2015年10月11日 アーカイブ

一人でも共食感

今日の朝刊で面白い記事を見つけました。

「自分の姿を鏡で見ながら食べるとおいしさアップ」という名古屋大学の中田心理学研究員の実験結果の発表があったそうです。

日本では、一人で食事をする「孤食」が高齢者を中心に多くなっており、研究を応用することで食事の質を高める効果も期待できそうだ。
実験は大学生と高齢者16人ずつを対象に、塩味とキャラメル味のポップコーンを、「鏡あり」「鏡なし」の状況でそれぞれ試食。順番を変えながら数分おきに実験を行った。(中略)
統計処理をしたところ「おいしい」「また食べたい」の評価が「鏡あり」の場合に明らかに高く、食べた量も多かった。大学生も高齢者も同じ傾向だった。(後略)

中田さんは「他者と食べる"共食"環境を擬似的につくりだし、おいしさの感覚が刺激されているのではいか」と説明しているそうです。

たしかに一人で黙々と食べる食事は味気ないものがありますね。テレビを見ながら食事をするのはどうなのでしょうか?
自分の姿を鏡でみながら食べるとかえって食欲不振になる方もいるのかもしれませんよ。

兎に角一度実験してみましょうかねえ。
そのためにはテーブルの上に置く鏡を買う必要がありますが。