一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「この時期は温かく柔らかい雨が降り、田畑を潤す時期」です。2017年は4月20日から5月4日ごろまでを「穀雨」といいます。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。
■初候:葭始生(あいはじめてしょうず)-4月20日から24日頃まで。 あしが芽生え始める時期です。 |
■次候:霜止出苗(しもやみてなえいずる)-4月25日から29日頃まで。 霜が終わり稲の苗が生長する時期です。 |
■末候:牡丹華(ぼたんはなさく)-4月30日から5月4日頃まで。 牡丹の花が咲く時期です。 |
■魚1 ヤリイカ 全体的に細長く、地方によってはササイカ、サヤナガ、テッポウなどの呼び方があります。 ヤリイカは透明、茶色、白と色が変化していくため、透明のものは鮮度が高いといえます。 |
■魚2 メバル 春告魚とも呼ばれ、上品な白身で刺身はもちろん、煮物や焼き物にしても絶品です。 |
■野菜1 筍 筍はタケ類の地下茎からでる幼茎のことです。「筍」という漢字は、竹が10日間(一旬)で成長するため、竹の旬の時期という意味が由来であるとも言われています。 |
■野菜2 へびいちご 名前からして、毒々しいイメージがあるかもしれませんが、毒はありません。果実はきれいな赤色ですが、味がないことから食用とはされていません。 |
■花1 藤 桜が散ると、藤の季節になります。日本では、藤棚や盆栽に仕立てられることが多く、垂れ下がる紫の花は、周囲の緑に映えて鮮やかさを演出し、人々の心を惹きつけます。 |
■花2 ツツジ 日本では古くから園芸品種として多くの品種が生み出され、白、ピンク、赤、斑入りなどがあります。 |