2022年12月 アーカイブ

朝晩の冷え込みが一層厳しくなります

taittl 山の峰々は雪に覆われて、冬らしい風景が見られるようになります。平地では寒風が吹き荒れて、日本海側では大雪に見舞われることが多くなります。朝晩の冷え込みがより一層厳しくなる時季です。 「大雪」は次の「冬至」までの間の12月7日から12月21日頃までの期間です。

skehai hisame 氷雨:この時季に降る冷たい雨や、ひょうやあられなどの氷の粒も氷雨と呼びます。 ひょうは夏のものですが、氷雨は夏と冬という対照的な両方の季節の季語となっています。

■七十二候の区分

syokou taisyokou 閉塞成冬(そらさむく、ふゆとなる) 12月7日から12月11日頃まで。 天も地も寒さで塞がれ、空は灰色の雲、冷たい空気に覆われ、生き物はじっと身を潜めます。
sjikou taijikou 熊蟄穴(くま、あなにこもる) 12月12日から12月16日頃まで。 冬眠に備えてエサをたっぷりと食べた熊が、そろそろ穴にこもるころ。シマリスやカエル、イモムシやコウモリも冬ごもりを始めます。
smakkou taimakkou 鱖魚群(さけのうお、むらがる) 12月17日から12月21日頃まで。 海で育った鮭が産卵のために自分の生まれた川へと里帰りします。迫力のあるサケの遡上は、北海道から東北の冬の風物詩です。

■旬のもの

syokuzai

daikon 大根: 生産量、作付面積は野菜の上位で、「沖縄島ダイコン」など、全国各地に在来種があります。最も多く出回っている品種は「青首ダイコン」です。 春の七草の「すずしろ」は大根のことです。漬物や薬味などにも使われます。
tennouji 天王寺カブ: 大阪天王寺付近発祥の大カブで、甘くて柔らか。大きくなると土から浮き出るほど元気です。
taraba たらばがに: 生物的にはカニよりもヤドカリに近く、足を広げると1メートル以上にもなります。魚のタラほぼ同じ場所で獲れりため「鱈場蟹」と名付けられました。
hamachii はまち: アジ科の魚であり、出世魚です。海水温が下がって、脂の乗った冬が旬です。関東でいうイナダを、関西ではハマチと呼んで珍重します。
タラ: 淡白な味わいで鍋に最適な魚です。秋田にはタラの白子が主役の「だだみ鍋」という郷土料理もあります。
百合根: ほっくりとした食感とほのかな甘みと苦みが魅了です。古くは冬場の滋養強壮に用いられたそうです。
kinkan 金柑: 甘みと柔らかい苦みがあり、皮ごと食べられます。ビタミンCが豊富なので古くから風邪の民間薬として知られます。宮崎県が全体の65%を出荷しています。

smikaku

furofuki ふろふき大根の作り方:

①ふろふき大根の材料 (4人分) 大根 … 1本 昆布 … 10㎝角1枚 黄柚子 … あれば少々 A 味噌 … 大さじ4と1/2 A 砂糖 … 大さじ6〜7 A 酒 … 大さじ3 A みりん … 大さじ1と1/2 ■ふろふき大根の作り方 ①ふろふき大根の大根の切り方/隠し包丁 大根は2〜3㎝幅に切りそろえて、厚めに皮をむきます。*切り口を上から見ると、外の皮の内側に繊維状の輪があります。やわらかく大根を炊いて食べるふろふきなどでは、その部分があると筋っぽさを感じやすいので、口当たりをよくするために厚めにむき取るとよいです。 皮をむいた後は、裏面に“隠し包丁”といって、十文字に1/3程度まで包丁で切り込みを入れ、火の通りをよくしてあげます。

②ふろふき大根の作り方/炊き方
●大根は特に米のとぎ汁で下ゆでしたりする必要はありません。水+昆布で炊き始めればOKだと思います。 鍋に昆布と大根、大根がしっかりかぶるくらいの水を入れて中火にかけます。 煮立ったら火を弱めて30〜40分ほど、あとはことこと炊くだけ。竹串がすっと通るまで火を入れるとよいです。 ※途中アクが出てきたらとりますが、静かに炊けばそんなにアクも出てこないと思います。

●大根を炊いている間に味噌だれを作ります。鍋にAを混ぜ合わせ、少し弱めの中火にかけます。沸いたらヘラで鍋底を混ぜながら3〜4分ほど煮詰めます。 ここでの注意点は鍋底が焦げないような火加減と、仕上がりのどろっとしたとろみ加減。みそだれを持ち上げてボタッと落ちるくらいのとろみに仕上げます。 ※味噌だれのレシピは、は赤味噌か米味噌で作ることを想定したレシピになっています。もし甘めの白味噌を使う場合は、砂糖を半分くらいに減らして作ってみてください。

●大根に竹串がすっと通って柔らかくなれば、器に盛り付け、、味噌だれをたっぷりのせてあつあつをいただきます。黄柚子の皮を添えても美味しいものです。

syachou

miyakotori みやこどり: 日本で越冬する旅鳥。干潟や岩礁の海岸で見られ、海岸の貝類を好んで食べます。貝殻をくちばしで叩いて突き破り、ほんの収秒でこじ開けるそうです。 古い時代にはゆりかもめのことをみやこどりと呼んでいたそうです。
fukurou みみずく: フクロウ科のうち、羽角がある種の総称です。夜行性なので、夕暮れから鳴き始めます。 冬の季語として用いられます。
murasaki ムラサキシジミ: 成虫で冬を過ごし、翌春に再び活動を開始します。羽を広げると青紫色だふぁ、閉じると彼は色に変わります。

skusa

sikura シクラメン: 篝火のように見えることから「篝花火」とも呼ばれます。鮮やかな花が冬枯れの季節に彩を添えてくれます。

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susu 煤払い:正月に年神様を迎えるために、1年の汚れを払い、清めることが「煤払い」です。 江戸時代、12月13日に江戸城では「煤払い」を行っていました。1年間の汚れを払い隅から隅まできれいにすると、年神様がたくさんのご利益を持って降りてくるといわれ、江戸城では城内や神棚を煤払いし、江戸庶民も煤払いに精を出しました。これが今日まで伝えられ、煤汚れとは無縁の生活になった現在でも、社寺などでは煤払い行事が残っています。一般の家庭でも、幸多き新年にするために、13日には大掃除をして正月準備を始めたいところですが、家中の掃除を終わらせるのは無理というもの。この日は神棚や仏壇などをきれいにし、大掃除の計画を立ててみてはいかがでしょう。本格的な大掃除は、もう少し日にちが経ってから、天気の良い日を選んで行います。
hagoita 浅草羽子板市:毎年、12月の17日、18日、19日の3日間、台東区の浅草寺(観音様)の境内で羽子板市が開かれます。 「市」とは、神社仏閣の縁の日、参詣人の集まる日に、近郷在住の人々が日常生活用品を商うために「市」が立ち、「歳の市」とはその歳の最後の市です。江戸の歳の市は浅草が最も古く、万治元年(1659年)両国橋が架けられた頃と言われています。 浅草の歳の市は、日常生活用品の他に新年を迎える正月用品が主になり、それに羽子板が加わり華やかさが人目をひくようになりました。その華やかさから押し絵羽子板が「市」の主要な商品となり、いつしか市が「羽子板市」といわれるようになり「人より始まり人に終わる」と言われるほどの賑わいとなりました。 暮れの17、18、19日、浅草観音様の境内に江戸時代のままの情景が展開します。 通りから一段高く床を張ったにわか座敷店。飾り立てた羽子板は舞台より、一段といい男振りの役者の顔、顔、顔。仲見世から宝蔵門(仁王門)、観音堂まで境内いっぱいの人の波でこのときばかりは師走の寒さも和らぐようです。 現在も「羽子板市」の当日は、浅草の仲見せ通りは大変な人出です。 年の瀬の風物詩として、いつまでも大切にしたい日本人の心に残る行事のひとつです。

12月5日は「アルバムの日」です

記念日のリストを眺めてみると、「アルバムの日」記念日が制定されていました。
【なぜ12月5日が「アルバムの日」なのかというと、12月が年末が近づいている時期であり、写真などの整理に適している月であることが由来となっています。
また、5日という日付については「いつかアルバムを見ること」であったり「いつか大きくなった子供のため」や「いつか時間が出来たら」という「いつか(5日)」という語呂合わせが由来となっています。
「アルバムの日」はアルバムなど製本やシュレッダーなどの製品を取り扱っている企業のナカバヤシ株式会社によって制定された記念日です】

そして「 雑学.COM 」サイトには面白い事例が紹介されていました。

【★卒業アルバムで笑顔じゃない人は離婚率が高い。
なんと卒業アルバムで笑顔じゃなかった人は笑顔で映っている人の 5倍の確率で離婚をしたそうなんです。
★卒業アルバムを捨てている人は意外に多い。
理由としては学生時代に いい思い出などなく、そんな過去を消してしまいたい
といった理由が一番多いようです】

詳しいことは上記の「雑学.COM」サイトをご覧ください。
アルバムについての話はこのくらいにして、今日は数独3題の紹介です。お暇な折にでもチャレンジしてください。

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長い名前の記念日

今日は12月4日。昨日12月に入ったばかりという感じだったのが、もうすでに4日目とは。師走で走り回るのは先生だけかと思ったら、時間まで走りすぎるのでしょうかねえ。などと思いながら今日の記念日のリストを見ていたら、名前の長~い記念日に出会いました。
その名は「プロポーズで愛溢れる未来を創る日(記念日)」なのです。

【「プロポーズは二人で創る未来を表現する機会であり、パートナーがいることの喜びを感じるきっかけと位置づけており、プロポーズを通じて多くの人が愛のある人生を送り、愛に溢れた世の中にすることが目的」で、大阪府大阪市中央区でジュエリーの販売などを手がけ「ジュエリーは形のある愛」をコンセプトに掲げる有限会社オゥドゥビッシュが、日付は12と4で「いつも(1)二人(2)幸せ(4)」と読む語呂合わせから記念日に制定】
と言う趣旨の記念日です。

今のところオッサンには縁のない記念日なので、今日の数独を紹介します。1題だけでは寂しいので、パートナーとしておなじみの漢字パズルを紹介します。

【数独】 ysuuX12_04
【漢字パズル】

fuhou kakera

涙腺がゆるみます

今日の記念日の中に「いつも見てるよ空からの日」記念日が設定されていました。この記念日設定の趣旨は次のとおりです。

【JR中央線・総武線の高円寺駅の南口から歩いて約2分の場所に高円寺氷川神社があり、その中に日本で唯一の気象神社がある。神社の授与品として、気象カード守りや晴守り、てるてる守り、下駄絵馬など少し変わったお守りや絵馬がある。この気象神社の境内に10年以上住み着いていた三毛猫のミケが2017年(平成29年)12月3日に社殿を拝むような姿で亡くなっていたことを知り、ミケが空から見守ってくれているとの思いから命日を記念日としたもの。「い(1)つ(2)も見(3)てるよ」の語呂合わせでもあり、見守ってくれているミケのためにも高円寺の気象の記念日にとの願いを込めて東京都杉並区高円寺などで気象予報士の受験講座を開く「気象予報士のかてきょ夢☆カフェ」代表の中島俊夫氏が制定した】
このような話を聞くと、オッサンが歳のせいか涙腺が緩くなったことや、時々触れているように「ミー助」という猫と同居しているので他人事とは思えない気持ちになるのです。

朝から少々女々しい話になってしまいましたか。このような記念日が制定されていることを知っていただきたかったのです。今日は幸い数独とパズルが新聞に掲載されていたので紹介します。

【数独】
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【パズル】 apuzz12_03

2022年新語・流行語大賞は?

皆さんもすでにご承知のことだと思いますが、「2022ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、今年の年間大賞には、「村神様」が選ばれました。
村上様とは【東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が7月に史上初の5打席連続本塁打を達成し、日本記録を更新。 10月のシーズン最終戦では56号本塁打を放ち、歴代単独2位を記録。22歳での50本到達は史上最年少を更新。 チームの勝利への貢献度が高い打撃に対してSNSで「村神様」と呼ばれるようになりました】と言うこともご存知だと思います。そして、トップテンは以下のとおりでした。(50音順)この中から「大賞」が選ばれました。

■キーウ
政府によりウクライナの地名をロシア語読みから「ウクライナ語読み」に変更した。■きつねダンス
北海道日本ハムファイターズのファイタ−スガ−ルによる応援ダンスが「きつねダンス」。親しみやすさや繰り返し聴きたくなる中毒性か話題になった。
■国葬儀
国葬を定めた戦前の法律である国葬令は47年12月末で失効、現在の日本に国葬の根拠は存在しない。
■宗教2世
2010年代後半から当事者の側からSNSを中心に使われるようになった呼称。元首相銃撃事件後に容疑者の背景からいっそう注目されることとなった。
■知らんけど
文末に付けて、断定を避け、責任も回避する言い方。
■スマホショルダー
男女の幅広い世代で流行した、肩からスマートフォンを斜め掛けできるアイテム。
■てまえどり
食品ロス軽減の観点から、スーパ−などで商品棚の「手前」から商品を選んでもらうようにする啓発運動のこと。
■村神様
東京ヤクルトスワロースの村上宗隆が7月に史上初の5打席連続本塁打を達成し、日本記録を更新。
■Yakult(ヤクルト)1000
ヤクルトが発売する乳酸菌シロタ株入りの宅配飲料。
■悪い円安
世界的なインフレ、コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻、急速な円安を背景に、食料品、日用品、電気、ガスなどあらゆる分野で値上げも相次いでいる。

また選考委員特別賞として「青春って、すごく密なので」が選ばれました。

長すぎる  説明になりました。お疲れになったでしょう。さらに、お疲れを引き起こしそうな数独と漢字パズルを紹介します。

【数独】
asuuJ12_02
【漢字パズル】

hyoui joutou

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