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端午の節句ですネ

「端午の節句」は「菖蒲の節句」とも呼ばれる。日本では古来から男子の健やかな成長を願う行事が行われてきました。

【「端午」は本来は月の最初の午(うま)の日を意味します。「午」は「ご」とも読み「5」に通じることから5日を意味し、「5」が重なる5月5日を「端午の節句」と呼ぶようになった。五月人形とも呼ばれる武者人形や甲冑を飾り、外には鯉のぼりや旗を立て、柏餅やちまきを食べ、菖蒲湯(しょうぶゆ)に入って男の子の成長を祝う祭りであった】
現在では国民の祝日である「子供の日」となっています。男の子の祭りである「端午の節句」に対して、女の子の祭りは3月3日の「桃の節句」です。

【「端午の節句」「桃の節句」は、もともと男女の区別なく行われていたが、江戸時代ごろから、「端午の節句」は「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも言われることから、武道・武勇を重んじる「尚武(しょうぶ)」にかけて男の子の節句とされるようになった。また、「雛祭り」で飾られる雛人形は女の子に属するものとされ、「桃の節句」は女の子の節句となった。ちなみに、5月5日の「端午(たんご)」は、1月7日の「人日(じんじつ)」3月3日の「上巳(じょうし)」、7月7日の「七夕(しちせき)」、9月9日の「重陽(ちょうよう)」とともに「五節句」の一つである】

節句のお話はこの程度で終わり、頭の体操の材料紹介です。

【数独】

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【パズル】

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夏のはじまりそして端午の節句

rikttl雨立夏は新緑が青々と萌え、1年で最も行楽に最適な、爽やかな夏の最初の二十四節気です。5月5日は端午の節句。桃の節句に対して、菖蒲の季節ともいわれます。5月は物忌みの時季ともいわれます。薬草である菖蒲でケガレを祓うというのがその由来です。昔の子どもたちは菖蒲で邪気を祓いながら遊んでいたようです。「立夏」は次の「小満」までの間の5月5日から5月20日頃までの期間です。

skehai kunpuu 風薫る:初夏に新緑の間を抜けてくる心地よい風が薫風です。かっては花の香りを運ぶ春の風のことだったようです。柔らかな緑の香りの誘いに乗って森林浴に出掛けるにも最適な季節です。

■七十二候の区分

syokou riksyokou 蛙始鳴(かわず、はじめてなく)5月5日から5月10日頃まで。
春先に冬眠から目覚め、まだ寝ぼけていたカエルたちもウオーミングアップを終え、元気に活動をℎ締め増す。
sjikou rikjikou 蚯蚓出(みみず、いずる)5月11日から5月15日頃まで。
マイペースなミミズは、他の生き物に比べると少し遅れて目覚めます。土を耕す名人が、いよいよ始動です。
matukou rikmakkou 竹筝生(たけのこ、しょうず) 5月16日から5月20日頃まで。
すくすくと盛著司、立派な若竹になるタケノコは健やかさの象徴です。初夏の味覚としても欠かせません。

■旬のもの

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takenokob たけのこ:日本原産の真竹(マダケ)の旬は5~6月です。タケノコご飯、若竹煮、採れたては刺身にもなります。なお、収穫から時間が経ったものはアク抜きが必要です。
asitaba アシタバ:伊豆諸島原産で、今日摘んでも明日伸びるため「明日葉」と名づけられたそうです。天ぷらにするのがおすすめです。
kibinago きびなご:南方系の魚で、千葉県以南に分布します。外海で群れを作って生息していますが、産卵期には内湾に入ってきます。新鮮なものは刺身として食され、上品なうま味があります。天ぷら屋煮付けでも美味しい。
maaji 真あじ:沿岸にいる黄あじと沖合で回遊する黒あじに分けらえますが、なかでも数が少ない黄あじが美味しいとされています。新鮮なものは刺身かタタキがお勧めです。なお、冗談のようですが、味がよいからこの名前がついたといわれます。
hotate ホタテ:産卵を経て再び栄養を蓄えた5~7月がもっとも美味しい時期です。

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kasiwa 柏餅:
白玉粉だけで柏餅を作ってみます。いつもと違う食感が楽しめます。
お子さんと一緒に、節句やこどもの日用に。

■材料(6人分)
白玉粉    200g
上白糖    大さじ1
水        200m
粒あん    300g
柏の葉    6枚

■作り方
①ボウルに白玉粉と上白糖を入れ、水を加える。1割程度残し、耳たぶの硬さになるように加減し、こねる。硬いようなら水を足す。
②丸くし、中央をつぶす。
③鍋に湯を沸かし、②を入れる。
沸いてきたら、取り出す。
④ボウルに入れ、麺棒で粘りが出るまで、つぶす。
⑤あんこを6等分にし、円形にする。
⑥④のもちを、円形にのばし、あんこを包む。
手に水をつけながら、成形していく。
⑦皿に片栗粉を広げ、⑥をのせる。
⑧柏の葉でつつむ。
★コツ・ポイント
白玉を茹でたら、粘りが出るまで、よくつきます。もちもちの食感に。
生地が柔らかく扱いにくいのですが、その分、何とも言えないもちもちの食感に。
粒あんとの相性もグッド。時間がたっても、硬くなりにくいです。

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hoojiro ほおじろ: 胸を張るような姿勢でさえずるのが特徴。地表に落ちたイネ科の植物などの実をエサとするが、繁殖期には昆虫などを食べるようになります。そして、繁殖期には春早くから澄んだ声でさえずり始めます。
kaeru カエル: 水辺で生活しているが、完全に水中で生活するものは多くない。繁殖期、オスはメスを呼ぶために最も大きく鳴くといわれる。水田が多い地方では夏の夜にたくさんのカエルが一斉に鳴きだすと、季節の風物詩となっている。

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syakunage 芍薬:牡丹に似ているが、牡丹は木、芍薬は草なのです。冬は休眠し、春に芽を出し、初夏に花を咲かせます。
dokudami ドクダミ:日陰を好んで生え、春から夏に白い花が咲きます。なお、白い部分は花ではなく、ガクと呼ばれる部分です。独特の香りの葉は茶葉としても利用されます。
katakuri カタクリ:3~5月上旬に薄紫色の可憐な花を咲かせます。山菜としても人気が高く、天ぷらにすると美味です。根は片栗粉の原料になります。

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tango 端午の節句:
男の子の健やかな成長を願うお祭りとして広く親しまれているのが、5月5日の端午の節句です。端午とはその月の最初の午(うま)の日を指していますが、午と五が同じ音であることから、5日のことになり、やがて5月5日になったという説があるようです。
そして古代中国の風習が導入され、日本にあった田植えの時期に薬効のある植物の蓬(よもぎ)や菖蒲(しょうぶ)を飾って厄除けとする風習が交じり合って、日本における端午の節句の風習の原型ができたといわれています。また、菖蒲を浸した酒を飲んだり、粽(ちまき)や柏餅を食べるという風習もできました。こうした端午の節句の風習は、奈良時代にまでさかのぼると考えられています。
■男の子のお祭りになった端午の節句
奈良・平安時代の端午の節句は、軒に蓬や菖蒲を挿し、子供たちが小弓を引いたり、印地(いんじ)と呼ばれた石を投げ合う遊びが行われました。やがて、武家が支配層となり、都市や城下町に集住するようになった江戸時代に入ると、端午の節句は武家の男の子のお祭りとなりました。端午の節句にお約束の菖蒲は、武勇を尊ぶという意味の「尚武」と音が通じることから男の子のお祝いの日になったといわれています。また、町人など庶民が力をつけて豊かになっていったのも江戸時代ですから、男の子の成長を祝う端午の節句は、江戸時代を通じて武家以外にも広まっていきました。そうして、立身出世を願って鯉のぼりを飾り、強くたくましく育つようにと武者人形を飾る風習が新たに生まれました。

■屈原の霊魂を慰めるものだった粽(ちまき) 餅米などの粉を水で練って蒸したものを、熊笹や菖蒲の葉などで包む粽は、古代の中国は戦国時代の楚という国の人、屈原に由来します。国を想って王様を諫めたものの聞き入れられず、やがて追放されて失意の内に端午の節句の日に、川に身を投げたという人で、忠臣として名高い人です。この屈原の霊魂を慰めるため、当時の人々が竹筒に米を入れて川に投げたのが粽(ちまき)の由来とされています。
■子孫の絶えない願いが込められた柏餅
粽(ちまき)に並んで、柏餅も端午の節句の重要な食べ物です。柏の葉は新しい葉の芽が出ないと古い葉が落ちません。そこから、子孫が途絶えることなく代々続くようにという縁起物になりました。
今年は5月1日が八十ハ夜です。遅霜が発生する時季で、農家は注意が必要です。米農家にも重要な日とされ、神事が行われたそうです。この頃にできる苗代でその年の米の出来が決まるといわれています。
sannja 三社祭:
東京都台東区の浅草寺境内に隣接する浅草神社の例祭。正和1(1312)年に始まったと伝えられ,本来は 3月17,18日の祭りだったが,1872年以降 5月17,18日となり,今日ではこの日に近い金曜日から日曜日にかけて行なわれている。
浅草神社は,浅草寺創建伝承に語られる隅田川から観音菩薩像を引き上げた 3人の漁師を祭神とすることから,江戸時代には三社権現社と呼ばれ,1873年に浅草神社と改称してからも三社明神,三社さまの名で親しまれており,例祭も三社祭と通称される。祭りの中心行事は,日曜日の 3基の宮神輿の氏子町内渡御だが,江戸時代末までは,祭神の観音像引き上げの故事にちなんだ船祭りが中心で,宮神輿は浅草橋の船着場から駒形橋まで大森の漁師の船に乗って船渡御し,神社にかえっていた。また,船渡御に先立って,各町から出された山車が神輿に参って芸能を奉納していた。今日では,土曜日の例大祭の神事のあと,各町から出された約 100基の神輿が集合し,浅草神社でお祓を受けて各町に向けて渡御する連合渡御が行なわれている。このほか,祭り初日の金曜日には,鷺舞やビンササラ舞(→ささら)の奉納もある。

端午の節句です

5月上旬になると、夏の気配が少しずつ濃くなってきます。
そして5月5日は二十四節気の「夏の季節の始まりの日」であり、その夏の期間を表す「立夏」なのです。そして5月20日まで続きます。
さらに5月5日は「こどもの日」(端午の節句とも呼ばれます)なのです。
「立夏」はゴールデンウィークの陰に隠れてしまいがちですが、旧暦の季節の区切りであり、若葉が芽吹き、いろいろな動物も活動してくる時です。
この時期はあまり行事というものは少ないのですが、その年の豊作を祈り「お田植え神事」「御田植祭」と呼ばれるお祭りがあります。
例えば和歌山県の伊作田稲荷神社でおこなわれる御田植神事があります。
稲荷神社の御田植神事は、御田祭ともいわれ、5月5日の午後、行われます。社前の広場を田と見立てて、その四隅に青竹を立てしめ縄を張りめぐらし、そこ で、まず、神主がお祓いをし、巫女が神楽を舞ってから、田植をする様子を再現する神事です。以前は、苗として神事の時に使われた藁は、神事が終わると氏子 がいただいて持ち帰り、水口へ立て自分の田の豊作を祈ったそうです。
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さて、この立夏も七十二候では3つの候に分けています。
◆初候-蛙始鳴(かわず、はじめてなく)、5月5日から9日ごろまで。冬眠から目覚めたカエルたちも元気に活動し始めるときです。下の写真は少々グロテスクかな?
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◆次候-蚯蚓出(みみず、いずる)、5月10日から14日ごろまで。他の生きものよりも遅く目覚めます。土を耕す頃です。 下の写真も少々気持ちが悪いかな?


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◆末候-竹笋生(たけのこ、しょうず)、5月15日から20日頃まで。真竹のタケノコがすくすくと育つ頃です。
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この時期は山の幸が多いようです。
◆山の幸-イチゴ、タケノコ(真竹)、新ニンジン、新ジャガイモ、アシタバ、夏みかん

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ninjin jagaimo
asitaba natumikan

◆海の幸-ホタテ
hotate

 

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シャクヤク、ドクダミ、カタクリ
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dokudami katakuri

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◆三社祭
浅草神社の祭礼で神田祭り、山王祭と並ぶ東京三大祭りの一つです。5月17、18日に近い金・土・日曜日に開催されます。
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◆葵祭
5月15日に行われる京都三大祭りの一つです。平安貴族姿の行列が京都御所→下賀茂神社→賀茂神社へ向かいます。
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◆鵜飼い
ご承知のとおり鵜を使ってアユを獲る日本の伝統漁法です。
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「端午の節句」-五節句の一つでもともとは古代中国の菖蒲を用いた邪気祓いの行事が日本に伝わり、田植えの行事と結びつき、その後武士の時代に「尚武」と菖蒲をかけ、男の子の節句として定着したそうです。
端午の節句飾りは、鯉のぼり・武者人形・鎧兜そして菖蒲です。

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「端午の節句」については次に要約として整理しました。興味のある方はご覧下さい。

「端午の節句要約」は次で➡

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