2017年06月12日 アーカイブ

蛍が飛び交う時期です

今日は朝刊休刊日で「週刊漢字」の紹介も休みでした。
ところで、七十二候では6月10日から15日ごろまでを、芒種次候で「腐草為蛍」(くされたるくさほたるとなる)といい、「ホタルが暗闇に光を放ちながら、飛び交う頃。きれいな水辺に住んでいると思われがちですが、野原でも蒸れて腐りかけた草の下で、明かりを灯し始めます。」と6月5日に紹介しました。

ところで、蛍は「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」が飛び交っていることはご承知ですよね。

genjihotaru heikebotaru

上の写真でどちらが「ゲンジボタル」か分かりますか?
正解は左が「ゲンジボタル」なのです。一見したところ同じように見えるでしょう!
違いは次の通りです。
①大きさ-ゲンジボタルは1.5cm~2cmですがヘイケボタルは1cmと言われています。
②背の模様が違う-ゲンジボタルは黒い模様がまるで十字架みたいなのに対し、ヘイケボタルは縦一線の黒い模様となっているそうです。
③飛び方が違う-ゲンジボタルは曲線に飛ぶのに対し、ヘイケボタルは直線的に飛ぶのが特徴だそうです。
④分布-ゲンジボタルは本州・四国・九州で、ヘイケボタルは日本全土だそうです。

ゲンジでもヘイケでもどちらでも構いません!暗闇に光を放ちながら、飛び交うホタルを眺めてみようではありませんか。源平合戦を見るようだと思いながら。