2015年09月07日 アーカイブ

暦の上では「白露」です

「天高く馬肥ゆる秋」で、青空の広がる秋晴れの天気を期待していたのですが、雨模様の天気が続き、今週も雨模様の一週間になりそうです。

七十二候によると、9月7日から21日頃までを「白露」と呼びます。
白露とは、大気が冷えてきて露を結ぶ頃のことで、残暑が引いて本格的に秋が訪れてくる頃を言います。赤とんぼが飛んでいくのを見かけることが多くなります。
akatonbo

他の候と同じく白露も3つの候に分けられています。

初候-「草露白し」、草に降りた露が白く光って見える頃。9月7日~11日頃まで。
次候-「鶺鴒(セキレイ)鳴く」、鶺鴒が鳴き始める頃。9月12日~16日頃まで。
末候-「玄鳥(ツバメ)去る」、つばめが南に帰る頃。9月17日~21日頃まで。

◆旬の魚介 島鰺(しまあじ)、あわび、昆布
simaaji

awabi konbu

島鰺は刺身にしても握りのネタにしても○。あわびは貝のご馳走食材。昆布は奈良時代の文献に登場するだしをとるのに適しています。

◆旬の草花 秋の七草、オシロイバナ

akinanakusa osiroibana

何時も言うようですが、花の名前オンチなオッサンですから、自慢ではありませんが秋の七草や春の七草の名前は覚えていません。
次のように秋の七草を覚えるとよいとの記事がありました。

①韻をふんで覚える。②小唄のように、はぎききょう、 くずおみなえしふじばかま、 おばななでしこ、 これぞあきのななくさと歌う。
秋の七草の覚え方で頭文字の語呂合わせもあります。
①「ハスキーなおふくろ」ですって!ハ=萩(ハギ)ス=薄(ススキ)キ=桔梗(キキョウ)な=撫子(ナデシコ)お=女郎花(オミナエシ)ふ=藤袴(フジバカマ)く=葛(クズ)ろ。
②「お好きな服は?」というの。お=おみなえし、す=すすき、き=ききょう、な=なでしこ、ふ=ふじばかま、く=くず、は=はぎだそうです。
秋の七草の覚え方の順番は、ハギ・キキョウ・クズ・フジバカマ・オミナエシ・ オバナ・ナデシコだそうですよ。


◆旬の果物 梨
pear

頂き物の梨です。みずみずしく美味しく頂きました。
◆旬の野菜 なす
nasu

◆候の言葉 重陽の節句、鶺鴒、鶏頭
chouyou

sekirei keitou

9月9日は菊の節句で、長寿を祈る日で「重陽の節句」と呼びます。昔は又栗の節句と呼ばれ、栗ごはんなどで祝ったそうです。
鶺鴒は、イザナギとイザナミが契りを交わそうとしたとき、その仕方を教えたそうです。

◆旬の行事 筥崎八幡宮の放生会大祭
houjouya

放生会おはじき

筥崎宮HP 」には次のように紹介されています。

福岡県福岡市/筥崎宮にて行われます放生会大祭は実りの秋を迎えて海山の幸に感謝を捧げる祭で、千年以上前から続く最も重要な祭典です。どんたく、山笠と並び博多三大祭りにも数えられ、古くは博多の各町内が着物やごちそうを持ち寄り「幕出し」といわれる大宴会に興じていました。
祭り期間中は参道一帯に700もの露店が立ち並び、百万を数える参拝者でにぎわう九州随一の秋祭りです。
放生会おはじき 」は博多人形とまったく同じ工程で製作され小さなおはじきでも感動を与えられるようと博多人形師の団体「白彫会」により昭和54年から毎年テーマを変えて会員のひとりひとりが一つ一つ心込めて描いています。

お諫め申し上げます!

戦国時代や徳川幕府初期を舞台とした時代小説を読んでいると、主人が間違ったことを考えたり実行しようとしたとき、家来が命を賭けて主人の間違いを指摘して正しい考え方・行いに戻していただくよう意見具申を行う場面が多く出てきます。

今の世の中ではこのような場面に出くわすことはほとんどないのではないでしょうか?

今日は「週刊漢字」掲載日です。お題は何時もの通り3つです。
「おそれながら申し上げます。」この3つの漢字の読み方と意味をお教えください。

面を冒す

諫言

雖も

歴史小説や時代小説にあまり興味のない方にはこれらの漢字には馴染みが薄いと思います。
日常ではあまり使われない漢字(言葉)だとは思いますが、国語辞典や漢字辞典を紐解いて調べてください。

読み方・意味は次の通りです。

(さらに…)