません。佐伯さんの既刊本を読んだり、他の作家の方の本を読んだりしております。

専門書を読むより時代小説を読んでた方が気が楽なので、ついついブログのデザイン変更作業を疎かにしてしまいがちなのでなかなかでき上がらないのです!!

時代小説ではないのですが、坂上忍さんの著書「パグゾウくんとシノブくん」という写真集が発売されているという新聞広告をみました(この件でテレビにも出演してたとも聞きましたが)。

パグ犬とは少なからず縁がありました。見た目は不細工(失礼しました!!)なのですが、どこか愛嬌がある犬なのです。そのような事情でこの写真集を早速注文しました。
そしてつい先ほど郵送されてきました。

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右側の本がその本です。左の本は昨日まで読んでいた本で、この写真集が思ったより小型の本であることを比較するために並べてみたのです。
この大きさで約100頁の写真集です。127点の写真と坂上さんの厳選名言が26点がはいっています。(現在発売されている犬や猫の写真集と似たような構成になっています)

主人公は勿論「パグゾウくん」、そして飼い主は坂上忍さん。坂上家は犬が大好きなようで、長男以下八男(五男は天国にいるので実質は7匹)なのだそうです。

まだこの本を読み終わっていないので、取りあえず2点の写真を紹介しておきましょう。著作権侵害になるかな?

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パグゾウくんの写真を眺めていると、ヒョッとしたらよいブログデザインが思い浮かぶのではないかと期待しています。それほどこの業界は甘くはないと承知してはいますが。

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