今日12月7日から新しい季節に入ります。一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「木の葉もすっかり散り終え、本格的に雪が降りだすと、季節は真冬」。2017年は12月7日から12月21日ごろまでを「大雪」といいます。 そして七十二候ではこの間をさらに3つに分けます。
■初候:閉塞成冬(そらさむく、ふゆとなる) -12月7日から11日頃まで。 天地の気が塞がれ、冬がおとづれる頃。空は重い雲に覆われ、生き物はじっと気をひそめています。 |
■次候:熊蟄穴(くま、あなにこもる) -12月12日から16日頃まで。 熊が冬ごもりの時期に入り、穴にこもる頃。しまりすや蛙、こうもりも冬ごもりを始めます。 |
■末候:鮭魚群(しゃけのうお、むらがる) -12月17日から21日頃まで。 鮭が川を遡上する頃。海で育った鮭は、産卵のために自分の生まれた川へ里帰りをします。 |
■野菜1 天王寺かぶ 大阪天王寺付近発祥の大カブで、甘くて滑らか。大きくなると土から浮き出るほど元気です。 |
■野菜2 レンコン ハスの地下茎が肥大した物で、食用に栽培され、主に沼沢地や蓮田などで栽培されます。内部に空洞があり、いくつかの節に分かれています。輪切りにすると穴が多数空いていることから「先を見通す」ことに通じ縁起が良いとされ、正月のおせち料理にも用いられます。 |
■魚1 鱈 淡泊な味わいで鍋に最適。秋田には鱈の白子が主役の「ただみ鍋」という郷土料理もあるそうです。どのような味わいの鍋なのでしょうか。 |
■魚2 カワハギ 寒真冬になると肝が立派に膨らみ、価値が上がるそうです。肝を醤油に溶き、刺身に付けて食べると絶品だそうです。 |
■果物 洋梨 洋梨ナシとはヨーロッパ原産のバラ科ナシ属の木になる果実の総称で、和梨と中国梨の東洋種系梨と並ぶ梨の分類の一つです。 洋ナシは上が細く、お尻が大きい瓶のような形をしています。洋梨はねっとりと甘く、香りも非常に芳醇です。 |
■花 シクラメン 篝火のように見えることから「篝火花」とも呼ばれます。鮮やかな花が冬枯れの季節に彩を添えてくれます。 |
■生きもの ムラサキシジミ 呼成虫で冬を過ごし、翌春に再び活動を開始します。羽を広げると青紫色だが、閉じると枯れ葉色に変わるそうです。 |