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春分の季節にはいりました

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一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「昼と夜の時間がほぼ同じになることから大きな節目の日。過ごしやすく活動しやすい時期」です。
2017年は3月20日から4月3日ごろまでを「春分」といいます。
そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。

suzu ■初候:雀始巣(すずめ、はじめてすくう)-3月20日から24日頃まで。 スズメが枯葉を集めて巣作りを始めるころ。民家の屋根の隙間などで巣作り最中です。
saku ■次候:桜始開(さくら、はじめてひらく)-3月25日から29日頃まで。 全国各地から桜の開花が知らされれば、本格的な春の到来です。つぼみ姿、満開の桜、散りゆく姿も風情があります。
kami ■末候:雷乃発声(かみなり、すなわちこえをはっす)-3月30日から4月3日頃まで。 春の雷は恵みを呼ぶ兆しとして、喜ばれたといいます。大気が不安定で時には雪やヒョウを降らせることもあります。

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sebi ■魚 桜えび 静岡県由比が日本一の水揚げを誇ります。生の桜えびを食べられるのはこの時期だけです。桜えびが天日干しにされる光景は静岡の春の風物詩です。
tara ■野菜 タラの芽 桜の咲くころがちょうどタラの芽が採れる時期。揚げたての天ぷらは、ほろ苦さと香りが絶品。オッサンはこのほろ苦さが苦手です。
hiba ■鳥 ヒバリ おしゃべりをするように鳴きながら空高く舞い上がります。姿が見えなくて鳴き声だけが聞こえることもあります。
moku ■花 モクレン 花は閉じたような状態で上向きに咲き、満開になると白い鳥たちが木に止まっているように見えるそうです。
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■風物詩 春のお彼岸 春のお彼岸(春彼岸)は春分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間です。
お盆のように特別な準備やお飾りは必要ないですが、基本は家族揃ってのお墓参りですね。お彼岸の期間中ならいつでも良いのですが、お墓参りは、やはり中日にお参りされる方が一番多いと言われます。
お彼岸のお供え物と言えば、「ぼた餅」と「おはぎ」だと思います。ご承知とは思いますが実はこの2つ、材料から作り方まで全く同じ食べ物で、違うのはその呼び方だけです。「ぼた餅」は漢字で書くと「牡丹餅」、「おはぎ」は「お萩」と書きます。すなわち、「ぼた餅」は春に咲く牡丹を、「おはぎ」は中秋の名月に供える「萩」から名付けられているのです。
ちなみに、お彼岸に「ぼた餅」や「おはぎ」を食べるのは、小豆の朱色が災難から身を守る除厄の効果があるとされていたからだそうです。

季節は雨水です

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一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「雪解けが始まる時期」という意味があります。2017年は2月18日から3月4日ごろまでを「雨水」といいます。この間を「畑仕事の始動間近」といい田畑が潤いを取り戻すときです。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。

usui_1_thumb1 初候:土脉潤起(つちのしょう、うるおいおこる)-2月18日から22日頃まで。
冷たい雪が温かい春の雨に変わり、大地が潤い始める。生き物たちも目覚めるころ。
usui_3_thumb1 次候:霞始靆(かすみ、はじめてたなびく)-2月23日から27日頃まで。
霧やもやで遠くの山や景色が美しく、豊かな表情を見せるころ。
usui_5_thumb1 末候:草木萌動(そうもく、めばえいずる)-2月28日から3月4日頃まで。
やわらかい春の日差しの中、潤った土や草木から、淡い緑に色づく新芽が見られ始めるころ。

そして「旬のもの」の紹介です。 syun

野菜

菜の花:黄色い花のつぼみとほろ苦さが特徴。栄養価がとても高いそうです。
春キャベツ:ずっしりと重い冬キャベツに比べると、軽やかで葉が軟らかいのでサラダに適している。

果物

デコポン:露地栽培の旬は2月~4月。果肉が柔らかく、とてもジューシー。
正式名は「不知火」だそうです。

魚貝

ワカメ:若い芽ほど味が良いため「若芽」といわれます。生は春限定の味覚品です。
ハマグリ:産卵前の2~4月ごろ、身が太って美味しい。
二枚の貝がピタリと合うことで、夫婦和合で縁起よしとされる。

沈丁花:花の色は白や薄紅色があり、お香のようないい香りがする。
春の季語として登場する。
オオイヌノフグリ:春に小さな青い花をたくさん咲かせ、初夏には枯れてしまう。
花には蜜があり虫や鳥たちが集まってくる。
ハコベ:小さな白い花は、太陽の光を受けて開き、雨や曇りの日は閉じたまま。開花期は6月ごろまで。

そして「行事・習わし(風物詩)」の紹介です。

行事

桃の節句:古くは人形を川や海に流し、心身を祓い清める習わしでしたが、室町時代以降、女子の成長とご縁を願い、後続の婚礼のしきたりに従って作られたいな飾りを飾るようになったそうです。
行事食は、「ちらし寿司」、「ハマグリのお吸い物」、「ひなあられ」、「白酒(甘酒)」で、これらは女の子の成長と未来への思いが込められています。
寒天干し:行事というより習わし(風物詩)なのでしょう。
トコロテンを寒さに晒して凍結、乾燥を繰り返してできるのが寒天です。
岐阜、長野ではこの時期の風物詩です。
イカナゴ漁:これもまた習わし(風物詩)なのでしょう。
関西・瀬戸内海では2月中旬から下旬に解禁され、4月に終了します。
3cmほどの新子が獲れるのはこの時期だけだそうです。

 

立春の時期に入りました

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一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「冬から春に移る時期」という意味があります。2017年は2月4日から18日ごろまでを「立春」といいます。この間を「一年の始まり」といい少しずつ春の兆しが現れ始めます。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。

harukazw_thumb1 初候:東風解氷(はるかぜこおりをとく)-2月4日から8日頃まで
東から温かい風が吹き始め、張り詰めていた厚い氷をとかしはじめるころ。
uguisunaku_thumb 次候:黃鶯睨睆(うぐいすなく)-2月9日から13日頃まで
春の訪れを告げる鶯の美しい鳴き声が聞かれるころ。
uokoori_thumb 末候:魚上氷(うおこおりをいずる)-2月14日から18日頃まで
温かさを感じ始めた川の魚が動き始め、割れた氷の下から飛び出すようなころ。

ここで一句を紹介しましょう。
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そして「旬のもの」の紹介です。

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野菜

fukinotou_thumb フキノトウ:春の味覚ですが、独特のほろ苦い風味があります。
揚げたての天ぷらやフキ味噌も美味ですね。
オッサンはほろ苦い風味が嫌いですが・・・。

果物

iyokan_thumb 伊予柑:酸味控えめで甘くて食べやすい。愛媛で栽培が盛んになったことから伊予柑と呼ばれるようになったそうです。

torafugu_thumb トラフグ:産卵前にあたる2月ごろの天然トラフグが美味しいのはこの時期です。白子もふっくらとして美味です。

asebi_thumb アセビ:スズランのような花が咲き誇る様は見事です。
日本原産で日当たりの良い山地に自生するそうです。

mejiro_thumb メジロ:春の訪れを知らせてくれるメジロは、目の周りが白いのが特徴で、集まって花の蜜をついばむ姿が愛らしい鳥です。
uguisu_thumb ウグイス:美しい鳴き声で春の訪れを知らせてくれるのがこのウグイスです。
我家の庭の梅の木にも時々見かけますが、梅も蕾だし鳴き声もしませんが。

行事

hatuuma_thumb1 初午:2月最初の午の日には、各地の稲荷神社で豊作、商売繁盛を祈願する祭礼が行われます。この日のことを初午と呼びます。
2017年の初午の日は2月12日になります。
harikuyou_thumb 針供養:針仕事は、昔の女性にとって大切な仕事の1つでした。
加えて、縫い針は、生活に欠かすことの出来ない道具でした。
だからこそ、針供養の日ばかりは針仕事をお休みにして、
お世話になった針に感謝し、供養したのです。
そして、それと併せて、裁縫の上達も祈っていました。
地域によって12月8日あるいは2月8日に行われます。
kamakura_thumb かまくら:雪洞の中に水神を祭る、小正月の伝統行事です。
毎年2月15~16日に開催される秋田県横手市の「横手かまくら祭り」が有名です。

三寒四温を繰り返して・・・

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一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「1年でいちばん寒さが厳しくなるころ」という意味があります。2017年は1月20日から2月3日ごろまでを「大寒」といいます。立春に向かっていきます。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。

fukinotou 初候:款冬華(ふきのはな、さく)→1月20日から1月24日頃まで
雪解けを待たずに顔を出し始める。春の使者ともいわれる。
sawanomizu 次候:水沢腹堅(さわみず、こおりつめる)→1月25日から1月29日頃まで
水は冷たさを増し、池には厚い氷が張り詰める。一年で最も寒い時期。
niwatori 末候:鷄始乳(にわとり、はじめてとやにつく)→1月30日から2月3日頃まで
厳しい寒さが続くが、日は少しずつ長くなり、春の気配を感じ始めたニワトリは卵を産み始める。

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nanten 南天:「難を転じて福となす」という意味に通じることから縁起が良いとされ、正月飾りなど祝事に使われています。さらに、南天実には咳止めの効果があり、古くから薬用として利用されていました。

 

setubunsou 節分草:寒い時期に芽を出し、春先の短期間にだけ咲く、可憐ではかない春の花なのです。
nannten 南天:「難を転じる」ということから縁起物として祝い飾りに用いられる。冬景色に赤い実が美しい。

 

buri ぶり:大きくなるにつれて呼び方が変わる出世魚の鰤。脂の多い魚であることから、「アブラ」が変化し「ブリ」という名前になったと言われています。
zuwaigani ズワイガニ:北陸の冬の風物詩。旬を迎えたオスは身が詰まり贅沢な味わいです。

 

果物

kinkan キンカン:実は小さいですが、皮ごと食べれるため、ビタミンCをたくさん取ることができます。赤みが強く、丸くて形の良いものを選ぶとより美味しくいただけます。

 

野菜

gobou ごぼう:ごぼうは身体の毒素を排出してくれるため、血液が浄化され、むくみの解消やお肌の調子を良くしてくれます。毎日の摂取には「ごぼう茶」がおすすめです。
komana_1 小松菜:旬は冬。1~2回霜が降りたものが甘くて美味しいといわれています。

 

生き物

kwarahiwa カワラヒラ:澄んだ声で「キリリ、コロロ」「ピィーン」と鳴き、飛ぶと見える翼の黄色い模様が美しい鳥です。>
joubitaki ジョウビタキ:オスは胸の部分が美しい橙色。冬になると訪れる小さな渡り鳥です。>

 

行事

setubun 節分:立春の前日のことで、「季節を分ける」という意味があります。季節の変わり目には鬼がでるといわれたことから、「鬼は外、福は内」と豆をまく慣わしや、柊と鰯の頭を玄関に飾る習慣ができました。
豆まきは、その邪気を追い払うために行っています。
豆まきが終わったら、自分の歳の数だけ、あるいは年の数+1だけ食べると、その年の厄を払い、病気にならないと言われています。
恵方巻きを食べる。
honesyougatu 骨正月:二十日正月ともいわれます。正月の祝いに用意した塩鰤(ぶり)などの骨を、大根などと粕汁にして食べたので骨正月という。

季節は小寒です

nanntenttl 一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「寒さが厳しくなり始めるころ」という意味があります。2017年は1月5日から19日ごろまでを「小寒」といいます。この間を「寒の内」といい厳しい寒さが続きます。

そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。

seri 初候:芹乃栄(せり、すなわちさかう)→1月5日から1月9日頃まで田んぼや水辺でセリが生え始めるころ。
simizu 次候:水泉動(しみず、あたたかをふくむ)→1月10日から1月14日頃まで地中で凍った泉の水が溶け、動き始めるころ。
kiji 末候:雉始雊(きじ、はじめてなく)→1月15日から1月19日頃までキジのオスがメスに恋して甲高い声で鳴くころ。

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hiiragi 柊:葉は真冬でも濃い緑色で鋭いトゲがあることから、庭に植えると魔除けになるといわれる。

roubai 蝋梅:年明けごろに黄色く愛らしい花を咲かせる。香りがよく、蜜もある。
nannten 南天:「難を転じる」ということから縁起物として祝い飾りに用いられる。冬景色に赤い実が美しい。

kinmedai0 キンメ:寒さが増すと脂が乗ってとろけるような美味しさに。
鍋やしゃぶしゃぶでは絶品です。
hirame ヒラメ:冬になると上品な白身に脂が乗って最高の味わいに。

野菜

nanakusa 七草:春の七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、なずな、すずしろ)入りの粥を食べて新年の健康を祈ります。

行事

tokaebisu 十日戎:1月10日および、その前後の9日、11日におこなわれる戎社の祭礼。俗称は、「えべっさん」。1月10日前後に商売繁盛の神として親しまれる、戎神(「えびす様」)を奉り、参詣者が商売繁盛を願う。
azukigayu 小正月:旧暦の1月15日は小豆粥を食べて祝う習わしがあります。女性が一息をつける時期ということで「女正月」とも呼ばれます。

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