2017年07月27日 アーカイブ

ちょっといい話!

日本の航空会社の対応について先日、西日本新聞に次のような記事が掲載されていました。

半世紀以上も連れ添った妻に先立たれた、横浜市の知人男性からこんな話を聞いた。男性は葬儀を終えた後、故郷である佐賀県唐津市の寺に納骨するため、羽田空港から空路、九州へと向かった。
遺骨を機内に持ち込めることは知っていた。でも入れたバッグがかなり大きく、念のため搭乗手続きの際に中身を伝えた。
機内に乗り込み、上の棚にバッグを入れて席に着くと、客室乗務員がやって来てこう言った。「隣の席を空けております。お連れ様はどちらですか?」
搭乗手続きで言ったことが機内に伝わっていたのだ。男性が「ああ、上の棚です」と説明すると、乗務員はバッグごと下ろしてシートベルトを締めてくれた。飛行中には「お連れ様の分です」と飲み物も出してくれたという。
「最後に2人でいい“旅行”ができた」と男性。その表情を見ていたら、こちらも温かい気持ちになった。

何となくホンワカとした気分になりました。

別の航空会社で以前、鹿児島県奄美大島の奄美空港で、格安航空会社(LCC)のバニラ・エアを利用した車いすの障害者の男性が奄美空港に車いすで昇降できる設備がなく、社員らから「歩けない人は乗れない」「自力で上り下りできるならいい」などと迫られたためで、階段式タラップを一段ずつ、腕を使ってはって上って行ったという事例がありました。

この事例に接していただけに、最初の航空会社の対応に余計に温かい気持ちを持たされました。