2017年04月04日 アーカイブ

季節は清明です

semei 一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「空気が澄み、若葉の緑、色とりどりの花が咲き乱れる美しい季節」です。2017年は4月4日から4月19日ごろまでを「清明」といいます。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。

tubame ■初候:玄鳥至(つばめ、きたる)-4月4日から8日頃まで。 ツバメが海を渡って日本にやってくるころ。ツバメが訪れると農作業も開始です。
gankita ■次候:鴻雁北(こうがん、かえる)-4月9日から13日頃まで。 日本で過ごした雁がシベリアへと帰っていきます。秋~冬に再来するまでのお別れです。
niji ■末候:虹始見(にじ、はじめてあらわる)-4月14日から19日頃まで。 春が深まると空気が潤い、美しい虹が見られるようになります。月明かりに浮かぶ淡い虹は「月虹」と呼ばれます。

syumono

katuo ■魚 初ガツオ
江戸っ子の好物として知られる初ガツオは、脂が少なくサッパリとした味わいは、タタキで絶品。江戸っ子でなくとも好物の一つになるでしょう。
mituba ■野菜 三つ葉
日本原産で各地の山に自生します。天然物は、葉や茎がしっかりとしていて風味が強い。
torituba ■鳥 ツバメ
夏鳥として主に九州以北に飛来し、建造物に泥を材料にしたおわん型の巣をつくります。雄の尾は雌より細長く見えます。チュピッなどと鳴き、さえずりはチュチュビチュチュビジクジクビーと最後が濁ります。飛んでいる虫を飛びながらとり、水も飛びながら飲みます。
anemone ■花 アネモネ
花は閉じたような状態で上向きに咲き、満開になると白い鳥たちが木に止まっているように見えるそうです。
13mairi ■風物詩 十三詣
十三参りは、数え年で13歳になった男女が虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)にお参りすることで、福徳と知恵を授かる行事です。
「知恵参り」や「知恵もらい」とも呼ばれます。
弘法大師空海が19歳の時、「虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」を修すると、飛躍的に記憶力が増しました。十三参りで、虚空蔵菩薩を参拝するようになったのは、このことにちなんでいます。
数え年の13歳というと、生まれ年の干支が、初めて回ってくる年になります。
古来日本において、この頃は、子供が心身ともに大人に変化する、重要な節目の歳とされていました。