2017年04月20日 アーカイブ

田畑が潤う時期です

semei 一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「この時期は温かく柔らかい雨が降り、田畑を潤す時期」です。2017年は4月20日から5月4日ごろまでを「穀雨」といいます。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。

asi ■初候:葭始生(あいはじめてしょうず)-4月20日から24日頃まで。
あしが芽生え始める時期です。
nae ■次候:霜止出苗(しもやみてなえいずる)-4月25日から29日頃まで。
霜が終わり稲の苗が生長する時期です。
botan ■末候:牡丹華(ぼたんはなさく)-4月30日から5月4日頃まで。
牡丹の花が咲く時期です。

syumono

yariika ■魚1 ヤリイカ
全体的に細長く、地方によってはササイカ、サヤナガ、テッポウなどの呼び方があります。
ヤリイカは透明、茶色、白と色が変化していくため、透明のものは鮮度が高いといえます。
mebaru ■魚2 メバル
春告魚とも呼ばれ、上品な白身で刺身はもちろん、煮物や焼き物にしても絶品です。
takenoko ■野菜1 筍
筍はタケ類の地下茎からでる幼茎のことです。「筍」という漢字は、竹が10日間(一旬)で成長するため、竹の旬の時期という意味が由来であるとも言われています。
hebiichi ■野菜2 へびいちご
名前からして、毒々しいイメージがあるかもしれませんが、毒はありません。果実はきれいな赤色ですが、味がないことから食用とはされていません。
fujinohana ■花1 藤
桜が散ると、藤の季節になります。日本では、藤棚や盆栽に仕立てられることが多く、垂れ下がる紫の花は、周囲の緑に映えて鮮やかさを演出し、人々の心を惹きつけます。
tutuji ■花2 ツツジ
日本では古くから園芸品種として多くの品種が生み出され、白、ピンク、赤、斑入りなどがあります。
yukino ■風物詩1 雪の大谷
雪の大谷がある立山室堂平は標高2,450mの位置にあり,世界でも有数の豪雪地帯です。
その山頂に降り積もる雪の高さは何と最大で20m。
その室堂平まで続く雪を除雪した後に残る,両脇にそびえ立つ雪の壁が通称「雪の大谷」と呼ばれています。
両側にそびえ立つ雪の壁を間を歩く「雪の大谷ウォーク」はこの時期の立山観光最大の見どころです。
今年は4月10日に部分開通,15日(土)に全線開通です。
例年だと6月中旬ごろまでの開催期間ですが,当然雪の壁の高さは少しずつ下がっていきます。今年はしっかり雪が降ったため,雪の大谷を十分に満喫できそうです。
hachiju ■風物詩2 八十八夜
八十八夜というのは立春から数えて88日目(87日後)のことです。
「米」という漢字を分解すると八十八になる(88歳のことも米寿と言いますね)ことから、農業に携わる人にとっては大変重要な日とされてきました。2017年は5月2日が八十八夜となります。
その年で最初に新芽を摘んで淹れたお茶を「一番茶」または「新茶」といいますが、八十八夜に摘まれた新茶は、栄養価が高いとされ珍重されていました。
新茶には冬の間に蓄えられた成分が詰まっており、そのためお茶のうまみとなるテアニンなどの成分が豊富に含まれています。