2022年02月25日 アーカイブ

暫時お耳をお貸しください

今日は「ごく短い時間」についての話です。
★タイトルに書かれた「暫時」とはどのような意味かご存知だと思います。
「少しの間、少しだけ、しばらくの間、僅かな時間」などを表していますネ。

【「暫時とはどれくらいの時間を指すのか?」という点については、電話の待ち時間、仕事の休憩、報告書提出の猶予、など状況や個人の感覚によって時間経過に対するや感覚も異なってきますよね。
そのため、具体的に何分、何時間という基準はありません。一般的な感覚、常識的な時間などを加味して、その都度判断するようにしましょう】

★そして似たような表現に「束の間」があります。「ほんの少しの時間、ちょっとの時間、あっという間」などの意味があります。
【「喜びも束の間」「束の間の夢」「束の間の休息」「束の間の幸せ」「束の間も忘れない」などのように使われます。「つかの間」と表記することも多いですね。
「束(つか)」は、建築用語で「短い柱」を意味し、床を支えるために立てる「床束(ゆかづか)」や屋根を支える「小屋束(こやづか)」、鴨居(かもい)をつり支える「吊り束(つりづか)」などがある。そんな「束」は、元々は長さを表す言葉である。「一束(ひとつか)」は「指四本分の幅、握りこぶしの幅」で、「一握り分ほどの短い長さ」を意味する。また、「間」は「時間」を意味する。「ごく短い時間」という意味で「束の間」という言葉が用いられるようになった】。

★ちなみに、「短い時間」という言葉で「瞬く間(またたくま)」があります。これは「まばたきをするほどの極めて短い時間」という意味なのです。

「暫時」、「束の間」、「瞬く間」を正しく使うことができますか?

頭の体操的な話になってしまいました。ついでですから数度で頭の体操をしてみませんか?

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