2016年08月12日 アーカイブ

日本の国歌

リオ五輪も中盤を迎えます。柔道などの種目でマスコミに期待されていなかった(取り上げられなかった)選手達がメダルを獲得してくれています。
表彰台に上がると金メダル獲得者所属国の国歌が演奏されて国旗が掲揚されるのですが、テレビではこの場面は放映されたのでしょうか?
オッサンはテレビではニュース番組しか観ないので分かりません。

日本の国歌は「君が代」だということはご存知ですね。
1893年の8月12日、文部省(文部科学省)告示「小学校祝祭日大祭儀式規定」の公布により、小学校の祝日・大祭日の唱歌として「君が代」が定められ、1999年、「国旗国歌法」により正式に国歌になったそうです。

いろいろなサイトで君が代の歌詞について説明されていますが、それらのサイトの一つ「 なぜなぜぼうやの冒険 」で次のように説明されています。

(前略)歌詞は、『古今和歌集』からとの説が有力です。
我が君は 千代にやちよに
さざれ石の 巌となりて 苔のむすまでー古今和歌集巻七賀歌巻頭歌

現代風に訳すと、

君が代は
千年も八千年も(永遠に続くほど)
小さな石が大きな岩になり、
さらに苔が生えるくらい
長く長く続きますように。

君が代は、じつは2番や3番があるという説があります。
歌詞の意味と一緒に、これも調べてみました。

2番
君が代は 千ひろの底の さざれ石の
うの居(ゐ)る磯と 現はるるまで

3番
君が代は 千代ともささじ 天(あめ)の戸や
いづる月日の 限りなければ

最初から、2番と3番があったわけではなく、
どうも、あとで付け足した印象です。(後略)

この歌詞の中に出てくる「さざれ石」とはどのような石かご存知ですか。
これも調べてみました。

君が代に登場してくる「さざれ石」とは岐阜県春日村にある天然記念物の石であり実在しているそうです。さざれ石を漢字で書くと「細石」となるそうで、もともとは小さな石のことをさしています。
「さざれ石の巌となりて」という文章は、小さなさざれ石が長年をかけて巌という大きな石になるまでの大きな年月を示す意味なのだそうです。

sazare1 sazare2

これが細石

天然記念物の巌