2015年12月24日 アーカイブ

0102運動

この運動のことご存知ですか?フリーダイアルをもっと活用しようという運動ではありませんよ。オッサンも知りませんでした。

最近、一般道路や高速道路そして車に「0102運動」と書いてある埼玉県警察推進のメッセージをよく見受けます。上で書いたようにオッサンも初めてこのメッセージを見たときはすぐにはどういうものかわからなかったのですが、WEBで調べて見ました。

「0102運動」は、前の車が通過した地点を、2秒以降に自分が通過する車間距離を開けさせるためのもので、人は1秒~9秒に関しては、個人差はありますが実際の時間よりも速くなったり、遅くなったりする人がいるため、それぞれの数字の前に「0」(ゼロ)を付けて数える事により、おおよそ実際の時間にあったタイミングで数えられると言う事が提案されました。そして「01、02」→「ゼロイチ、ゼロニ」と数え、秒数を数える際の安定した数え方として考案された方法からそのまま「0102運動」となったそうです。
車間距離の大事さは、車間距離を開けることにより前の車が急ブレーキを踏んだ際に止まれたり安全な視界の確保のためなど事故の防止に役立ちます。そしてもう一つ大切な役割があります。それは「渋滞」の緩和です。
このブレーキの連鎖で渋滞が起こりやすい状況は上り坂や下り坂から上り坂にさしかかる部分です。
そういう場所では無意識にスピードが落ちることがあるため後続車との車間距離が縮まりうしろの車が連鎖的にブレーキを踏むことで渋滞が発生します。この現象はトンネルの出入り口でも起こりやすく明るいところから暗いところへ入るときに無意識にスピードが落ちてしまう車があるため渋滞が発生します。
前の車が少しブレーキを踏んだりアクセルを緩めてしまいスピードが落ちてもこちらが車間距離をあけていればブレーキを踏まなくても済んだり少しの減速で済むからです。

「0102運動」とは車間距離を空けて運転しようという運動なのです。

埼玉県の安全車間距離保持運動実行委員会の「 ホームページ 」を見てください。

最近又高齢者によるブレーキとアクセルを踏み間違えたことによる事故が多発しています。
「0102運動」で解決出来る問題ではないでしょうが、交通事故を無くすために有用なことはおおいに守ってみましょう。