2015年12月22日 アーカイブ

冬至です

忘年会やクリスマスなど一年の締めくくりで忙しい12月。とは言ってもオッサンにとっては忘年会やクリスマスはほとんど関係ありませんが。

新暦の今日12月22日は「冬至」の入りです。七十二候では12月21日となっていますが。

調べて見たら、

二十四節気の一。12月22日ごろ。太陽の中心が冬至点を通過する。北半球では一年中で昼がいちばん短く、夜がいちばん長くなる日。この日にはゆず湯に入ったり、地方によってはカボチャを食べたりする風習がある。

ということで、七十二候と二十四節気では1日違いますが、冬至は、基本的には12月22日、うるう年は12月21日です。この違いなのですね。

「冬至」は一年で一番昼が短いと言われていますが、日の入りの時間がいちばん早いわけではありません。通常、日の入りが一年で最も早いのは「冬至1週間前」頃です。

ここからは何時もの通り七十二候に話を戻します。

「冬至」も3つの候に分けられています。
①初候-乃東生ず(なつかれくさしょうず)、うつぼぐさの芽が出てくるころ。
新暦の12月21日~25日ごろまで。
②次候-麋角解つる(しかのつのおつる)、大鹿の角が生え代わるころ。
新暦の12月26日~12月30日ごろまで。
12月30日は「小晦日」で、31日は「大晦日」ですね。
③末候-雪下麦を出だす、降り積もる雪の下で、麦が芽を出すころ。
12月31日~1月4日ごろまで。

冬至というとまず「ゆず湯に入る」ですね。これは江戸時代初期の銭湯から始まったようです。「冬至」とお湯で療養する「湯治(とうじ)」を語呂合わせしたとも言われますし、ゆずは「融通」にかけたと言われます。

yuzuyuira

そして冬至には「かぼちゃを食べる」は今もかなり定着しています。「冬至にかぼちゃを食べると中気(中風)にならない」とよく言いますね。また冬至に「ん」のつくものを食べると「運」を呼び込む、ということで、なんきん、れんこん、ぎんなん、うどん などを食べる地域もあるそうです。(なんきんとはカボチャ(南瓜)のことです)
ちなみに後、かんてん、きんかん、にんじん を入れて「冬至の七種」と言うところもあるそうです。

オッサンも一応昨日南瓜を煮て食べました。久しぶりに食べたけど美味しかった!!

◆旬の魚介-くろまぐろ、鯉、伊勢海老

kuromaguro koi  

iseebi

◆旬の草花-千両・万両

senryou manryou

左が千両、右が万両です。違いは分かりますね。
◆旬の野鳥-こげら、おなが、雀

kogera onaga

雀よくご存知だと思うので画像の掲載は見送りました。
◆旬の野菜-かぼちゃ、百合根

kabocha yurine

◆旬の行事-歳の市、年越しそば
・歳の市
年末に立つ市で,年神祭の用具や正月用の飾物,雑貨,衣類,海産物の類を売るのを目的としています。かつて毎月の定期市のうち,その年最後の市を正月用品販売にあてる場合が多かったので,暮市,節季市,ツメ市などともいわれます。

tosinoichi
・年越しそば
そばは他の麺類と比べて切れやすい事から「今年一年の厄を断ち切る」という意味で、江戸時代から大晦日の夜に食べる風習が生まれたとされています。また、昔からそばは体によいものとされ、食べると内蔵に溜まった毒を取り払ってくれると思われていました。
そのため、新しい年を健康で迎えられるように、大晦日の夜にそばを食べたとされています。

そして年越しそばは何時食べるものでしょうか?
年越しそばを食べるタイミングでもっとも多いのは、やはり大晦日の夜に除夜の鐘を聞きながら、というのが多いようです。もしくは夕食時に食べる方もいらっしゃるようです。
tosisoba

オッサンがイメージする年越しそばです。