春分同様秋分も、昼と夜の長さがほぼ等しくなり、太陽は真東から昇り真西へ沈みます。秋分を過ぎれば昼より夜が長くなるので、秋の夜長を実感できるよになります。また、秋分の前後は秋のお彼岸の時季でもあります。 「秋分」は次の「寒露」までの間の9月23日から10月7日頃までの期間です。
稲刈り:黄金色に色づき豊に実った稲を刈り入れます。刈られた稲は稲木にかけられて天日干しされます。整然と稲木が並ぶ光景も秋の風物詩のひとつです。 |
■七十二候の区分
■旬のもの
秋さば: 10~11月ごろに獲れる秋さばは脂を蓄えて一年で最も美味しい。シメサバ、煮付け、塩焼きにしても美味です。 | |
戻りガツオ: 秋に太平洋を南下するのを戻りガツオと呼びます。初ガツオより脂がのり、身はもっちりとしています。 「トロガツオ」とも呼ばれます。 |
里いも: 里で採れるのでこの名がついたとされ、稲作より早く縄文時代から食べられていたそうです。便秘予防にもなります。子芋がたくさん増えることから縁起の良い野菜の一つとなっています。 | |
しょうが: ヨーロッパえは主に香辛料や薬用として、中国では漢方として利用されます。 生で食べるのは日本独自の習慣です。 |
赤とんぼ: 夏の暑いうちは山などの高地で暑さをしのぎ、涼しくなると下りてきて、ちょうど収穫を終えた水田などに産卵します。一般的には群れをなして飛ぶアキアカネを指すことが多いようです。 |
もず: 鋭いくちばしを持った小型の鳥です。昆虫やムカデ、蛙などの小動物を見つけると舞い降りてきてくちばしで捕らえます。捕らえた動物を小枝などに刺しておく習性があります。 | |
きつつき: アカゲラ、コゲラなど「~ゲラ」と呼ばれる鳥の総称です。木の幹をくちばしで叩いて穴を掘り、中の虫を長い舌で捕らえて食べます。 |
金木犀: 普段は目立たないが、小さなオレンジ色の花が咲くとあたり一面に香りが漂います。我家の庭の金木犀も間もなく香りが漂い始めるはずです。 | |
彼岸花: 秋の彼岸の咲き、真っ赤なめしべ、おしべを広げる姿が妖艶です。別名「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)とも呼ばれます。 我家の庭の彼岸花は9月20日頃が満開で見頃でした。 |