2016年05月03日 アーカイブ

凧揚げ

凧揚げと言えば正月に子ども達が行う遊びの一つです。しかし最近はこの遊びを目にすることが少なくなりました。
それなのに何故今の時期に凧揚げなのか不審に思われるのではないでしょうか?

昨日埼玉県長瀞の宝登山神社で奥宮大祭が行われ、その祭りの中で神楽が奉納されたというニュースに接しました。
そして今日5月3日と5日に埼玉県春日部市で「大凧あげ祭り」が行われそうです。宝登山神社の奥宮大祭と同様な毎年恒例のお祭りなのです。

春日部市のホームページには次のように説明されています。

"◆大凧あげの由来
江戸時代後期、天保12年(1841年)、生国出羽国山本郡水沢邑の西光寺の弟子、浄信という僧が、各地巡礼の折に宝珠花の小流寺(現在の春日部市西宝珠花)に宿泊した時に、その土地の人々を集め養蚕の豊作占いとして凧揚げの話をしました。「繭の値段が上がる」と「凧があがる」の意味を掛けていると言われています。その占いを聞いて人々は、数十個の凧をあげて繭の豊作を占うというようになったと伝えられています。(後略)
◆祭り
江戸川河川敷で、毎年5月の3日と5日に開催されます。この時に揚げる凧は、和紙と竹で3カ月もかけて大凧文化保存会の会員によって作られます。まず大凧を前に、その年に初節句を迎える子どもたちの健康と幸福な成長を願う儀式が行われ、その後、上若(かみわか)と下若(しもわか)それぞれの大凧を揚げます。大凧を揚げるのは百数十人。見物客は約10万人。江戸川河川敷を埋めた人々が見守る中、大凧が空へ舞い揚がります。その姿は勇壮の一言。その隣では、小凧や女凧、企業名入りのコマーシャル凧などが舞い、お祭り気分をさらに盛り上げます。子どもたちの健やかな成長を願い市民一体で開催される祭りです。
◆凧の大きさ
大凧と小凧があり、
凧:縦15メートル、横11メートル、重さ800キログラムそして小凧:縦6メートル、横4メートル、重さ150キログラムです。
今年の凧文字は「元気」と「春日部」だそうです。"

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何時も思うのですが日本全国各地にはいろいろな祭りがあるものですね。