今日は2月4日ですね

昨日の節分は無事終わりましたか。オッサンもまねごとでしたが無事終わらせました。

節分の日の翌日、つまり今日2月4日は「立春」です。暦の上ではこの立春から1年が始まります。
「小寒」とか「大寒」といって"寒"という字の代わりに"春"という字を見ただけで暖かく感じますネ。

昨年度に引き続き二十四節気(七十二候)の暦を紹介していきます。
昨年度は「日本の七十二候を楽しむ-旧暦のある暮らし-」(東邦出版株式会社発行)をもとにして紹介してきました。出版年度が2012年ということもあり内容が少し古くなったかなと感じるようになりました。

そこで今年度は2015年に出版された「にっぽんの七十二候」(株式会社枻(えい)出版社)をもとに暦を紹介していきます。

それでは今年度第1回目となる「春分」の紹介を始めましょう。

■立春(2月4日~18日ごろ)
節分の翌日に迎える立春は、一年の始まりで寒さのピークもここまでのようです。
あらゆる節目の基準日とされています。梅の花が咲き始め、少しずつ春の兆しが現れ始めます。
七十二候では、次の3つの候に分けられます。
・初侯-東風解氷(はるかぜ こおりをとく)、春の気配が少しずつ感じられるころ
・次候-黄鶯睍睆(うぐいす なく)、ウグイスの「初音」が聞かれるころ
・末候-魚上氷(うお こおりをいずる)、魚が割れた氷の下から飛び出すようなころ

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①トラフグ 産卵前にあたる2月ごろが天然トラフグが美味しい時です。
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透き通るほどの薄造りにしたものが「てっさ」です。
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下関では手頃な値段で食べることが出来ますが、関西以北の地方では新鮮なものを手頃な値段で、という訳にはいきませんが。

②伊予柑 愛媛で栽培が盛んなので伊予柑と呼ばれるようになったとか。
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4~5月頃にかわいい花を咲かせるそうです。
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③フキノトウ ほろ苦い風味が春の味覚だと言われます。
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天ぷらやフキ味噌も美味しいということですが、オッサンはこのほろ苦さが苦手なのです。

④葉ゴボウ 関西地方では春を告げる野菜といわれているそうです。
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和え物や天ぷらにすると美味しいそうです。

⑤八朔(はっさく) 爽やかな酸味と歯ごたえが人気だと言われますが・・・。
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①ウグイス 美しい鳴き声で春の訪れを知らせてくれます。
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②メジロ 目の周りが白く、花の蜜をついばむ姿が愛らしいとりです。
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我が家の梅の木に時々訪れてきます。
③アセビ スズランのような花が咲き誇ります。
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①横手のかまくら祭り
「かまくら」は、およそ450年の伝統を誇る水神様をまつる小正月行事です。かまくらの中では、子供たちが「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」、「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」といいながら、あまえこ(甘酒)やお餅を振る舞います。祭り期間中、市内に100基ほどできるかまくらの中では、甘酒やお餅などを食べながら、夜が更けるのも忘れて、“話っこ”に花が咲きます。
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平成28年2月15日(月)~16日(火)に開催されます。小正月の伝統行事です。

②針供養
かつて、12月8日と2月8日は事八日と呼ばれていて、12月8日を事納め、2月8日を事始めとよび、事納めには農耕を終え事始めには始めるとされていました。この両日はつつしみをもって過ごす日とされ、この日は針仕事を休むべきと考えられていて、使えなくなった針を神社に納める、あるいは豆腐や蒟蒻のように柔らかいものに刺したりすることで供養し、裁縫の上達を祈ったそうです。
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①初午
2月最初の午(うま)の日(2016年は2月6日)。
本来は、農作業が始まる旧暦の2月に行われていました。
711年(和銅4年・奈良時代)のこの日に、稲荷社の本社である京都の伏見稲荷大社に稲荷大神が鎮座されたといわれています。
この日をしのび、伏見稲荷大社をはじめ、愛知の豊川稲荷や佐賀の祐徳稲荷神社など、全国の稲荷神社で盛大にお祭り(初午大祭)が行われます。餅まきが行われる地域もあるそうです。
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また、立春を迎える2月の最初の午の日は、一年のうちで最も運気の高まる日とされています。 「午(うま)」は方位の南を示し、時間は正午を表わします。この時間は太陽が最も高く上がり、一日のうちで陽光の力が最も強まる時といわれています。
②稲荷(いなり)
「稲生(いねなり)」が縮まったもの。「稲」の神様「御饌神(みけつがみ)」(食物の神様)を祀ったものであることから、商売繁盛、五穀豊穣などを祈願します。
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「稲荷」とくれば「いなりずし」を思い出しますね。下の写真は初午稲荷寿司です。
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今日はいなりずしの作り方(レシピ)を紹介しましょう。
20個分のいなりずしを作ります。
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レシピの画像をクリックすると拡大表示されます!

今年度最初の紹介なので説明が少し長めになってしまいました。

鬼やらい神事とは

節分の日の由来や意味はすでにご承知でしょう。

sittoku.xyz 」というサイトで親切に丁寧に紹介されているので、興味のある方はご覧になって下さい。

今日は埼玉県秩父市の秩父神社で行われる「鬼やらい神事」を紹介します。
2月3日の節分祭で、「とうとうたらり、とうたらり、春のはじめの厄払い」として行われます。

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豆まきでおなじみの節分。本殿でおはらいを受けた年男年女らが6回に分けて「福は内、鬼は外」と威勢良く福豆を巻きます。
神楽殿では福神舞が行われ、夜になると恒例の節分追儺祭(ついなさい)の神事行われます。「奉幣(ほうべい)行事」、「散豆(さんとう)行事」、「引目(ひきめ)行事」そして「鬼やらい(鬼払い)」と、古式の形に倣って行われるのです。
鬼やらいは、神社の氏子、神楽氏が赤鬼・青鬼30匹にふんし、神楽の曲にのって「人の苦しみ我等の楽しみ・・・」と人々が苦しむ姿を見て喜び踊っているところに神官が善悪問答を挑み問答に負けた悪鬼達は、年男年女に豆をぶつけられ、逃げ出すという行事なのです。
節分は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで、季節を分けることを意味しています。季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊払い行事が執り行われるのが、豆まきなのだそうです。

なお、この「鬼やらい神事」は秩父神社だけではなく、
石清水八幡宮
吉田神社
静岡浅間神社
鎌倉宮
恩智神社
などでも執り行われているそうです。

節分の日ですネ

①豆まき
子ども達がいないと節分の日の豆まきはなんとなく締まらない感じです。
これも古くからある行事の一つですから一応やる必要があるのでしょうネ。
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②恵方巻き
そして、恵方巻きを食べる日でもあります。とは言ってもこれは昔からある行事ではなく、1989年広島のセブンイレブンで発売したのを皮切りに、全国区で発売されるようになったのが起源のようです。
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今年の恵方は「南微東(だいたい南南東あたり)です。」
そして恵方巻きの食べ方のルールがあるそうです。

◎恵方巻きのルールその1
神様がいらっしゃる、恵方をむいて、食べている間はその方向だけを見ること。よそ見をしてはいけません。そうでないとご利益を得ることが出来ないそうです。

◎恵方巻きのルールその2
恵方巻きを食べるときは、黙って食べましょう。食べ終わるまで黙って食べないと、ご利益を得ることが出来ないそうです。

◎恵方巻きルールその3
恵方巻きを食べるときは、上品に切り分けたりせず、一本をがぶっと一気にいただきましょう。途中で休んだりすると、やはりご利益がなくなってしまうんだそうです。
食べ終わるまでそのままの方向を向き、一気に一本いただいてください!一気に食べることが大事なのです。


今日はどのような記念日があるのだろう

びっくりしたのですが、今日2月2日には結構多くの記念日が制定されています。
どの記念日が重要なものかはさて置いて、見つけた順番に紹介しましょう。

◎バスガールの日
1920(大正9)年、日本初のバスガールが登場したのがこの日なのです。
東京市街自動車会社が車掌として採用しましたが、まだ女学生でさえ和服の時代に、バスガールの制服は黒のツーピースに白の襟というハイカラなものだったそうです。
また、初任給35円という、当時としては高給の待遇が話題にもなりました。今の価値に換算するといくらくらいかなあ。
◎国際航空業務再開の日
1954(昭和29)年、戦後禁止されていた国際航空業務が再開されました。この日を待ちわびた国際航空会社の喜びは如何ばかりか。
◎交番設置記念日
1881(明治14)年、1つの警察署の管内に7つの交番を設置することが定められました。
当初は、建物はなく、街中の交差点等に警察署から警察官が出向いていましたが、1881年より常設の建物を建てて警官が常駐する現在のような制度になりました。
ただ、「交番」という名称は1994(平成6)年11月1日に正式名称とすることになりました。
◎夫婦の日
夫(2)婦(2)の単なる語呂合せです。
◎おじいさんの日
「じい(2)じ(2)」の語呂合せです。
ちなみに8月8日は「おばあさんの日」です。この語呂合わせ分かりますよね。
◎おんぶの日
従来の物よりも楽に子供をおんぶできる「おんぶ紐「を製作した横浜市在住の母親が制定。
◎頭痛の日
慢性頭痛に悩む人たちで結成した「頭痛撲滅委員会」が2001(平成13)年に制定。
「ず(2)つう(2)」(頭痛)の語呂合せです。
慢性頭痛に悩む「頭痛持ち」の存在をアピールし、社会に理解の輪を広げるための日です。

まだ他にも幾つかあるようですがこのくらいにしておきましょう。
楽しんで頂けましたか?
なかにはこのようなものまで記念日に制定されるのか?というものもあったような気がしますが・・・。

明日2月3日は「節分」です。豆まきに恵方巻きを食べる日です。
そしてその翌日が「春分」の始まりです。
ようやく春の兆しが近づいてきましたね。

オッサン待望の春が間近です!!

頭の体操をしましょう

今日から2月が始まります。当地はどんよりとした曇り空ですが、皆様のところは如何ですか?

まだ寒い朝ですが、2月最初の「週刊漢字」にチャレンジして下さい。お題は何時もの通り漢字3題です。節分が近づいて鬼よけのため、玄関先に鰯の頭を吊す習慣があります。
今日はこの鰯(鰮)についての漢字です。読み方と意味を考えて下さい。
魚編に弱いと書いていわしと読みますが、いわしは決して弱い魚ではないのですよ、と言う意味を込めてだそうです。

白子干し

大葉鰮

潤目鰯

魚関連のお仕事に従事されている方や、魚が好きな方には易しい漢字かもしれませんし意味も分かるでしょう。
しかし「鰮」と書いて「いわし」と読ませるとは(答を言ってしまった)。ただ、「鰯」は日本で作られた漢字なのだそうです。

鰮(鰯)に関して「鰮(鰯)の頭も信心から」ということわざがあります。
"一旦信じてしまえば、どんなものでもありがたく思えるということです。
江戸期、節分に鬼よけのため玄関先に柊に鰮(鰯)の頭をさして吊す習慣があり、それに由来するという説が有力です。
柊を使うのは葉の棘で邪鬼の目を刺すため、鰮(鰯)の頭を使うのは強い臭いで邪鬼を追い払うためだそうです。他にも臭いの強い魚はいそうですが、入手しやすいということなのかもしれませんね。"
と解説されています。

さて、今日の漢字の読み方と意味は次で→

(さらに…)

1 438 439 440 441 442 481