もうすぐ女の子の行事である「桃の節句」ですね。桃が実る時期にはまだ早いのですが、春がそこまで来ているということでしょうね。
今日は月曜日、毎日新聞の週刊漢字掲載の日です。先週は朝刊休刊日だったためお休みでした。
大相撲で久し振りに日本人横綱になった方の出身地にかかわる漢字の読み方とその意味を考える問題です。出身地に住まいする方々には無意味かもしれませんね。
いつものように、答は画面左下の(さらに・・・)をクリックすると表示されますよ。
一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「雪解けが始まる時期」という意味があります。2017年は2月18日から3月4日ごろまでを「雨水」といいます。この間を「畑仕事の始動間近」といい田畑が潤いを取り戻すときです。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。
野菜 |
|
菜の花:黄色い花のつぼみとほろ苦さが特徴。栄養価がとても高いそうです。 | |
春キャベツ:ずっしりと重い冬キャベツに比べると、軽やかで葉が軟らかいのでサラダに適している。 |
果物 |
|
デコポン:露地栽培の旬は2月~4月。果肉が柔らかく、とてもジューシー。 正式名は「不知火」だそうです。 |
魚貝 |
|
ワカメ:若い芽ほど味が良いため「若芽」といわれます。生は春限定の味覚品です。 | |
ハマグリ:産卵前の2~4月ごろ、身が太って美味しい。 二枚の貝がピタリと合うことで、夫婦和合で縁起よしとされる。 |
花 |
|
沈丁花:花の色は白や薄紅色があり、お香のようないい香りがする。 春の季語として登場する。 |
|
オオイヌノフグリ:春に小さな青い花をたくさん咲かせ、初夏には枯れてしまう。 花には蜜があり虫や鳥たちが集まってくる。 |
|
ハコベ:小さな白い花は、太陽の光を受けて開き、雨や曇りの日は閉じたまま。開花期は6月ごろまで。 |
そして「行事・習わし(風物詩)」の紹介です。
行事 |
|
桃の節句:古くは人形を川や海に流し、心身を祓い清める習わしでしたが、室町時代以降、女子の成長とご縁を願い、後続の婚礼のしきたりに従って作られたいな飾りを飾るようになったそうです。 行事食は、「ちらし寿司」、「ハマグリのお吸い物」、「ひなあられ」、「白酒(甘酒)」で、これらは女の子の成長と未来への思いが込められています。 |
|
寒天干し:行事というより習わし(風物詩)なのでしょう。 トコロテンを寒さに晒して凍結、乾燥を繰り返してできるのが寒天です。 岐阜、長野ではこの時期の風物詩です。 |
|
イカナゴ漁:これもまた習わし(風物詩)なのでしょう。 関西・瀬戸内海では2月中旬から下旬に解禁され、4月に終了します。 3cmほどの新子が獲れるのはこの時期だけだそうです。 |
2月も残すところ2週間弱となりました。
昨日は「バレンタインデー」でした。皆さんチョコレートをもらいましたか?
オッサンは「本命チョコ」はいうに及ばず、「義理チョコ」とも全く縁がありませんでした。
しかし、昨日新刊本の発売日だったので何時も足を運んでいる本屋さんに出向きました。新刊本を購入し支払いを済ませたところ、「今日はバレンタインデーですから、お買い上げいただいた男性の方に店からプレゼントとしてチョコを差し上げます。」ということでチョコをいただきました。
上の写真の右中ほどに”WHITE”と書かれた四角いものが写っていますが、これがプレゼントのチョコです!大きさは2cm四角でした。
チョコの大小の問題ではありません。”義理チョコ”でもかまいません。甘いもの好きなオッサンでしたから嬉しかったですね。
さて、今日15日(正しくは毎月15日)は「お菓子の日」なのです。
兵庫県豊岡市・中嶋神社は、お菓子の神様「田道間守命(たじまもりのみこと)」が祀られている神社(総本社)で、お菓子の神様を祀った例大祭が15日に行われていた故事にちなんで、全国菓子工業組合連合会が1981(昭和56)年に制定したそうです。特にバレンタインデーの次の日である2月15日は、一番重要視されています。
祭り当日は全国の菓子業者や地元の方々等が多数参列し、田道間守命のご神徳に感謝の誠が捧げられると共に、菓業発展・招福等が祈願されます。
この日はいろいろなスイーツが食べられるそうなんです。
兎に角、日本全国いろいろな記念日が制定されているものですネ。
「鬼まつり」は2月11日午後7時過ぎから、愛知県岡崎市の瀧山寺本堂(国重要文化財)に拍子木の合図で巨大な松明を30数本を持ち込み、半鐘・双盤・太鼓を乱打し、ほら貝が吹き鳴らされる中で祖父、祖母、孫の鬼の面をつけた3人が鏡餅を持って登場し本堂に姿を現し、長さ2・5メートルの大たいまつを手にした白装束の男たちが火の粉を散らしながら追い回すと、回廊全体が炎に包まれるという勇壮な祭りだそうです。この「鬼まつり」も無形民俗文化財です。
節分の夜には「鬼は外!」と豆を投げつけ、邪鬼を祓うのが慣わしですが、瀧山寺に登場する鬼たちは、逆に邪鬼を祓う役目を負っています。
この「鬼まつり」は本堂で天下太平・五穀豊穣を祈る修正会(しゅしょうえ)が行われ、その最終日の結願の日夕刻に催されます。
その後、観衆は堂内に上がり、消された松明を縁起物として持ち帰ることができるそうです。(「 瀧山寺のホームページ 」の要約です。)
Youtubeにこの「 鬼まつり 」の動画が掲載されています。少し長い時間ですが興味のある方はご覧になってください。
このような「火祭り儀式」は全国に数多くあるようです。
前回「紙風船上げ」を紹介しましたが、やはりいろいろな無形民俗文化財があるものですね。