2016年08月 アーカイブ

日本の国歌

リオ五輪も中盤を迎えます。柔道などの種目でマスコミに期待されていなかった(取り上げられなかった)選手達がメダルを獲得してくれています。
表彰台に上がると金メダル獲得者所属国の国歌が演奏されて国旗が掲揚されるのですが、テレビではこの場面は放映されたのでしょうか?
オッサンはテレビではニュース番組しか観ないので分かりません。

日本の国歌は「君が代」だということはご存知ですね。
1893年の8月12日、文部省(文部科学省)告示「小学校祝祭日大祭儀式規定」の公布により、小学校の祝日・大祭日の唱歌として「君が代」が定められ、1999年、「国旗国歌法」により正式に国歌になったそうです。

いろいろなサイトで君が代の歌詞について説明されていますが、それらのサイトの一つ「 なぜなぜぼうやの冒険 」で次のように説明されています。

(前略)歌詞は、『古今和歌集』からとの説が有力です。
我が君は 千代にやちよに
さざれ石の 巌となりて 苔のむすまでー古今和歌集巻七賀歌巻頭歌

現代風に訳すと、

君が代は
千年も八千年も(永遠に続くほど)
小さな石が大きな岩になり、
さらに苔が生えるくらい
長く長く続きますように。

君が代は、じつは2番や3番があるという説があります。
歌詞の意味と一緒に、これも調べてみました。

2番
君が代は 千ひろの底の さざれ石の
うの居(ゐ)る磯と 現はるるまで

3番
君が代は 千代ともささじ 天(あめ)の戸や
いづる月日の 限りなければ

最初から、2番と3番があったわけではなく、
どうも、あとで付け足した印象です。(後略)

この歌詞の中に出てくる「さざれ石」とはどのような石かご存知ですか。
これも調べてみました。

君が代に登場してくる「さざれ石」とは岐阜県春日村にある天然記念物の石であり実在しているそうです。さざれ石を漢字で書くと「細石」となるそうで、もともとは小さな石のことをさしています。
「さざれ石の巌となりて」という文章は、小さなさざれ石が長年をかけて巌という大きな石になるまでの大きな年月を示す意味なのだそうです。

sazare1 sazare2

これが細石

天然記念物の巌

何とかならないかこの暑さ!

昨9日よりも若干気温は低めという予報だが、午前8時半頃温度計はすでに30度を超える値の当地です。
猛暑日になる地域は昨日より少ないかもしれませんが、真夏日になるのは間違いないでしょうネ。

このように暑さが続くと雨が恋しくなります。雨乞いでもして雨を降らせて欲しいものです。ただ最近の雨降りは異常な状態で、いろいろな注意報が発令されるという厄介な雨降りなる傾向が強いです。

雨乞いといえば、隣街の鶴ヶ島市で8月7日に「脚折雨乞(すねおりあまごい)」祭りが開催されました。
「脚折雨乞」とはWikipediaの説明を要約すると次のような祭りです。

脚折雨乞は埼玉県鶴ヶ島市に伝わる雨乞い行事。巨大な蛇体を作って練り歩き、雷電池(かんだちがいけ)へ導くことで降雨を祈願する。かつては旱魃の年に行われていたが、近隣の住宅地化と専業農家の減少によって途絶の危機に瀕し、1976年以降は4年に1度行うことで保存継承を図っている。国の選択無形民俗文化財(平成17年)および市指定無形文化財(昭和51年)に指定された。

竹や麦藁を用いて作られる蛇体は龍蛇(りゅうだ)と称し、長さ36m、重さ3tになる巨大なものである。かつて脚折村の鎮守であった白鬚神社で祈祷を行い、途中善能寺を経由しておよそ2kmの行程を練り歩いて脚折5丁目の雷電池に至る。龍蛇は板倉雷電神社の神水とともに池に導かれた後、担ぎ手により解体され、その一部を持ち帰れば幸が訪れるとされる。

raijin_1 raijin_2

龍蛇の練り歩きや雷電池での様子がYouTubeに「 脚折雨乞 」として公開されていますので、興味があればご覧下さい。

ムーミンの日

今日8月9日は「長崎原爆の日」です。「広島原爆の日」と同様鎮魂と哀悼を捧げる日でもあります。
そして昨日ビデオレターで報じられた「天皇陛下のお言葉」が今日の朝刊の多くの紙面を占めていました。

そしてもう一つあの有名な「ムーミンの日」でもあります。

誰もが知っている人気の『ムーミン』はフィンランドの作家トーベ・ヤンソンの作品です。最初は日本のムーミンファンが6(ムー)3(ミン)のゴロ合わせから6月3日に制定したのですが、2005年に「世界に通用する記念日」にするため、作者トーべ・ヤンソンの誕生日である8月9日に変更されました。

ところが、前にも一度お話ししたことがあるとおもいますが、2017年、日本にムーミン谷がやってくるのです。建設地は埼玉県飯能市にある、「宮沢湖」。自然豊かな土地です。待ち遠しいですね。

mumindani

このような感じのムーミン谷になるのでしょうか


ムーミンの故郷であるフィンランド以外にムーミンテーマパークができるのは世界初です。日本のムーミンテーマパークはどのようなパークになるのでしょうか。完成が待ち遠しいですネ。

ムーミンテーマパークの建設地である埼玉県飯能市には、すでにムーミン谷をモチーフとした公園である「あけぼの子どもの森公園」があります。
あけぼの子どもの森公園は「平成記念子どものもり公園」として国から指定を受け、飯能市が建設して平成9年7月に開園いたしました。
akebonomori

ひげの日

8月8日には幾つかの記念日が制定されていますが、その内の一つが「ひげの日」なのです。
漢字で書く”八”の字が髭の形に似ていることから、日本ワーナーランバード株式会社(現 シック・ジャパン)が1978年に制定したそうです。
兎に角、毎日そして1日に幾つもの記念日が制定されていることに驚きます。

話は変わりますが、オッサンの顔のひげは毎朝電気シェーバーを使って剃っています。ものの本によると前の晩風呂に入ったときT字型のカミソリを使って剃った方がひげの伸びがすくなくなるらしいですね!

今日は月曜日ですから毎日新聞の「週刊漢字」掲載日です。
お題は山に関する漢字の読み方と意味です。

山懐

懸崖

桟道

この3つの漢字の読み方と意味は分かりましたか?
答は次で・・・

(さらに…)

もう秋ですよ!

二十四節気では8月7日~22日ごろまでを「立秋」と呼びます。
真夏日・猛暑日が続く中、暦の上では立秋を迎えます。お盆が明けると少しずつ秋の気配が濃くなってきます。
雲の形も”入道雲”から”いわし雲”えと変わって行きます。

 

kumo_natu_thumb.jpg kumo_aki.jpg

 

ただし長期予報では9月中旬頃まで強い残暑が続くということです。
現実の動きはさておいて暦の上での秋の気配を辿ってみましょう。

七十二候では「立秋」の期間を3つに分けます。

●初候:8月7日~12日ごろ “涼風至”(すずかぜいたる)-涼しい風が立ち始めるころ。暑い風の中に、時折涼しい風が混じり始める頃。
nekojarasi
この写真は「ねこじゃらし」と呼ばれますが、夏から秋にかけてつける花穂が、犬の尾に似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)が転じて”エノコログサ”という呼称になったとされ、漢字でも「狗(犬)の尾の草」と表記します。ネコジャラシ(猫じゃらし)は俗称だそうです。

●次候:8月13日~17日ごろ “寒蝉鳴”(ひぐらしなく)-ひぐらしが鳴き始めるころ。終わりゆく夏を惜しむかのように「カナカナカナ・・・」とひぐらしの声。
higurasi
●末候:8月18日~22日ごろ “蒙霧升降”(ふかききりまとう)-深い霧が立ち込めるころ。森や水辺に白い霧が立ちこめる。
siroikiri

syokuzainasi

秋に向かっていろいろな食材が・・・。
●山の幸-梨、トウモロコシ、ブドウ、ズイキ、生トウガラシ

toumorokosi budou
zuiki namatougarasi

●海の幸-あわび、スルメイカ、クルマエビ
awabi

surumeika kurumaebi

syokubutusagisou

夏の植物に似ていますが-サギソウ、ヒマワリ、アサガオ

himawari asagao

サギソウは、日本を代表する野生のランで、自生のものは準絶滅危惧種に指定されています。
fuubutu

●風物詩
夏の暑い夜、蚊に悩まされた人々に福音をもたらした(?)のは蚊取り線香と蚊帳でした。

original kaya

いまではエアコン(冷房)のお陰でお世話になる頻度が非常に少なくなりましたね。

●習わし
・お盆
先祖の御霊をお迎えし、感謝し、お送りする「盂蘭盆会」は、一般的には8月13日~16日のお盆です。
精霊馬やほおずきなどの盆飾りを用意して、13日の盆の入りに先祖を迎える迎え火を焚き、先祖の霊を慰める盆踊りを行い、16日の夕方には送り火を焚いて先祖をお送りすることです。bonodori

◆盆飾り
このような盆棚をつくり、精霊馬・ほおずき・落雁・そうめんなどを飾り付けます。昔から伝わる盆飾りには、それぞれ意味や思いが込められているのです。

syouryouma hoozuki
rakugan soumen

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