ゴールデンウイークが終わるころ、優しかった春の日差しが少しずつ力強くなり、いよいよ夏が始まります。光や風、自然の色が力強さを増し、夏の気配が少しずつ濃くなってきます。「立夏」の時季です。5月5日から5月20日頃までの期間です。
風薫る:初夏に新緑の間を抜けていく心地よい風、「薫風」が吹く頃です。柔かい緑の香りの誘いに乗って森林浴に出掛けるにも最適な季節です。 |
■七十二候の候の区分
■旬のもの
きびなご: 南方系の肴であり、千葉県以南に分布します。外海で群れを作って生息しているが、産卵期になると内湾に入ってきます。新鮮なものは刺身として食され、上品なうま味があります。 | |
真あじ: 沿岸にいる黄あじと沖合に回遊する黒あじに分けら押されています。新鮮なものは刺身かタタキがお勧めです。 |
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ほたて: 産卵期を経て再び栄養を蓄えた5~7月ごろのものが最も美味とされています。 |
夏みかん: 晩秋に色づくが、酸が強いため初夏まで待って食べるので夏みかんと名付けられたそうです。プリプリと弾力のある果肉が魅力的です。 |
柏餅: 柏の葉は、新しい葉が出るまで古い葉を落とさず、葉を絶やさないことから、子孫繁栄の縁起物とされます。 この柏の葉であんを包んだ餅を包んで作り、端午の節句の供え物とされます。 |
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ちまき: ちまきには「難を避ける」という縁起的な意味があり、柏餅と一緒に端午の節句の供え物とされます。 |
若竹煮: 旬のたけのことわかめを盛り付けた季節の料理です。昔からたけのことわかめは相性がいいことで知られています。 どちらも植物繊維が豊富に含まれていて、腸内を刺激して、余分な老廃物を排出する手伝いをしてくれるそうです。 |
そら豆: 天をむいてさやがつくことから「空豆」というなど、名前の由来には諸説があります。 薄皮に植物繊維が多く含まれており、皮ごと食べるのが体に良いといわれます。 |
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たけのこ: 食用のたけのこは「孟宗竹」という品種で、新鮮なものは生でも食べられます。収穫から時間が経ったものはアク抜きが必要です。 動脈硬化やがん予防の効果も期待できるようです。 |
ほおじろ: 胸を張るような姿勢でさえずるのが特徴。 繁殖期には春早くからさえずり始め、枝先などに止まり澄んだ声で鳴きます。 |