2015年06月 アーカイブ

暦の上では夏至

七十二候によると今日から「夏至」です。そして今日は「父の日」でもありますが・・・。

梅雨明け宣言はまだまだですが、一年でもっとも日が長く、夜が短いころで、これから夏の盛りへと向かいます。
七十二候では、およそ6月21日から7月6日ごろまでを「夏至」と呼びます。
3つの候に分けられています。

◆初候→6月21日から6月25日ごろまでで、「乃東枯る」(なつかれくさかれる、と読むそうです)。うつぼぐさの花穂が黒ずんで、枯れたように見えるころからこのように呼ぶのだそうです。

◆次候→6月26日から6月30日ごろまでで、「菖蒲華さく」。文字通りあやめが花を咲かせるころ。この花が咲いたら、梅雨到来の目安だそうです。

◆末候→7月1日から7月6日ごろまでで、「半夏生ず」。からすびしゃく(半夏)が生えはじめるころで、田植えを終わらせる節目とされています。
karasubisyaku

(からすびしゃく-半夏)

梅雨の時期ですから「青時雨」とか「半夏雨」といった雨に関わる言葉がありますね。

●青時雨:冬の季語である「時雨」に、青葉の青を付して初夏の表情をだした言葉。
青葉、若葉が目にしみいるこの季節、そのういういしい葉からしたたり落ちるしずくを「時雨」に見立てた風情のある言葉。
●半夏雨:現在の半夏生は太陽中心の視黄経が 100°となる瞬間を含む日と定義されていて、今年は 7/2が半夏生です。半夏雨はこの半夏生の頃に降る大雨のことをいいます。

なお、「時雨」は「青時雨」の他に季節毎にあります。詳しくはこの投稿の最後の「続きを読む」を見てください。

◆旬の魚介 鮎、かんぱち、はも
ayu

骨ごと食べられるのでカルシュウムやリンを取ることが出来ます。塩焼きにすると美味しく食べられます。

kanpachi hamo

左の写真が「かんぱち」。刺身にすると美味しいですよ。右の「はも」は関東では料理屋の魚、関西では日々の食卓にあがる大衆魚なのだそうです。
◆旬の草花 うつぼぐさ、あやめ

utubogusa ayame

左の写真の「うつぼぐさ」は、夏枯草とも呼ばれ、花穂を煎じて飲むと利尿や消炎作用、腫れの塗り薬やうがい薬にもなるそうです。
右の写真はおわかりのように「あやめ」です。美しいそして淑やかな女性に対して使われる花ですね。
◆旬の果物 夏みかん
natumikan

◆旬の野菜 みょうが、おくら

myouga おくら-2

◆旬の行事 夏越しの祓(なごしのはらえ、と読みます)
6月の大祓を夏越しの祓といいます。多くの神社に茅草でつくった輪が立てられ、茅の輪くぐりを行います。京都の神社が有名です。
chinowa

12月の「年越しの祓」とあわせて罪や穢れを落とす祓えの行事なのです。

興味があれば、「時雨」についての説明は 次を読んでください。

(さらに…)

むしむしします

今日は朝刊休刊日なので、残念ながら「週刊漢字」の紹介はできません。

昨日ははっきりしない天気で蒸し暑さだけは一人前。梅雨時のこととは言え体調管理が充分に行き届きません。身体が怠いとぼやきながら一日を過ごしていました。
暫くの間はこのような状態が続くかと思うとウンザリしてしまいますネ。

お隣の庭に咲いている小さな花を眺めて憂さ晴らしするしかありません。

花1 花2
花3 花4
花5 花6

梅雨が明ければいいなあ~、と思いますが梅雨が明けると夏!
昨年の夏の辛さを思い出すと梅雨の時期同様気が滅入ります。

梅雨はダメ、夏はダメなんて言っていたら1年中ダメですよネ。気持ちを入れ替えて梅雨・夏を過ごすよう心がけましょう。

蒸し暑いですね

今日は一段と蒸し暑い一日の当地でした。

雨が降っても、薄日が差す天気でも蒸し蒸しとして身体にカビが生える感じがします。
梅雨の時期ですから仕方がありませんね。
とは言っても病み上がりの身体にはこの蒸し暑さはこたえます(何時まで病み上がりなんて言っているのでしょうかね)。

この時期の花と言えば「紫陽花」ですよね。

ajisai

隣近所の庭にも紫陽花の花が開いています。この蒸し暑さの中で紫陽花の花を見ると一服の清涼剤・・・、と思えるのですがオッサンには蒸し暑さを感じさせる花としか目に映らないのです。

その他にもこの時期にはこのような花がありますよ!と言われましたが、花の名前オンチなオッサンは聞いた名前を忘れてしまいました。

relay tachiaoi

色あざやかな花がこの時期にあるのですね。

日本の伝統芸能

手妻」ってごぞんじですか?「手品」の書き間違いではありません。
6月11日(木曜日)午後4時50分からのNHK「ニュースシブ5時」で紹介されていました。

tedsuma1

「手妻」(または我妻)とは、Wikipediaに次のように説明されています(要約です)。

「手妻」という言葉は江戸時代初期に表れたもので、それ以前、手品にあたるものは、手品、品玉、放下(ほうか)、幻術、外術、奇術、散楽…と、時代により様々な呼ばれ方をされてきた。「手妻」の語源は「手を稲妻の様に素早く動かすから」。
ちなみに「和妻」いう名は、明治になり西洋の手品が日本に輸入されたことで、それまでの日本の手妻と外国の奇術を区別するために前者を和妻、後者を洋妻、と呼び分けたのが始まりである。
また、江戸時代での「手品」と「手妻」といった名の違いは、前者は装置・仕掛けの物、後者は手先の技でみせる物の事を指していた。

現在手妻師と呼ばれるのは日本中で10数人ほどだそうです。第一人者は「藤山新太郎」さんで、若手のホープは弟子の「藤山大樹」さんだそうです。

今夜のNHK番組に出演されていたのは藤山大樹さんでした。テレビをご覧になっていなかった方は「 藤山大樹さんのホームページ 」をご覧になって下さい。

また、手妻がどのようなものかYouTubeに紹介されていましたのでご覧になって下さい。

「茶の湯」、「生花」や「能」なども日本の伝統芸能で皆さんご承知だとは思いますが、江戸手妻も伝統芸能の一つだったのですね。

 

入梅なのでしょうか

雨に入ったのか未だなのか分かりませんが、朝の内はお日様が顔を出しているのに、昼頃には雲がお日様を隠し、夕方には小雨が降ると行った具合です。どう考えても梅雨に入ったとしか思えません。

さて、今日は月曜日毎日新聞の今週の「週刊漢字」掲載日です。梅雨の類語と植物の関係を示す漢字3題です。

麦雨

黄梅の雨

茅花流し

読めるかな?意味が分かるかな?

clip_image002を引いてみますか?

答は次で →

(さらに…)

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