2016年05月15日 アーカイブ

双子織って?

昨日の毎日新聞埼玉版に、埼玉県蕨市の特産品として全国にその名が知られている「双子織」を地域資源として位置づけ、まちぐるみで蕨ブランドの創出に取り組んでいる、という紹介記事が掲載されていました。

悔しいことにオッサンは同じ埼玉県の蕨という地域に「双子織」という特産品があることを知りませんでした。
ものの本によると、

"中山道の二番目の宿場である蕨宿の地場産業の特産品が双子織(二夕子織)です。
江戸時代、この地域では畑の裏作として綿の生産を始めたことにより、着物が作られるようになりました。江戸中期、塚越村(今の蕨市塚越)で高橋家が機屋を始めます。
そして江戸末期、6代目高橋新五郎は、英国製綿糸を入手し「二夕子織」を開発して評判になり、江戸で広く知られるようになりました。
それから幾度も改良を重ね、明治二十年代後半に2本の糸をよって織られたものが「双子織」と呼び名を変え、蕨にとどまらず、隣りの川口市やさいたま市にも織物業が広がりました。(以下省略)"

蕨市が大いに蕨ブランドの創出に取り組んでいるそうで、「 蕨市のホームページ 」にも紹介されていますのでご覧いただければと思います。

次の写真は昨年埼玉県の「彩の国優良ブランド品」に認定された「双子織」の名刺入れです。
meishi

 織り上がった反物は一般的には次のような感じになります。この2種類の折り方だけではないようですが。

futagoori1 futagoori2

ホームページによると、反物から上の財布や下のバッグなどが作られているそうなのです。

ibiza1 tesage2

オッサンが知らないだけで、我が市にも特産品があるのではないかと思います。