8月後半にさしかかると、日中は相変わらずの残暑が続くが、朝夕は暑さが収まり、過ごしやすくなってきます。空は澄んで高く、風は爽やか、濃く短かった影が長く軟らかくなていることに気が付きます。本来の七夕はこのころなのです。「処暑」は次の「白露」までの間の8月23日から9月7日頃までの期間です。
行合の空:夏から秋に移り行く中で、夏の暑気と秋の冷気が入り交じるように生き合う空のことです。入道雲がわき上がる空に、はけで空を優しくなでたような巻雲や、魚のうろこのような鰯雲が姿を見せ始めます。 |
■七十二候の区分
■旬のもの
ワレモコウ:赤に見えみえない地味な色合いから「我も紅」と命名されたとか。控えめな姿が愛らしくて人気が高い。 |